前の日 丸沼で春スキーもしました
2024年4月15-16日 月火曜日
member 伊藤フミヒロ記
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飯野文江さん撮影の一枚。秋畑那須地区、天空の村 |
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ユーチュブの動画。奥の峰が稲含山、たいそう立派な姿です |
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稲含山頂。遠くは雲とカスミで見えません。 山頂は下仁田の領域です、みたいな標識ありますがなんでしょう? |
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丸沼スキー場トップ2000mから武尊山 |
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沼田城跡から見ました。見事な子持山 |
2024年4月15日 月曜日
朝早くでて関越道、沼田ICから片品道で丸沼高原スキー場へ。
好天で夏日のよう。Tシャツで滑っている人もいました。8割以上がスノーボードです。
ぐしゃぐしゃの雪質ですが面白く滑れます。
大人1日券が5500円、シニアが4900円で安くありませんがモトはとれました。山以外でいまどき滑れるところは少ないのです。谷川岳天神平に比べればまともな方でしょう。星野にかわった天神平は評判が悪いようですね。
10時ころから1時過ぎまで、ロープウエーを4本、リフトを6本。ダウンヒルコースを滑って途中でリフト2本を登り返して滑るとちょうどいい感じです。
標高2000mのゴンドラ山頂からは日本百名山がいくつも見えました。
サクラ満開の沼田城址に初めてよってみました。昔のお城はなく公園です。崖城だったようで利根川の先に谷川岳がよく見えました。
渋川から県道に入って安中経由甘楽へ。旧小幡城の町で風情があります。甘楽道の駅は空いていました。あまり観光の人がこないところらしい。穴場です。
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今回のドライブは450km。渋川ー安中県道はいい雰囲気でした
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2024年4月16日 火曜日
甘楽道の駅(標高230m)を7時半に出ました。雄川に沿った地方道を遡ります。秋畑に入ると正面に鯉のぼりの連なりが見えました。
小さな公園駐車場から写真を撮りました。
ここからも稲含山への登山道もあるようですが、細い車道が雄川左岸急斜面を登っていくようです。これを辿ります。
ヘアピンを繰り返しながら高度をあげます。このあたりの上が秋畑の那須地区で、段々畑とところどころに民家があり眼の前の谷に鯉のぼりが連なっているというかんじです。春の花が咲いて桃源郷のよう。
(にほんの里100選に 秋畑那須は選ばれている)
家がなくなりさらに林道をくねくね行きます。対向車があるとイヤなところです。稲含登山の核心はこの道の往復かもしれません。
標高1000mの神の池園地が登山口で新しい稲含神社のあるところです。20台くらい駐められそうです。ここまで舗装道です。
8時半に歩き始めました。けっこう急な山道が続きます。ところどころに鳥居や案内板があります。送電線の先で下仁田側からの登山道といっしょになります。まだ新緑や名物のアカヤシオには早く、さみしい山道です。
10時前に下仁田側の稲含神社につきました。立派な造りで神楽の舞台もあります。登頂ノートがあって休日は人が入っているようです。今日はだれもいません。
山頂は100mほど先であっさり到着(標高1370m)。ブッシュもなく全方向が見えます。があいにく雲が多く遠望はききません。浅間山や鹿岳、荒船山などが見えました。気温は12度くらいですが日があたり暖かいです。
だれも登ってこないので30分ほどのんびりして下山しました。下りは分岐から秋畑の稲含神社側へ下りました。こちらの神社はあまり手入れされていないようで朽ち始めていました。
11時半にクルマに戻り終了です。林道を下仁田に下ることもできますが道が悪いらしいので来た道を帰りました。
甘楽の小幡にもどり国道254号で東松山ICまで、関越道は空いていました。
稲含神社と秋畑
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稲含山頂から見下ろす秋畑那須。斜面に民家と耕地があるよう |
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山頂直下の下仁田側の稲含神社。風に飛ばされないのが不思議です |
・稲含山(いねふくみやま) と神社
下仁田や甘楽では地元の学校校歌にも歌われていて日々仰ぎみるシンボルのような山だという。下仁田や甘楽、富岡あたりから見上げる稲含山は雄々しく立派です。
稲含山は稲含神社に由来する山名です。ほかではあまり聞かない珍しい名前のよう。稲含神社の祭神は稲含みの神で、日本に米作りを広めた女神らしい。ひそかに稲の種を口に含んで渡来したとか。現地の案内にそんなことが書かれていました。
稲含山には下仁田栗山側と甘楽秋畑側に神社があって、それぞれ神事も行われているらしい、けれど両神社は争いもあったとかで仲がわるいとか。
秋畑の神社はそのうち崩れそうな様子でしたが、神の池の登山口には立派な新しい神社が建てられていました。車が入れるところまで下ろしたのでしょう。
以下は参考。ネットのわかりやすい解説(山猫さん)です。
しかしこんな都からも海からも遠い西上州の山の中に神様がやってきたのはなんでだろう、疑問は残ります。
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この神社は530年ころの創建で、祭神は豊稲田姫とのこと。豊稲田姫は印度から渡ってきて日本に養蚕、稲作を広めたのだそうですが、その際、稲を持ち込むのに苦労し、どこに隠しても見つかってしまうので、口に含んで持ち込んだのだそうです。それで「稲含」。
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・秋畑の那須地区
秋畑は稲含山の登山口です。小幡城下(甘楽)を流れる雄川の最源流にある集落で、関東山地でいえば、奥多摩の日原や秩父の栃本に似た地形と雰囲気を持っています。天空の村です。
鯉のぼりの里として知られているようですが、この記事の最初に載せた写真でもかなり有名だそうです。泣かせる写真です。そんな写真はなかなかありません。
甘楽の飯野文江さんが撮影して全国コンテストで優勝?したもので、この一枚で写真家として一躍知られるようになったそう。
秋畑那須の段々畑と谷と山を背景にしています。高度感がすごいですね。15年くらい前の撮影で、おばあさんとお孫さんらしいです。おばあさんはなくなったようですが、孫ふたりは元気で妹さんの方のブログにこの写真がのこと書かれていました。ネットにはこの集落を訪れた人の記事もいくつかありました。
飯野文江さんは健在で秋畑や甘楽の写真集をいくつか出しています。
書名 すばらしき山の家族 飯野文江写真集
朝日新聞2021年秋畑の記事写真
https://www.asahi.com/articles/ASP6H7419P50UHNB006.html?iref=pc_photo_gallery_bottom
にほんの里百選
http://www.sato100.com/?page_id=414
以下パノラグラム作品
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稲含山頂 |
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上 秋畑の那須地区の鯉のぼり 下 丸沼高原スキー場トップ標高2000m |
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沼田城跡の春 |