HISTORY & STORY

8.05.2003

ペテガリ岳、赤岩青巌峡


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はるかなりペテガリ 天国列車 ぶったまげ岩全景
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昨夜、北海道から戻りました。
事故もなく、全員(チミ、長女、あっし)元気です。

・8/5に中部日高山脈・ペテガリ岳1766mに登りました。計画通り。
・8/7に占冠・赤岩青巌峡でクライミングしました。計画通り。
・8/8芦別岳登山は天候悪化のため中止しました。(変更はけんじさんに送信済み)

******<<以下詳細>>*******

ちょっと長いので、興味のない方には申し訳ない、closeしてください。

●ペテガリ岳

日高では概ね沢を使って主脈上に出るが、
ペテガリ近辺では、沢が悪相で、例外的に尾根通しにルートが取られている。
また、日高の主脈に通じる登山道は僕の知る限り2つしかない。
1つは盟主・幌尻岳に新冠から辿るもの、もう一つが、今回僕らが使ったペテガリの西尾根だ。
西尾根は1970年代に静内町が開いたルートで、こけら落しに今西さんが、チミの恩師・アパッチと登っている。

今西さんは当時すでに80才だったと聞いて、もうびっくり、つうか、なんつうか・・・、う~~ん、ス・ゲエ。

チミと僕は1980年に、キンタ、それに死んでしまったミケと4人でペテガリより北の日高を1週間縦走した。
そのとき、背後に見えていた美しい山容のペテガリにいつか行こうと話し合ったもの。

昨年暮れ、20年に渡った日高横断道の建設が撤回された。もはや時代にマッチしない計画なんだろな。
でもねばり強く続けた反対運動は見事だったと思う。
そんなことで、経緯的にすっきりと取り付けるタイミングがなかなかなかったんだよ。
この夏はチャンスだな、って思ったんだ。

①ペテガリ山荘(取付き)まで

・8/4(晴れ)、
・車16:00~ペテガリ山荘18:15

静内の国道から”日高横断道”を車で60k(ダートが30k強ある)走って、
通行止めになっているゲートまで。
ここから9k歩いてペテガリ山荘。立派。
責任者に連絡が取れずに、僕らはテントを背負っていったが、一人500円で使って良いとビラが貼ってあったので、
ころがりこむ。超快適。

②西尾根~山頂往復→車まで

・8/5、晴れたり曇ったり、時々雨
・ペテガリ山荘5:05→山頂10:20~10:45→ペテガリ山荘15:05~16:00→車18:20

西尾根は、地図上で取付き~山頂まで9kもある長大な尾根なんだ。
樹間からちらほら端正な容姿のペテガリ頂稜が見えるが、とても日帰りできるようには見えない。
なにしろ、遠いんだよねえ。
標高差は、400から1766だから1350しかないんだが、1000~1300の間で、
100m以上のアップダウンが3回、100未満が数回あるんだ。
だから、実際には2000以上の標高差を登って降りる勘定になるんだよねえ。
しかも水平距離が往復で18k、車まで入れると27kにもなる。

※車~山荘間の道路は、補修工事で、日曜以外は登山者も通行禁止になっている。
車からすぐの部分が大崩壊してるんだよ。ここの通過はマジで怖い。
僕らは確信犯で、この情報は知っていたんだけど、現場での判断は違うだろうという読みで、これが当たった!
現場監督さんが、通してくれたが、できれば、PM5:00から翌朝8:00の間に通ってくれとお願いされたんだよね。
ペテガリから下ってきてへばっていたんだけど、逆に翌朝は起きられないかもしれないので、暗くなってもいっちゃうことにしたんだ。

●8/7、赤岩青巌峡

レンガ色の印象的な岩塔が、林道沿いに点在。
カチカチのチャートで5本+?登っただけだけど、指先がチリチリ、ボロボロになったよ。
でも面白いよ、ぜってえ。
ハイキングの疲れがあったので、アミノバイタル飲みまくり~。

・ぶったまげ岩・ニンジン5.9★、OS
・同上・人気ルートだぜ10a★、OS
・橋の岩・僕を見て10c★★、2テン
・同上・僕を見てJr.10a、敗退(???なんか変?)
・酋長岩・ジェロニモ11a★★★、2テン
・えらいこっちゃ岩・天国列車12b★★★、2本目まで
       見た目は12あるようにみえないんだよねえ、んでもって ガハハ、冗談で取付いたんだが。
       でもやっぱ、苦手の縦アマが・・・。