HISTORY & STORY

5.16.2011

須走と小御岳流しスキー

富士山スキー
2011年5月14-15日
member 太郎。古川ちんふる一也エッジパウダー 伊藤フミヒロ(記)
2250mまではブル道

5月14日土曜日 晴れ
須走りスキー
ちんふると6時に須走5合目で合流してスタート。先月できたばかりの須走道の駅に泊まっていたという。富士登山の便利なベースかもしれない。その先の風呂や天恵は平日18時から700円だそう。ブル道を上がり30分ほどで雪渓末端。シールで登る。あちこち走り回る太郎が尾根の岩場で行き詰まったのでレスキューする。
3080m

10時半まで登って3080m。1000m登った勘定。先を登るスキーヤーは数人。後続は2~30人いそうだ。富士宮口のスカイラインが地震の後遺症でまだ閉鎖中のせいか。
上部は風が強そう。11時に滑降開始。快適なザラメのファーストトラックいただいて12時終了。ちんふるは海の方へ去る。誘ってくれてありがとう。


楽しい動画

5月15日日曜日 晴れ
小御岳流しスキー

1.2.3が小御岳流し


朝の別荘地はシカの群れがあちこちに出没して太郎は大興奮。朝から富士山がくっきり。昨日にも増して好条件のようだ。太郎に留守番と言い聞かせて、ひとりスバルライン5合目へ。6時20分スタート。7合目花小屋から雪の上を行く。筋斗雲の峰岸ガイドと会う。ほかに白馬のガイドチームも。登山者を含めて100人くらいが登っているように見える。朝方の風が収まり無風快晴。雪はやわらかく階段がしっかりできている。9合5尺の鳥居でアイゼン着用。
ピッケルもって滑ったのは初めて。第1雪渓下半は楽勝

12時40分吉田口山頂着。ぷらぷらしてから吉田大沢アタマへ移動。アルペンスキーヤーが二人。まだだれも滑り出していないようだ。お先にと、1時20分滑りだす。アイスバーンぽいので右手にピッケル、左手ストック。アルペンスキーヤーの滑りを撮影しながら大沢最左岸を滑る。3480mピラミッド岩の上で二人と分かれ、3432m小御岳流し入り口にスムースにトラバース。GPSのウエイポイントどおりだが屏風岩を乗り越したという実感はない。いきなり眼下に大雪渓が広がる。遙か下に5合目の駐車場が見える。誰もいないしシュプールもない。
北向き斜面でまだ雪が堅い。斜度も吉田大沢の頭よりきつい。もういちどピッケルをとり出してアルペンターンで滑走開始。中段からいくらか柔らかになってくる。ボーダーの二人がハイクアップしてきた。雪が一度と途切れて第2雪渓、快適ザラメ。もう一度途切れて第3雪渓、ぐさぐさ雪。雪渓の末端がちょうどお中道だった。10分ほど歩いて3時前に車に戻る。さっきのボーダーが大胆に滑降しているのがよく見えた。山中湖の絶景くんで見るとゴールデンウイークの時期なら雪渓は途切れることなく続いていたのがわかった。
第1雪渓末端から見上げる

お中道にぴったり出る

富士山スキーのエキスパートむらちゃんとまちゅらおのレポートを見て行ったが、変化があって面白い沢。教えてくれてありがとう。二人は6月遅くに別々に滑っている。二人とも5合目から3時間半で山頂に立っている。妖怪だ。
●須走の楽しい動画