HISTORY & STORY

9.23.2004

ちゅうみちのくクライミング

ちゅうです。
9/23~26日までを連休にした。
登山アラカルトです。

●9/23日。
本日もまたどんより~。かなり怪しいが有笠へ。
しかしやっぱ、中之条からぽつぽつきたよ。
半信半疑、森山さんたちが開拓したちっぽけ岩へ。
名前とはウラハラの立派な岩塔にびっくり。
被ってるからだいじょぶだべ。
とは思うんだが、やっぱり、カラカラのときにオンサイト狙いたいよねえ~。
有名なTCE(11C)は見た目、おいしそう~だし。
しばし逡巡の後、
山栗をわんさか拾って、WallStreetで時間つぶし。夕方、一路山形へ。

●9/24日、25日。
予報は雨70%だったが、曇り時々晴れ。やったね。
ふだんの行いのせいに間違いないよね。むひひ。(なんかブーブー云う声が・・・)
朝日鉱泉8:10~御影森山~平岩山~大朝日岳14:40、避難小屋泊。
25日。雨。避難小屋7:30~小朝日岳~鳥原小屋~朝日鉱泉12:30
朝日鉱泉を起点に馬蹄状ラウンド完成。結構ロングルートで良いトレーニングになった。
チミの云った通り紅葉にはまだ早かったが、山麓のうっそうとした東北らしいぶなの原生林と、2000mに満たない山々とは思えない壮大な景観
に感動した。

●26日。
山形・山寺、初見参。
アプローチに迷う。わかってみると単純なんだけど、トポの”黒岩”に戸惑う。
結果、山寺の岩場とは黒岩のことと納得。
黒岩なら登山道にちゃんと標識があって、間違いようがない。
トポでは黒岩の傍を上がるように表記されていて混乱した。
実際には、黒岩を目指せばいい。詰めでしっかりした登山道から横に2,3分、
迷うことのない踏み跡をたどるだけの明瞭なアプローチだった。

カベはカチカチの安山岩でスケールも十分。
時間がなくて3本しか登らなかったがどれも高品質だし、マニアックなグレードを心配していたんだけど杞憂だった。
天気は微妙でくもり、ときどきポツリ、といった状態だったが、
(最近どういうわけかこればっか)
カベは概ね被っていて、ポツリぐらいなら登れる。

以下、成績。

・奥の細道10a★★、B12(mimi、OSm、ちゅうFL)当初5.8だったとか~、10aで賛成。
コケの間を縫って弱点を探るルートで最上部のハンドクラック(これが奥の細道か)が核心。ジャムはバッチリだが、
足を決めにくく侮れない。見
栄えはぱっとしないが、充実ルートだ。

・セーフティ、10a、B9(mimi、OSm、ちゅうFL)辛めだと思うがおもしろい。★があっていいと思った。
ガバに見えるホールドは向きが悪く
て苦労する。中間の寝た部分もスタンスがなくて怖い。最後のコーナーも気が抜けないし、全体を通してそれなりに
ストレニだ。

・ワンダーランド10c★、B11(ちゅう2テン、mimiFL)
初見ではジムナスティックな前傾の下部だけで11aくらいある気がする。
1本目クリップのあと真上のフィンガクラックを狙ったが失敗。
このラインはクッキーのバターフィンガーレベル(11c?)って感じ。
ここでテン入れてしまった。正しいラインは右のフレーク。
ここはリーチがいるんだけど、あとでtryしたmimiちゃんは足技でジワリ高度を上げてこれを取った。
うまい。彼女の11突入はもう単に時間の問題って感じだ。
中間の小ハングを越えると(ここも難しい)、あとは小さなカチを拾う快適なフェースを終了点へ。

ぼちぼちイレブンでもってノリだけど、じつはこの3本でもう4時。
急いで立石寺を参拝。
”・・岩に染み入る蝉の声~”なんての見っけ。
なかなかみちのくなクライミングだったなあ、っくしょうめえ~!

以上