HISTORY & STORY

4.06.2007

裏磐梯スキー

 裏磐梯スキー

カテゴリ:2007の記録
4月6日 夕方、PG伊藤さん、ムービーの高城さんと東北道を北上。
磐梯猪苗代ICを下りても、道脇にはまるっきり雪が見えず、山にどれくらい雪があるのか不安になりつつ、裏磐梯へと向かう。
標高を上げるにしたがい少しずつ雪が現れるが、その量は少ない。22時過ぎに、ペンション「ポローニア」に到着。

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4月7日 「裏磐梯テレマークスキー塾」の桐沢さんのツアーに参加(総勢12人)。
9時にグランデコスキー場を出発し、シール登行で簗部山手前のピーク「ボス大巓」をめざす。
30分ほどの登りで最初のピークに到着。磐梯山がよく見える。
まずは針葉樹林帯、さらにブナ林の標高差約400mのツリースキー。
今年は雪が少なくブッシュが出ているが、適度に樹間があり、2~3月のパウダーシーズンは最高に気持ちよさそう。
冬も凍らない百貫清水で昼食。柄杓ですくって飲むと口当たりマイルドで、とても美味しい。

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昼食を終え、ここから再びシール登行。途中、小冷水沢を横断し、今回一番の急傾斜を登っていく。
ここもブナがちょうどよい間隔で広がり快適なバーン。時間があれば、一度滑ってから登り返したいところだ。

尾根上に出たら、ゆるやかにアップダウンしながらボス大巓へ。
南東に箕輪山から安達太良山を展望。南西に曽原湖を見下ろせる。
一息ついて、ブナ林を一気に200m滑り下り林道へ。あとは林道をたどり、小野川不動滝駐車場へ。
下山後は裏磐梯温泉で汗を流す。



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4月8日 今日も桐沢さんの箕輪山ツアーに参加。メンバーは昨日と同じ総勢12人。
9時に箕輪スキー場に集合。あまり知られていないスキー場だが、ロイヤル御用達だけに、設備はしっかりしている。
雲行きが怪しいなか、リフトトップから、笹藪の中、雪を拾ってシール登行。
じきにカラマツ林のなかをゆるやかに登っていく。
箕輪山の中腹でシールを外し、北面の谷へと滑り込む。無木立の快適なバーン。
雪質はザラメの上に、昨夜うっすらと降った雪が糊のように積もり、引っかかるが、みんな気持ちよさそうに飛ばす。
谷へと滑り込んだ頃から、猛吹雪ならぬ猛霰となる。
ここでシールを付け、箕輪山山頂方面に伸びる沢筋を登っていく。
雪が多いときは雪崩の危険が高く使えないルート。
本来は対面の鬼面山の鞍部方面へと登り返すが、今年は異常に雪が少ないため登れないとのこと。
箕輪山と鬼面山との稜線と同じ高さくらいまで登りかえしてから、山腹を藪こぎしながらトラバースし尾根上に出る。

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この頃から、雲が切れ青空が広がり出す。振り返ると雪庇が発達した箕輪山の姿が迫力ある。
冬場はかなり風が強そうなことが実感できる。
なだらかな尾根を北進。途中の急下降は雪がなく夏道が出ており、板を外して下る。
鬼面山と箕輪山との鞍部で、テーブルを掘り昼食。
腹ごしらえを終えたら、東面のオープンバーンへと一気に滑り込む。

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下り口はかなりの傾斜、上部では一部割れ目が出ており、雪崩の危険があるので、ダケカンバやブナ林の縁を滑る。
傾斜がゆるんでからは、ブナ林を縫ってのスキー。あっという間に国道に到着。
下山後は中の沢温泉で酸っぱいお湯で汗を流す。(レポート・写真=松倉)