HISTORY & STORY

7.25.2011

富士山 村山古道2

富士村山道中宮あたり
2011年7月24日 日曜日 くもり
member 太郎 伊藤フミヒロ 記
登山者にあった

富士山麓に太郎の散歩に行く。水が塚あたりは富士登山のヒトで大賑わい。パスして西臼塚へ。まだ見てない村山古道へ行ってみる。
西臼塚9時半ころスタート。大淵林道に入って、10分ほどで1220mの村山古道交差点へ。右折して古道に入り富士山麓山の村まで往復。途中に馬頭観音があった。広葉樹の自然林が多くてきれいな道だった。巨木をときどき見るか細い道。若者数人のグループと老登山者ひとりが登ってくるのに会った。両者ともテント山行のようだ。このあとだれにも会わなかった。
1220mに戻って大淵林道を横切って1350mのスカイライン交差点まで。こちらはスギだかヒバの植林帯が多い。古道に平行した木馬道跡がよくわかる。中宮馬返しで遺跡をみて、日沢に下りて近くの井戸跡も発見。そのあと道を失うが古道に戻ってスカイラインまで上がる。道路下に住居遺跡があった。往路を戻って駐車場1時半。
中宮馬返し跡

いずれ、未踏の高鉢から5合目までを見てみたい。村山浅間神社にも行ってみよう。こま切れで散歩しているが、登山者は1日2日でこの道を踏破している。昔のヒトは、多分、村山から1泊2日で富士山頂往復しているのではないか。サー・オルコックもここから登った。大君の都に書いている。ウエストンもこの道を辿ってる。有名な日本アルプス探検にある。未見だが、冠という登山家は埋もれていたこの道の再発見紀行を書いているらしい。明治なかごろまでは、修験者や富士講などたくさんのヒトが早足でここを往復していたようだ。
1000年前に開かれてた道だがこの100年ほどは廃道になっていた。とはいえ道形は残っていたということなんだね。

村山古道が載ってるガイドブック「富士山ハイキング案内」

富士山を知る見るハイキングガイド 伊藤フミヒロ 



太郎のトラック。細トラックは先先週のもの