HISTORY & STORY

5.21.2012

富士山幸助山


富士山幸助山
2012年5月19日 快晴
member 伊藤フミヒロ 
幸助山
19日の土曜日、富士山吉田大沢を滑っての帰り際、スバルライン脇の寄生火山幸助山1891mに寄る。
3時過ぎ、下っていくと、左手に櫛形の黒森が見える。これが幸助山。ガスに包まれて立派な山に見える。道脇に数台停められるスペースがある。山頂への踏み跡はないようだから駐車場は仕事のためのものだろう。

山全体が黒森になっていて、これはシラビソだろうか。原生林に包まれた火山。ケモノ道を辿ってすぐ山頂。山頂標識等はなく倒木帯になっていて明るいちょっとしたピクニック広場。
左手に深い沢があるように見えるが、これが火口だろうか。カメラだけ持ってきた、地図もないので全体がわからない。北に延びる尾根を辿っていくと左下の窪みへ続くラインが見えてきた。下っていくと大きな火口が現れた。

火口に下れる

中央火口丘
直径100mほど深さは20mほど。火口の真ん中に小山があって周囲が堀のように窪んでいる。中央火口丘というべきものだろう。堀から火口丘の頭へは倒木を越えて50歩ほど。一帯が倒木の丘になっているので明るくて気分は悪くない。ヒトの跡はなくもっぱらシカの遊園地になっているようだ。
対岸の火口縁の低いところに登り返っす。はっきりした火口縁があってそれを辿る。お鉢巡りということだがうっすらとトラックがついていて、これはケモノというよりもヒトの歩いたあとだろう。マツタケ採りのヒトが入っているのかも。1894mの山頂に戻り、迷わないようにGPSを見ながら往路を戻る。1時間少しの散歩。

富士山を知る見るハイキングガイド伊藤フミヒロ