HISTORY & STORY

5.13.2002

北穂高岳

北穂高岳
 
5/12
幕岩へ。出身大学山岳部の新人歓迎。
あいにく前夜からの雨で、岩場はぬれていました。
幕山頂上へハイキング。初めて。
メンバー:金森、柏、他3人
5/13~15
涸沢BC
北穂東稜を登る予定が、柏の坐骨神経痛悪化により北穂沢よりピストンに変更。
通いなれた道だったが、インゼル左側(下から見て)を登っている最中、南稜側か
らの落石をくらう。右太もも軽い打撲。
天気晴れ。
帰り、横尾の主人に中又白を教えてもらう。滝に磨かれた5級のスラブ、残置な
し、とのこと。いつか登ってみたい。
メンバー:金森、柏


柏澄子です。登山ではなく、山滞在をしてきました。
22日から北穂高岳におりました。29日に北穂沢から下山しました。

北穂高岳山頂直下にある北穂高小屋の小屋明け作業を手伝うという目的です。昨年
に続き2度目(取材中)。
21日悪天候につき、3人の先発メンバーだけ北穂沢ゴルジュ付近にヘリで降り立
ち、歩いて入山。
私を含む後発隊は、22日に山頂へヘリ入山しました。2度目ですが、これが少し緊
張します。北穂付近は滝谷からの吹き上げと北穂沢への吹き降ろしや巻上げの風が
突発的に吹いてくるのです。今回は、南稜を越えたあたりでヘリが大きく揺れ、頂
上では雪面1m弱の位置にホバリングしました。

それから、くる日もくる日も手作業で雪を堀り続け、まかない食を作り、
小屋を掃除していました。

29日に北穂沢を降りてきました。12時ごろ下降したため、ぐしょぐしょの雪。アイ
ゼンはつけずに降りてきたのですが、隣を降りていた兄ちゃんが、アイゼンにだん
ご雪がつくためかなんだか、5度も滑落して、
こちらの気分もめいってしまいました。無事で何よりでした。
雪のついた北穂沢は昨年より何度も下っていますが、斜度がきつく、事故も多いです。
滑落は怖いです。

スキーを持っていきたかったのですが、ひとりで滑るのも少し心配で諦めました。
小屋の人の話では、北穂沢よりも、南稜の右手側(上から見て)の斜面の方が、広
いし、登山者のトレースもなく気持ちがよいとのこと。

北穂池付近を滑っている(トラバースしている)謎のシュプールもありました。
他は、ほとんどが涸沢からの往復組。1パーティ、北尾根~吊尾根~奥穂~北穂~
涸沢という元気モノがいました。