HISTORY & STORY

2.17.2001

鉄砲木頭山から浅間山へ

鉄砲木頭山から浅間山へ
シークレットポイント2つ
 
teppokiatama and asama
メンバ;なべ、キシャ
2月17日
前夜、山小屋にやってきたなべちゃん。遅くまで飲んだ鬼殺しのせいか頭が痛い
といっている。朝飯を食べながらプランを考える。名案はなかったが浅間山に滑
りに行こうという話に。すると今日は移動だけになるので、近所の山へいってみ
ようということに。今年は雪が多く、正月からこのあたりでのべ180センチ降
っている。
小屋前は1メートルほど積もっていて、昨日は屋根の雪下ろしをしたり、駐車ス
ペースを除雪するのに1日かかってしまった。庭先の車は屋根が辛うじてみえる
だけ。ニセコのようだ。近所の山もニセコ状態なのである。
鉄砲木頭山に登る。アプローチでてこずったが、山中湖畔をドライブしていれば、
ここはぜひスキーで滑ってみたいと思わせる真っ白なきれいな円錐形の山。ガイ
ドブック片手にいったのだが、高指山、とか三国山とか、目指す山の名前が実は
分からなかった。頂上で判明したのであった。
登りは小1時間、下りはあっという間。とはいえシュプールやボーダーが制作し
たと思われるジャンプ台などもあり、ローカルなシークレットポイントなのであ
る。
なんといっても、山中湖を眼下に霊峰富士を見上げるロケーションは圧巻。ハイ
カーの間では有名な山なのだ。富士山をバックに滑降するシーンを何枚もとっ
て、これはいい、と意気揚々と引き上げる。降雪直後ならパウダーが楽しめるだ
ろう。
富士吉田のなべちゃんの実家の三吉屋に寄って車を1台にして近所で名物のうど
んを食し、一路軽井沢方面へと向かう。小諸で超バブリーな、あぐりの湯500
円に入り、国道ぞいの四川料理きょうかでたらふく頂いたたあと、峰の茶屋へ。
ばたばたとゴアテントを張って、酒を飲む間もなく睡魔に襲われ倒れこむ。就寝
11時前。
2月18日
起床7時。8時に出発。天気はよい。浅間は景気良く噴煙をふきあげている。ほ
かに中年登山者数名。スキーヤーはいない。トップ引きでがんがん登って、数年
前吹雪で敗退した地点を軽くクリアし前掛け山に到達する。急に風がつよくな
り、刺激臭が強くなり、二人とも咳き込むこと甚だし。本日はここまでと、シー
ルをはずし、北東に広がる大斜面に飛び込む。1130。富士山にも負けない大
スロープ。雪は固くスキーが沈むことなし。ひろゆきさんがその昔言っていた大
沢にトラバースすると、ま平らな大斜面がさらに続く。これはいいねと、がんが
んと行く。登りの尾根はシュカブラと露出した地面とで下りはどうなることかと
思ったのがウソのよう。これでパウダーだったらニセコにも負けないね、となべ
ちゃんがいう。調子に乗って滑りすぎ、トラバース地点を通り過ぎ登りかえす一
幕もあり。それでも100には車に戻った。おだやかな1日で汗ばむほどだっ
た。そういえば、前掛け山あたりからは富士山が見えた。佐久の要次郎でそばを
食べ、富士吉田には5時帰着。