k
illiust:Mitsuo Nakamura幕岩の季節は秋から春まで。ちょうど小川山で岩登りができなくなる時期。ほかにもいろいろ なところがあるのだろうが、東京の西側にすむものには手ごろなゲレンデだ。 城が碕はちょと遠いし、車置き場の問題もある。だいいち難しいところがおおい。そんなわけで 、毎年、幕岩へでも、ということになる。 最近、園地化がすすみ、なんと駐車場が有料になったとか。土日には講習会もおおく、おおに ぎわいだ。 開拓者の努力で、上部にもよい岩場があるらしい。と赤本ガイド片手にサイレントバレーへと えんえんと登ってみた。 96年11月23日 昨年、一度ここへきたことがある。なにもかわっていない。10台がいくつかあって、われわれ にはちょうどよい。入り口の『風の谷』で一日過ごす。 ちょと奥に5.6メートルの岩があって、ルートになっている。ウオーミングアップ。『ステンレ ス』5.9,『オズ』5.9. 『風の谷』5.10aは上部でちょと微妙なところあり。『まりや』5.10bは去年あっさりのぼった のに、つまってテンション。よくみたらよいホールドがあった。クライミングはレベルを維持 するだけでもたいへんだ。厳しいスポーツ…。 仲間は登れたり、登れなかったりいろいろ、それぞれ自分の課題に励んでいる。初めてトライ する『岳人列伝』5.11aはオンサイトといいたいが、たしかワン・テンション入った、ような気 がする。 サイレントバレーというだけあって、だれもこの日はこない。 ここまできて小グループとはち合わせしたら、どうしようか。トポにはまだまだ奥に好ルート があると書かれている。 いつか、またこよう。(K)