HISTORY & STORY

5.01.1995

月山と湯殿山、至仏山

月山と湯殿山、至仏山
春山はボードのほうがお気楽でよいか
 
GASSAN
 
1995-5
 春山スキーはたのしい。があのザラメ雪をざーっ、ざーっと滑り降りる感覚はアキがくる。パウダー
のような良質な滑走感がザラメにはない、といったらぜいたくだろうか。
 そんなわけで、毎年5月中旬恒例の月山キャンプにはボードでいくことにした。ほかに光さんなども
 ボード持参だ。

月山
 喧騒の月山スキー場をさっさとはなれ、ボードを背にツボ足でぐんぐんのぼる。シールつきのテレマ
ークにおくれはとらない。頂上から行人小屋方面にしばらく下り、四ツ谷の壁の上にでる。いきなりが
んがんくだる。一部ノドのようにくびれたところがあるが、横滑りでくだる。クレバスもあるからよく
見ないといけない。スキー場までの長いトラバースに耐え、駐車場へすべりこむ。

湯殿山
 翌日。志津のキャンプ場1000発。再びリフトでのぼり、姥ガ岳山頂までひと足。頂上から裏側へ大き
くまわりこみ、湯殿山へのコルまで滑り込む。ボードを背負って湯殿山山頂まで小一時間。天気がよい
のでゆっくり休んでから、いっきに真南斜面をくだる。幅広の急な一枚バーン。あっというまに滑って
、おしまい。未熟がゆえの転倒あり。昨日の月山の四ツ谷の壁よりも急だ。
 志津までのだらだら下りはボードには苦痛。はずしたり、つけたり、はずしたり、と大汗かいてBC
 着。

至仏山
1995-4
 ボード向きの山というのがあるのなら、それは、ボード背にいっきにのぼって、いっきに麓まで下れ
る山だろう。のぼり下りが多い起伏のある山ではなく、富士山のように絵に描いたような山がよい。で
、至仏山。
鳩待峠までの道があいた直後。0900峠からぐんぐん登る。ツボ足でいけるこの時期は山ボードには最適
だ。途中、時間調整のため、少し滑ったりしながら、1200頂上着。天気がよいからスキーヤーがいっぱ
いいる。知り合いのテレマーカーも何人か。ワル沢を少しすべり、また登りかえし、ムジナ沢側へでて
山の鼻へくだる。雪がきれているところはなかった。

 鳩待峠に戻る道でワル沢を滑ってきたという二人のボーダーにあった。どうやって川の渡ったのだろ
か。

1997-5-5  久保田賢次(DCCC)
2月に一度ゲレンデにいったきりごぶさたしていたスノーボード。
このままシーズンを終わるのもしのびなく、5月5日の子どもの日に、自分の子どもたちはほった
らかしにして至仏山へ山ボードにでかけました。

今年は積雪も少な目と聞いていたので、もうあまり楽しめないかなと思いましたが、案の定、多
くの人がめざすムジナ沢は雪も少なく山頂付近からの滑降は無理、下部も植物への影響が心配され
るので、ムジナ沢はやめにして鳩待峠方向へとダイレクトに降りるワル沢を滑りました。滑り出し
はガスに包まれていたのでやや不安でしたが、ブッシュもほとんど気にならず快適に滑れました。
沢型がはっきりしてくる下部は流水もでてきたので歩きに変えましたが、なかなか満足の行く山
ボードでした。