HISTORY & STORY

4.15.1993

平標山から仙の倉、シッケイ沢

SKIING TAIRAPYO-YAMA & SENNOKURA-YAMA

平標山から仙の倉、シッケイ沢


近場だけれど結構なスケール
 
sikkei-sawa
 
1993-4-15
メンバー 溝部、糸尾、羽根田

元橋発800。ヤカイ沢をつめ、右手の小尾根にとりつく。ジグザグにのぼり、やがて平標山
直下にとびだす。1200頂上。

頂上からは結構遠くに見える仙の倉までトラバース。雪が固くて結構滑りもむずかしい。
先輩ふたりはすいすいと先をいく。

これがわたしにとって、初めての本格的ツアーとなるのだが、出発まえのI氏の言葉がい
まだにわすれられない。
「なーに、大したことないよ、初心者コースだから。楽勝、楽勝」

で、実際はどうだったかというと、悲惨の一言に尽きる。シールをつけたジグザグ登高で
は、急斜面でキックターンに失敗して危うく転げ落ちるところだった。
仙の倉の山頂からの大滑降は1300時開始。地獄だった。急で雪が悪く、高度感があり、ゲレン
デでマスターしたはずの私のテレマークテクニックはまったく通用しない。

なんとかシッケイ沢をくだりおわるころには、日がくれ、先輩ふたりはわたしを
おいて、どんどんいってしまう。仙の倉谷の出合まででて、つり橋を対岸にわたる。、林道
をいくが、先輩のすがたはない。
貯水そうのあたりからは歩きになって、長い林道歩きになく。1800時、真っ暗になるころ
、ようやく前夜おいた車と憎くき先輩がまつ終点についた。
まいった。オフゲレンデのスキーは難しいね。