HISTORY & STORY

6.20.2008

富士山太郎登頂

カテゴリ:2008の記録
富士山太郎初登頂
fujisantaro
2008年6月20日
 梅雨時、富士山は雲の上で案外いい天気、という話しは、ほんとかどうか、見にいきたい。甲斐犬太郎2歳9ヵ月を連れ初登頂をめざす。
 梅雨で天気予報は全日くもり、金曜日、会う人も少ないだろう。
 富士宮口を0840にスタート。登山者は先行がひとりか二人、マイケルというアメリカ人に連れられた息子とその友だち高校生4人(自己紹介された)。
 ほぼ夏道どおりに登る。残雪もやわらかい。高校生は運動靴の子もいる。ときどき日が射すいい陽気。風は南西1-2m,ときどき5-6メートル。
 みんな同じようなペースでらくらく登って1時前に山頂。スキーだけでパックも軽いのだ。太郎は途中で朝飯を全部もどす。ブルドーザー道を除雪するショベルカーが投げる落雪を追って100メートル以上も走りくだる。
 山頂はガスで視界なし。30分ほど休んでスキーで下る。上部雪渓を滑ったあと、下部雪渓は靴スキーで太郎といっしょに下る。
 下山中にガスがとれて、山が見渡せるようになった。雲海に向かって下る。7合目小屋で雪渓が消え、夏道にトラバースする。4時帰着。太郎はいくらかくたびれているかもしれない。がら場の下りは苦手なようだ。火山砂礫はとげとげしていて犬の足にはきついようだ。だから雪のあるときを選んだのだが。
 山麓はどんより曇り空のようだったが、雨がふったわけではないらしい。5合目から上は日が射していい天気だが、梅雨の大雨のときにもそうだろうか。富士山頂よりももっと高い雲が広がっているのも見えた。
朝いちでスカイラインを登っているときにカモシカを発見、ビデオ撮影した。富士山でカモシカを見たのは始めてかもしれない。
movieあるます。
http://jp.youtube.com/watch?v=DRzoX2x8T9U

伊藤フミヒロ