HISTORY & STORY

5.07.2013

十二岳クライミングと高松山 


西湖の岩場と高松山 
2013年5月3-4日
member Taro Kei Itokisya
エントリールートはプロテクションが貧弱

左の尺里峠から右の高松山まで尾根道


3日土曜日 
天候はれ
 連休初日なので早起きして東名用賀。5時過ぎなのに横浜のあたりで渋滞が始まっていた。今日は太郎と散歩の気分。
 松田で酒匂川を見て山中湖から西湖へ。岩場は十二が岳の南壁の一部。池ノ内さんと10年ほど前旧ゲレンデを新開拓したもの。10本以上ルートを作ったがリングボルトとハーケンのエントリールートはそのままにしておいた。今登れるのはそこくらいなんでそこにボルトを打つべきだったと思う。年とってから分かることも多いね。
 古いぷれてくしょんとキャムロットを使って登りトップロープをかける。数本登ってまいいかということに。
岩場までのアプローチがクライマー道で半端ではない。10キロ以上持っての往復だけでも半日ハイキング以上の仕事だ。太郎が鹿の角を見つける。写真を撮ってからほっておく。
にぎわう大石公園で喫茶してから民宿やまとへ。食事がよろしい、。
虫沢と大山

高松山山頂

4日日曜日 
天候はれ  
天気が続くので篭坂トンネルを抜けて須走、山北へ。前から行ってみたかった高松山へ。以前山北から皆瀬川沿いにドライブして人遠、八丁あたりを見たときはなじょろ道という古道が寄の虫沢から続いていると聞いた。花嫁が歩いた道、どんな道なんだろう。
車で高松山へアプローチするのは山北側の高松集落か寄側の中津川沿い虫沢村からが都合がよい。峠越えの林道だがどこか通行止めとなっているらしい。
山北を過ぎ246号から寄への道に入る。虫沢は茶畑を背にした山際の村だった。古い墓地とお寺の脇から細い道をジグザグに上がる。通行止めサインの前に車を置いてスタート。11時。
通通行止めの先で土砂崩れになっているようだった。虫沢古道の案内があって山道に入りすぐに尺里峠に出る。第六天という石碑があってこれは弁天様ではないなにものか。山北の最明寺に続く道もあった。最明寺はパラグライダーで曾遊の地。天然林と植林杉のきれいな尾根道を縦走する。桜平から高松の村が見えた。まゆみ平にはマユミの大木があり酒匂川の向うに箱根。
 高松山頂上近くでは虫沢を見下ろすことができた。丹沢大山も見える。
 山頂にはハイキングの人が10人くらい。富士山の好展望台だが今日は雲に隠れている。明神岳と金時山など箱根外輪、足柄峠と矢倉岳、大野山も。下りは女坂経由で往路を戻る。3時間ほどのハイキング。20人くらいに出あったが静かでよかった。
 寄によると明日は鯉のぼりのお祭りとかで準備でにぎやかだった。バス停食堂で軽食して明るいうちに帰京。
寄、虫沢と八丁、人遠あたりは山奥同志でつながりがあったようだ。酒匂川まで出て行き来するのは遠回りなんで山越えして交通したという。観光案内によると、虫沢古道と花じょろ道は別でほかに第六天道があるらしい。今日歩いたのが虫沢道で尾根歩きの道が第六天道。峠道は古道だろうが尾根道はなんでもなかったのでは。はなじょろ道というのもここひとつだけのものではないだろう。
花女郎というんだけど、昔からそういうことばを使っていたのだろうか?女郎には女の人という意味があるようだ。
 虫沢、人遠など不思議な地名が多いこのあたり、近くにシダンゴ山というのがある。こんど行ってみよう。

峠の向こうさんの研究では虫沢古道もはなじょろ道、ほかにも