HISTORY & STORY

3.20.1999

火打山から澄川くだり

火打山から澄川下り
1999-3-20.21

澄川くだり
 
member 渡辺賢二、汽車

3-20
モルゲダール風見鶏で朝飯をいただき杉の原スキー場の駐車場へ。
杉野沢第三高速リフト1000始発にのり1030三田原山目指してあるきだす。ナベちゃんの旧知の山スキ
ーヤー7人組とほかに数人が三々五々登りだす。
高曇りの寒い日。前日の大雨が全山を氷化させている。そのバーンの上に新しい雪が吹きだまったり
している。スキーでジグザグにがんばる人が多いが、アイゼンを使っていっきに三田原山へ。
北風の強風に向かって稜線をトラバース。三田原頂上から左手の森のなかへ滑り込む。そこそこのパ
ウダーがあった。下りすぎないうちに右に大きくトラバースして黒沢池へ。高谷池に向かってもう一
度登り1500ヒュッテ着。この日の冬季小屋利用者は15人くらい。快適な一夜をすごす。
3-21
天気予報によると夕方から明日にかけて、日本海を大きな低気圧が通過するとかで山は大荒れにあれ
るとのこと。2泊の予定ではあったが、長居無用と澄川を抜けて下山するプランにきめて、800に火打
山へと向かう。途中でまたアイゼンにはきかえ稜線に達する。昨日と風向きは大きくかわり、きょう
は南風の強風。
コルからいっきに澄川へと滑り込む。
昨年もヒュッテで合って、笹倉温泉へ下ったゼフィルスのなんとかさんが火打の頂上から澄川は急斜
面を降りようとしているのがみえる。山スキーの中年7人組みもわれわれのあとから滑りこんできた
。
前々日の雨で氷化したのはこの山域すべてだったらしい。その雨で起きたブロック雪崩がいたるとこ
ろで凄まじい状態をみせている。恐る恐る様子をみながら、しかも猛スピードで下る。
なんとかさんのトレイルが先行しているのでそれに従ってどんどん下る。発電所の手前500メート
ルくらいのところで右手の尾根状台地に登り返し、急な斜面を発電所へと滑り込む。
つり橋をおっかなびっくり渡り、再びシールをつけて向かいの尾根につけられた林道に登りかえし、
そのあとシールをはがして長い長い林道滑り。中郷村着1430分。山はかすみ雨が振り出していた。風
はおさまる気配なし。タクシーで杉野原に戻り車をピックアップ、かんぽの湯にはいりモルゲダール
にちょっと顔をだして、(西原笠原コンビがいた)帰京。
中央道は雪のため渋滞で夜中過ぎに帰宅。