HISTORY & STORY

4.21.2004

十一面岩ベルジュエール 晴介訃報

ビッグウォールの練習に、ミズガキ十一面岩へ行ってきました。ベルジュエールです。ものすごくいいルートですね。力をつけて、また登りたいで
す。文博さんや森さんたちが取材したコピーももって行きました。ちゅうさんからもらったフィックスロープもたくさん使いました。
ジャックに薦められた5.10のエスカランテは最高です。履いているのを忘れてしまいそうでありながら、かなりの効き目です。アブミも下降も快
適。ビッグウォール、アルパイン向きです。


メンバー
柏スミコ、タエコ、ヤスシ

BC
植樹祭記念公園パーキング

4月21日
タエコさんと私は20キロ未満ぐらいのギアを背負い、ヤスシさんはソロ用に25キロ近いギアを背負って、末端壁へ。ゆっくり歩いて1時間ちょっ
と。
10時半ごろから登攀開始。
リードは練習もかねて、人工多用(というか、人工でないと登れないところが私にはたくさんあった。ド人工)。
フォローはユマーリング中心。荷揚げとフィックスも行なう。
1p(タエコ) 後半のボルトラダーは、リングボルトのねじが見えているような感じ。
2p(スミコ) 左上するクラック。
3p(タエコ) 
4p(スミコ) ハンドクラックの下のスラブは、2本ぐらいラインが取れそうだったけれど、右のクラックが浅い上に掃除が必要。左のランナウ
トしたRCCを頼りにフリーで。ハンドは、まっすぐなので、あまり苦労せずに(私としては)、カムも決まり、アブミも架け替えられた。同じサイ
ズが続くので、カムを回収しながら登ることに。
4p目登り終えて15時。フィックスして下降。

4月22日
ほとんど空身なので、40分ぐらいで取り付きへ。
6時ごろ登攀開始。
1~4p・・・ユマーリング
5p(タエコ) 核心の大フレークはタエコさん
6p(スミコ→タエコ) チムニーがどうしても登れず、タエコさんに代わってもらった。情けない。今度オフィズス合宿をやることになった。
7p(スミコ) ブッシュを行く
8p(タエコ) ダブルクラック~チムニー、またタエコさんにお願いする。
9p(スミコ) 左上するクラック。カムの効きも悪く、結構手ごわい。2箇所でエイリアン(最小)が抜けそうになる。慌てて、下のカムにセル
フを取る。効き目を見て確認するときに、エイリアンは小さいので、おろそかになっていたのかも。直上後、左にトラバース気味になる入り口でフ
レンズ0.75が外れてフォール。タエコさんに止めてもらう。入れた場所もサイズも悪かった。すぐに登り返して、1番に変更。テスティングも甘
かったのかもしれない。その先のかぶり気味の出口で使ったナッツも、多方向でテスティングして、アブミにも乗れたのですが、私が越えたあとす
ぐに外れていたらしい。後半のやさしいクラックとスラブはフリー。
10p(タエコ) ボルダー群
11p(タエコ) クラックからスラブ。タエコさんがフリーでいく。フォローの私もフリーのはずが、アブミを出す。
ピークはやっぱり気持ちがいい。15時ごろ終了。10p終了点まで懸垂下降後、本峰とのコルへ移動し、その後、3箇所で懸垂しながら、ルンゼを下
降。

4月23日
休養日
疲労と筋肉痛で夜は眠れないほど。朝起き上がれなかった。朝食後、ミー夫妻とキー夫妻、
トーマスが訪ねてくる。雑談後、風呂へ。からだが楽に
なる。その後、メシ、買出し。電波が届くエリアへ。入れるつもりのなかったケータイの
スイッチが入ってしまい、森さんと金森からの連絡を受け
る。晴ちゃんの報を知り、すぐに帰宅。