3月10・11・12日(木・金) 天候:晴天・心地よい気温・午後は風が強いの注意 チュウさん、メイといっしょにラスベガスのレッドロックスへ行って来ました。今回 のメインは、Prince of Darkness 6p(5.10+) アメリカでは多分珍しいスポーツ なマルチピッチルートです。 長さ800ft(約266mなのに6ピッチ)の5つ星ルート! 10日、LAXでチュウさんと合流後、REIアーケディアストアに寄ってから、レッド ロックスへ直行。 レッドロックス公園内でサーカスサーカスホテル(2ベッド2泊 100ドル税込み)を電話予約し、日暮れ間際にGalleryという岩場でそれぞれ1本づつ 登る。 Buck’s Muscle World (5.9) OS イシデラ Gelatin Pooch (5.10a) OS Chu 老人C氏も私も遠めに見る岩場を、最初は「ねてる」だとか「なんか、ボルダーだ ね」などと暴言を連発していましたが、アプローチから真近で見ると、その岩の大き さと質に驚かせれます。 ギャラリーは、駐車場から奥左に小さく見える岩場です が、その近いはずの岩場にもなかなか辿りつけませんでした。 11日に登る予定だった、「Prince of Darkness」は、寝坊とルート下見で半日が流 れ、予定変更となり、レッドロックスのDogwallでクライミング。 グレードが全米一 甘いとかいう噂を、鵜呑みにしていたので、いろいろ期待していたのですが、どの ルートもグレード通りという感じ。 Cat Walk (5.10a) OS Chu, Fイシデラ It’s A Bitch (5.10b) Pump First Pay Later (5.10b) Buck’s Muscle World (5.9) F Chu Gelatin Pooch (5.10a) Fイシデラ 12日は、メインイベントのPrince of darknessは、以下がスケジュール。 *チュ ウさん、時間の確認お願いします。 12日のスケジュ-ル ホテル発(5:30)―駐車場(6:50)-取りつき(7:50)―登攀開始(8:10)―登攀 終了(11: 50)―下降開始(12:00)―取り付き(13:00)―駐車場(14:00) アプローチ トポ読解能力の問題かもしれませんが、結構苦労しました。 まず、ラスベガスから 岩場まで25マイルもあり、そこから舗装されていない道を10分くらい走ります。 こ れは、前日に下見しておいて良かった。 辺鄙な所にありますが、人気ルートなの で、平日でも10台以上の車が止まっているのが目印。 それと、Black Velvet Canyonへ行く時はBlue Diamond Blvdを使用すること、それ以外の道は渋滞が多いで す。 駐車場から岩場までキツメのアプローチで、45分はかかるのでその時間にも注 意。 歩き易いトレールが最初の15分はついていますが、その後はとにかく沢を詰め る。 沢沿いは、美しいボルダーが沢山あり、巨大な垂壁が真上に見えた時点で、 5・2くらいのクライミングで取り付きまで直登。(帰りはラペル) 取り付きは、 すっきりした美しい壁なので分かり易い。 Prince of Darkness(Red Rocks Black Velvet Canyon) 1P目(110Ft 5.7)イシデラ 快適なクラック(Dream of Wild Turkeyの1P)を登る。 ロ-カルのクライミング ショップ店員の話では、小さめのエイリアン4本くらいあれば良いと言う話でした が、それプラス、キャメロットワンセットあった方が精神健康上良い。 2P目 (140Ft 5.10+) チュウさん 黒く塗られたボルトが間隔よく打たれている。 最初のCrux。 とにかくコンスタン トに10台のムーブが続く。 ルートが非常に長い上に息が抜けないという感じ。 リードしたチュウさんは、お見事。 途中にシンクラックあり、エイリンアンが必 要。 全体を通して、ハイステップ&カチ好きにはたまらないルート。 3P目(150Ft 5.10+)イシデラ 2Pより易しい。 同じようなフェースを登り、クラックが約7mくらい登場。 こ こでフォールして、フレンズを1本落とす。 アドレナリン爆発。 勢いと力で、終 了点に着く。 高さ、墜落のパニックと重なり、終了点を作るのに時間をかけた。 ということで、今回は、残念ながら3Pで降りました。 サンディエゴへ帰るため、 時間がなかったというのも事実ですが、私の練習不足ということにつきます。 それ と甘めのグレードという噂に惑わされて、実力以上のルートに取り付いたからかもし れません。 チュウさんには、ご迷惑をかけて申し訳なく思いました。 ただ、ルー トは5つ星の名に相応しく、素晴らしいルートで是非、皆さん(特に森師匠好みの ルートでは?)に登って頂きたい。 10+あるかどうか最終ピッチまで行かないと分 かりませんが、ピッチの長さを考慮すると10Cはあっても良いかもというのが、自分 の感想でした。 そして、この巨大な壁には、これ以外にも3つ星以上のルートが沢 山あり、終了点やボルト(決して打ち過ぎとは思えない)が分かり易くしっかり打っ てあるので、大変取り付く易いと感じました。 レッドロックスは日本人にメジャー ですが、このエリアが人気になる前にARCで是非登っておきましょう。 ラスベガス 昨今のべガスは、ギャンブルなしで、家族連れで楽しめるレジャーランド。 チュウ さんとクライミングしている間、メイはホテルめぐりとショッピングを一人で楽しん でいました。 ダウンタウンはシャトルが走っていて、車がなくても大丈夫。 ま た、ブッフェと言えば、ラスベガス。 質の良いバイキングが7ドル~20ドルの間で 食べられます。 自分達はチープに8ドル以下のバイキングに行きましたが、意外と 質は高い。 宿も週末とコンベンションの時期を除けば全米でも格安の域。 ギャン ブルしないと非常に安上がりな旅になります。 抱負 秋にチュウさん達とリベンジ予定です。 自分はサーフィンとクライミングの両立が 鍵かも。 持久力、マルチのシステム、高さに慣れることが課題。 目指せオ-ルラ ウンドクライマ-!(と3年前の海金剛時にも書いたか…)。 石寺記
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