HISTORY & STORY

10.30.2013

ハーフドームのクライミング

Snake dike,Yosemite N.P.

member: Hiko Tokuchi &  Friends
date: Oct,2013
Weather:fine





 精力的なサイクリストの友人がゲレンデに行ってクライミングにはまり、次はちょっと大きな岩場を登りたいということでスネークダイクに行ってきました。当初はホイットニーの東壁やレッドロックのロングルートを考えていましたが、人も少なくなっただろうとヨセミテになりました。

 スネークダイクは必ず登らなければならないカリフォルニアのルートで月夜登攀で有名です。アプローチが長いのが欠点。ビレッジの谷底から大きな滝をふたつ越えてリトルヨセミテまでハイキングしなければなりません。早朝に出発して日帰りで登ってくる人が多いようですが、3人だと時間がかかり過ぎるので途中でキャンプすることにしました。家を6時に出発、7時間ドライブして公園へ、パーミットをとって久しぶりに重たい荷物を担いでリトルヨセミテまで、なんとか暗くなる前にテントを張ることができました。夏だとバックパッカーが多いのでパーミットが難しいのですが今回は簡単にとることができました。友人は南カリフォルニアネイティブで体脂肪0パーセントなのでめちゃくちゃ寒いキャンプだといっていました。

 翌早朝、すでに一組がルートに向かっていきました。たぶん3時ごろから登り始めたのでしょう。まるでアルプス登山のようなスタートです。僕らはゆっくり朝食をとって9時ごろから行動開始となりました。アプローチのわき道に入り、山全体がまるまる巨大な花崗岩のハーフドームをめざします。スラブをトラバースしたりしてやっと取り付きにたどりつくとすでに2組ほど先行、後からさらに2組ほど登ってきます。あわてても仕方ないのでのんびり準備して登り始めました。ルートはほとんどスラブ、2ピッチ登ってダイクにたどり着くと恐竜の背中のようなリッジを登っていきます。グレード5.7で大半がボルトビレイになります。案の定、2ピッチ目ルートを間違えスネークダンスを登ってしまう。順番待ちの暇つぶしルートということで1ピッチのみのルートということです。つるつるの岩でちょっと滑ったりして登りきると間違いだと指摘されあわてて懸垂下降をして正規ルートに戻りました。

 雨の気配は全くなし、長袖シャツ一枚で暑くもなく寒くもなく最高のコンディションでした。それでもサイクリストの友人は風が吹くと寒い寒いといっていました。ホイットニーに行かなくて良かったね。だんだんと傾斜がゆるくなってルートが終了すると、あとはだらだらとスラブを登っていきます。景色を楽しみながらゆっくりと山頂にたどり着くとさらに素晴らしい景色が待っていました。北シエラのほぼ全体が見渡せます。北西壁を覗き込んだり、写真を撮ったりして一般ルートを降りてきました。



 太さ1インチのケーブルが設置されている一般ルートはすでに支柱とボードが取り外され閉鎖されています。途中の岩だなやフレークには取り外された支柱やボードが無造作にまとめられデポされています。安全のためプルージックをセットしてケーブルをつかんでスラブを降りていきます。途中、支点がいくつかあるのでプルージックを架け替えなければなりません。堕ちれば間違いなく死にます。シーズンにはこんなところを一般ハイカーが列をなして登ったり降りたりしていることを思うと恐ろしくなります。昨年?あたりからハイカーの登山制限が始まりました。当然の処置と思われます。エベレストの固定ロープ登山はこんな感じなんだろうと思いました。

 計画では登攀を終えてたらビレッジまで降り、翌日ナットクラッカーでも登ろうということでしたが真っ暗で遅くなったのでリトルヨセミテでもう一泊して帰ることにしました。キャンプ場近くまで来ると暗闇に光るふたつの目。巨大な熊がじっと僕らを見つめています。立ち去りそうにありません。あわててキャンパー達がたくさんいるキャンプ場に向かいました。


   

10.29.2013

河口湖秋パラ2

河口湖大石秋パラ2
2013年11月1日
member いつもメンバー 隊長、小野、ぶくろ、みやもと、シブタニ、西村デルタ2 やの、うすい、木下自転車有名人、あいださん、初高高度のあのひと、いときしゃ記
いつもメンバー

木下さんの素晴らしいスタート

シグマ7のシブタニさん

ガスっていいかんじ

みやもと機も今日はショートフライト

天候 くもり
11月1日 土曜日
 3連休初日はまずまずの天気図。太郎と出かける。朝方日ざしがあったが10時頃にテイクオフに上がると雲が張ってきた。10人ほどだが団塊組のくわばら、さの、田仲とごーつぼさんは見えない。菊池師匠やわたまげさんもいない。ショウジ組は九州とか。
全員トップアウトすることなくショートフライトで終わる。2本目に上がる人も。校長の観光タンデムフライトや講習生の初高高度フライトなどにあって面白かった。
 明日もおんなじ天気のよう。太郎とハイキングに行きたいところがあるが一度東京へ戻ることに。
新着デルタ2のニシムラさん

太郎元気…

冴えない…

 フライトのモチが落ちているようだ。やりたいことをやった、もう目標がない。河口湖や朝霧に通うのが遠く感じるようになってきた。ま老化でしょう。


参考
 河口湖大石 971番目 8分 総計483時間35分 今年はこの日までで56時間35分。年間記録としては2005年の77時間につぐ好記録なのだが…。

10.20.2013

東吾妻ハイキング

東吾妻鎌沼
2013年10月18-19日 
member Taro Kei itokisya
鎌沼



18日金曜日
 朝5時に出て東北道。北上するほどにいい天気に。二本松ICから土湯峠、吾妻スカイラインで兎平。浄土平はドライブの車でいっぱい。一切経山には初雪が少々、小富士には人の列。昼ころスタートして蓬莱山を時計回りで一周。昨日の雪が道の脇に残っていた。姥ヶ原、鎌沼ときれい。3時間ほどのハイキング。4~50人のハイカーに会った。シラタマノキがあちこちに。高湯の花月ハイランドにイン。高湯でもいちばん高いところにあった。
シラタマノキ

酸が平

鎌沼

19日土曜日
 いったん町の方へ下って田舎道で土湯温泉、土湯トンネルで裏磐梯へ。磐梯レイクラインが開いていたので入ってみる。中津川渓谷の遊歩道を散歩。まだ紅葉には早くあと10日ほどかかるのでは。西大巓と西吾妻がきれいに並んで見えた。渓谷は、そういえばスキーで迷い込んだらたいへんだ、というあの中津川のことであった。
 五色沼の歩道を歩いてから猪苗代へ下る。磐梯山の雲が下がってきたので帰路に。都内に入ると小雨で明日は雨らしい。
西大巓と西吾妻

裏磐梯五色沼


参考
奥州三高湯は、蔵王高湯、信夫高湯、白布高湯の三ケ所。その中で、福島県の高湯温泉は、信夫高湯を代表する古くからの湯治場で、湯は日本有数の硫化水素含有量を誇り、硫黄臭が立ち込めています。
 
 信夫とは、福島県の旧郡名。現在は福島市内に含まれる。この地の「信夫山」「信夫の森」「信夫の里」などは歌枕として古歌に詠まれた。

10.14.2013

十二ヶ岳と石割山

十二ヶ岳と石割山
2013年10月12-13日 
member Taro itokisya
毛無山と十二ヶ岳(奥)

八ヶ岳あたり

鳥坂峠

12日土曜日
 三連休だというので太郎と出かける。西高東低の日で西風が強い。その分天気もよい。
いつもは空から見ている十二ヶ岳へ。文化洞トンネルの駐車場スタート0930。尾根にあがるとすぐに鳥坂峠(鳥居峠)に出る。石仏と忠魂碑ほかがあった。下記「峠のむこうへ」さんの見聞がたいへん興味深い。
 女坂ともいえる長浜道を行き尾根道と合流。雑木のきれいな坂道を上がると展望が開けてやがて毛無山。1100着。ここは以前大石側から登ってきたことがある。山頂には先行した中高年グループがいた。

 十二ヶ岳への縦走は一ヶ岳から順番に小ピークを追う難路だった。この界隈でいちばん険しい道だろう。太郎は元気にひとつひとつこなしていく。十一ヶ岳から十二ヶ岳の下り登りがいちばん厳しい。十二ヶ岳1230着。中年グループがもうひとつとあと数人。快晴で富士山ほか展望は満点。秋色もそこそこ。リンドウがあちこちに咲いていた。
 桑留尾への下降路を選ぶ。上部は急坂の難路。途中からあわよくば西湖集落へ下る細道でもないかと見ながら行くがそれらしきものはなく、1210mの三角点まで下がる。後ろ側には西湖の岩場が見える。桑留尾に下り着く直前で西湖集落へ続く「通学路」に出合う。緩い下りで西湖集落にトラバース。文化洞トンネル駐車場帰着1500。通学路は根場と河口湖西浜間の学童用の山道だったという。
 紅富士湯に行って吉田道駅で車泊。車泊車が多く驚く。


13日日曜日
 今日も西風の好天。行ったことのない二十曲り峠へ。忍野内野からの都留鹿留に続く林道を登る。最高地点が峠で、忍野と富士山を展望する絶好の場所。数人のカメラを持った人がいた。
 太郎と石割山へ登る。ラブラドル連れのおじさんに会っただけ、1時間ほどのハイキング。石割山山頂11時。表口から登ってきた今風スタイルのハイカーでにぎやかだった。写真を撮ってから往路を戻る。
 山中湖村から三国峠、明神峠とドライブして渋滞前に帰京。パノラマ台あたりは観光客の車で溢れていた。明日は南風の好天らしい。三日連続で天気が続くのも珍しい。

石割山

参考
峠の向こうへ さんのページ
http://homepage3.nifty.com/tougepal/bunka.htm

鳥坂峠には数基の石仏が祀られている。
古い時代のものらしく磨耗しているものが多い。
西側には戦争の犠牲者を悼む忠魂碑が祀られている。
村から出征する兵士たちは、
この峠を越えて戦地に赴いていったのかもしれない。
出征兵は峠の上で村を振り返る。
それを最後に生まれ故郷の姿を二度と見ることができなかった人々、
ニ度と生まれ育った村の土を踏むことができなかった人々が
随分といたことだろう。
峠は少し小広い場所になっている。
辻まことの『ずいどう開通』に登場する「おヨネ婆さん」が
茶店を開こうとしたのもこの辺りなのかもしれない。
以下引用

「彼女は以前から峠の上に茶店をだしたかったのだが、
ずいどうができれば、もう村の出入りに峠を越すものが
ありようはずはないので、ずいどうを憎らしく感じていたのだ。
峠の上は広々としていて気持がいい、日露戦争で死んだ人たちの
忠魂碑が建っている。その西側に墓石が二十ぐらいあるが、
陽当りがよくてすこしも陰気ではない。
南側は足もとに村の入江と船着場。湖の向こうに水面よりも広々と
樹海が梢の波を連らね、その先にJ岳連山が重なっている。
北側はこっちの湖よりも三十メートル低いK湖が視野の大部分を占め
その先に岩の多いM峠の山塊がある。
遊らん船がソバカスのようにちいさい。
峠のたるみの両袖に高まるO岳もA山もそのスロープが
すっかり見える。 本当に素晴らしい眺めだ。
おヨネ婆さんが茶店をだしたい気持ちがよく判る。」
                      (辻まこと 『ずいどう開通』 より)

◆『富士を眺める山歩き』(山村正光著・毎日新聞社)によると、「鳥坂峠」は「鳥居峠」という表記になっている。
 また、辻まことの「十二ヶ岳遠足」という文章でも「鳥坂峠」は「鳥居峠」という表記になっている。
 同様に昭文社『山と高原地図・富士・富士五湖』(1992年版)も「鳥居峠」である。

◆『山梨百科事典』(山梨日日新聞社・1989年)には、旧「文化洞隧道」について次のように記されている。
 「河口湖畔長浜と西湖を結ぶ・・・水成岩質で長さ180m、幅4.5m、2年がかりで1921(大正10)年に完成した。
 それまで両集落は鳥坂峠越えで40分もかかって連絡していたが、この完成で直線距離で400mに縮まり車も通れるようになった。
 トンネルの名は、この文化的恩恵に感謝して名付けられた。」

10.10.2013

修験道テキスト

参考原稿20130606
混雑を避けて
富士山のちょっと痛な楽しみ方

ふたつの古道。いいとこどりハイク

レポート 伊藤フミヒロ


 富士山の古道。今回訪ねたのは、隠れファンも多い村山道。下りはおとなりの須山道。どちらも歴史のある遥拝道である。同行は山のレポートでおなじみの羽根田治さん。
 まずは村山道。スタートは高鉢パーキング。ハイキング道を歩いて村山道へ向かう。梅雨の中休みか、まずまずの天気。30分ほど歩いて村山道に出くわす。標高1700m、ひと一人が通れるような細道が山へ登っている。これが村山道なのだが、登山道として整備されているわけではないので案内はない。探検の道なのである。
 細道に踏み入る。踏み跡はあるがこれが平安時代から連綿と続く遥拝の道なのか。少し心細い。あたりは富士原生林、ブナの大木が立派。ほかに人はいない。
 10分ほどで大樅にでる。かつては小屋があったところ。「ここだったのか」と羽根田さんが感慨深く天を見上げる。かのウエストンは日本アルプスの父と言われているが、いちばん数多く登ったのは富士山、で6回。彼がこの大樅の小屋で停滞し煙に閉口した記録が「日本アルプス登山と探検」出ている。停滞の翌日、ウエストンは山頂に立った。ちなみにこのあたりは大天狗のすみかとしても一部に知られている。
 標高1900mまで上がると倒木帯になる。石仏が数体あってササゴリ(笹垢離)といわれる遺跡。扁平な山頂部が顔を出している。
 古道は明瞭に続いていて、標高2200mで一ノ木戸の広場にでる。100年も前の道の形と石段が残されていて感動する。関所のようなものがあったらしい。この先を少し登ると宝永火口遊歩道に出くわす。村山古道はさらに現在の6合目の小屋2500mに通じている。
 村山古道と別れ、宝永火口をのぞき込んで「これは自然遺産だろう」と話す。須山道に入る。須山村の有志が再興した古道で原生の森の美しさは富士山でも屈指のもの。「この森も自然遺産だね」と羽根田さん。しばらく下ると村山修験修行場跡に出る。小さな広場だが。これこそ富士を代表する歴史遺産だろう。
 1450mまで下ると有名な御胎内祠に出る。羽根田さんがヘッドランプをつけて潜り込む。しばらくするとずっと先の出口から姿をあらわした。「コノハナサクヤヒメとコウモリがいた」そう。
 ブナ森をしばらく下ると水ヶ塚に続くバス道に飛び出した。8時間ほどの探検的ハイキング。


村山・須山古道いいとこどりガイド

高鉢-村山道-宝永遊歩道-須山道-水ヶ塚

 村山道は浅間神社のある村山集落から富士山頂まで続く道。研究者や篤志家が踏み跡を辿ったのもので一般登山道ではない。今回歩いたルートはその一部のみ。踏み跡は明瞭だが地形図と参考書を見て自分の判断で歩くのが基本。
 富士山スカイライン5合目線の高鉢駐車場からハイキング道に入る。駐車場にはトイレがあり案内地図も掲げられている。等高線伝いに30分ほどいくと村山道とクロスする。立派な道標があるが村山道の案内はない。村山道に入り、すぐに大樅、道標はないが赤布などが散見できる。笹垢離を過ぎて日沢を渡り樹林の中を登ると一ノ木戸。30分ほどの登りで富士山五合目駐車場と宝永火口をむすぶ遊歩道に出会う。
 宝永第2火口の縁を下る。これが須山道である。第3火口へ下る分岐の先に村山修験富士修行場跡がある。須山胎内を見学するためには2175mから第3火口へ下り大きくトラバースして三辻から須山口下山歩道に入る。村山修験富士修行場跡からそのまま須山口登山歩道を下っても水ヶ塚駐車場にでる。

日帰り
高鉢駐車場(30分)村山道入口(10分)大樅(50分)笹垢離(1時間)一ノ木戸(30分)宝永遊歩道(30分)修験道場碑(1時間)三辻(40分)須山胎内(40分)水ヶ塚 
問い合わせ先
村山道は一般登山道ではないため問い合わせ先はとくにない。須山登山道については須山市観光協会のホームページが参考になる。地図データダウンロード可。

参考
裾野市観光協会事務局
410-1102静岡県裾野市深良451 (裾野市商工会館2F)
TEL: 055-992-5005 FAX:055-992-7300

地図 25000分の1地形図  天母山 須山 印野 

山行アドバイス
村山道は、人ひとりが上り下りできる幅でヤブはなく倒木は整理されている。とくに危険と感じるところはなく歩きやすい。須山道は富士登山シーズンでも静かで空いている。道は近年の大雨で一部が溝状になったろころもあるがとくに問題なく歩くことができる。参考ガイドブックは「富士山ハイキング案内(東京新聞刊)」。
紹介ルートは、標高1400mから2400mの高差1000mほどの区間。夏の富士登山シーズンは暑いかもしれない。交通も混雑が予想されるのでハイシーズンを外すのがベター。

アクセス
富士登山シーズン(7~9月)は富士山5合目行きの登山バスが利用できる。高鉢駐車場にとまるのは、新富士駅、富士駅、富士宮駅発の富士急静岡バス。富士宮駅発の7時台のバスが便利。60分ほどかかる。三島発の富士登山バス(富士急シティバス)は始発が遅い。またマイカー規制中は水ヶ塚駐車場からの5合目行きのシャトルバスを利用できる。随時発車。高鉢までは20分ほど。水ヶ塚にはシャトルタクシーもある。
マイカーの場合は、富士山スカイライン5合目線の高鉢駐車場へ。水ヶ塚にもう1台デポするとラク。水ヶ塚・高鉢間はバスかタクシー利用。富士山スカイラインがマイカー規制中は水ヶ塚からバスかタクシー利用。

参考
富士山富士宮口のマイカー規制
2013年7月12日(金)17:00~9月1日(日)17:00
(連続52日間)
マイカー規制中、水ヶ塚駐車場は有料。(1台1,000円)
詳しくは
富士山表富士宮口登山組合のホームページ
http://www.fuji-tozan.com/index.html


写真説明
1 村山古道は大倒木帯を縫っていく。道標はない
2 富士原生林の中の須山古道
3 宝永山第3火口を歩く。通称御殿庭上
4 村山道入口はこの道標が目印
5 大樅。ウエストンも初代英国大使のオルコックもここから登った
6 ササ垢離。身を清めたところ
7 村山修験道は古い富士信仰。山伏の姿で行を行う
8 須山胎内。長さ50mもある溶岩洞穴
9 村山道は日沢に沿う。森林限界が近い
10 石段と道の形が残る一の木戸




ここも静かでおすすめ

西臼塚火山と園地

 富士山南麓の西臼塚と周辺は「ふれあいの森林」として原生森が保存されている。ブナやカエデの大木が散在していて遊歩道が整備されている。樹木や植物の観察にこれほど適当なところもない。西臼塚は標高1300mの立派な寄生火山で山頂にはまあるいきれいな火口がある。火口縁には山の神と結界がある。山の神のご神木はミズナラの大木で見ごたえがある。森は広く歩道は縦横しているので地図やコンパスが必要。


データ
 富士山スカイライン(県道)の西臼塚駐車場は100台ほどのスペースがあって無料。東名高速御殿場ICまたは富士ICから1時間ほど。富士登山シーズンはバスが利用できる。新富士駅、富士駅、富士宮駅発の富士急静岡バスで西臼塚駐車場バス停。ひとつ手前の表富士グリーンキャンプ場バス停でもよい。キャンプ場もふれあいの森林エリア内にある。
コースタイム ふれあいの森林は広いので1日たっぷり歩くことができる。ブナ広場、カエデ広場、西臼塚を巡るには半日はほしい。
地図 25000分の1地形図 天母山

写真説明
11 西臼塚山頂。火口を覗いてみたい
12 園地マップ



野尻草原と大室山

 富士山最大の寄生火山は大室山。富士西麓に巨体を見せている。周辺は火山地形の宝庫となっていて、富士風穴やブナの美林はエコツアーで賑わっている。大室山の南東面には野尻草原があり精進口登山道から見にいくことができる。一帯は青木ケ原樹海の中で、草原は溶岩湖の跡とだという。ススキの原の向こうに富士を見ることができる。大室山南峰からの富士の景観は見事で一部に知られている。大室山を訪ねる一般登山道はないが北東尾根に古い踏み跡がある。樹海歩きのツアーに参加するのも良案。


データ
 県道71号線(通称開拓道路)の精進口登山道入り口に数台の駐車スペースがある。最寄りにバス道はないので河口湖駅からタクシーを利用。6000円くらいかかる。登山口から富士風穴、ブナ広場はすぐ。桟敷山(1248m峰)のコルから南にを伸びる旧林道を辿って野尻草原へ。帰りは神座風穴や大室洞穴、あるいは精進口登山経由で戻る。
コースタイム 開拓道路精進口登山道(1時間)桟敷山コル(30分)野尻草原(90分)開拓道路精進口登山道

※桟敷山のコルから大室山南峰往復は80分ほど。※精進口登山道1合目(鳴沢林道)から周遊することもできる。

地図 25000分の1地形図 鳴沢 

写真説明
13 野尻草原は溶岩が溜まった跡だという
14 山梨100の森林のひとつ大室山

10.01.2013

神居とアンヌプリのパラグライダー



神居とアンヌプリのフライト
2013年9月27-29日 
member Miyamoto Watamage itokisya

リーズカフェのりんご
 
神居エリア





 









           
石狩川と神居古潭

27日金曜日 快晴

 朝イチのana便で千歳。高気圧に覆われていい天気。空港で朝飯してレンタカーでのんびり北上。3人でちょうどいい車。深川ICからカムイスキー場。Miyamotoさんらは毎年北海道のパラツアーを続けているのであれこれ詳しいしロカールとも知り合いだ。平日組7ー8人いてみなさんといっしょにのんびり飛ぶ。好条件で長いこと飛べた。
 石狩川畔の神居古潭の遺跡を見てから札幌ルネッサンスイン。豊平川を越えて散歩と夕食。

28日土曜日 快晴
場外市場で朝食して、札幌西ICから朝里、山越えして赤井川経由倶知安へ。今日もいい天気だが、アンヌプリの頭はガスの中。ニセコスカイクラブでチェクインしてゴンドラで上がる。風が強くすぐ上がる。ハング2機とローカルが数人。東山からモイワ手前まで移動。アンヌプリ山頂に近づくと強風と吸い上げでがんがん上がる。翼端を追って逃げる。沖にだしてスカイクラブ脇のランディングに降ろす。80分のフライト。昼過ぎになって雲がなくなってますます好条件になってきたようだ。他人が飛んでるとまた飛びたくなるね、とMiyamoto氏。
 明日は有名なニセコスカイラリーとかで平木選手が来ていた。遠藤校長の話しでは昔のようなことはなく10人くらいしか集まんないよ、とか。
 真狩温泉に入ってルスツエリアを見てから中山峠経由で帰札幌。すすきのに出て食事。


アンヌプリ
ニセコスカイクラブランディングと羊蹄山



29日 日曜日 曇りのち晴れ

 富良野方面にドライブ。トヨタのラブという4輪駆動車で快適。三笠ICから峠越えして富良野へ入る。美瑛のリーズカフェが近いはずなんで行ってみる。お茶して川上ぼっちゃんに久しぶりに面会。のんびりといい暮らしをしているみたいだ。
 富良野の丘を越えて白金温泉方面へ走り、青い池を見てから上富良野とんとん亭でランチ。吹上温泉銀山荘で温泉。なつかしの旧館もいちおう保存されていた。望岳台に寄って十勝連山を眺めてから帰路。
 中富良野、富良野と走り、占冠から道東道で千歳。最終便で帰京。エリアに詳しい仲間といっしょだったので手際よく動くことができました。ローカルも親切。どうもみなさんありがとうございます。3日好天はラッキー。

望岳台

ぼっちゃん


前回河口湖
967番目
92分
総計
481時間22分
今年
54時間22分

今回北海道
968-969神居2本 15分プラス30分
970 ニセコアンヌプリ 80分
総計483時間27分
今年集計
56時間27分



カムイの動画はここ。

参考 
2006年のニセコスカイラリー参加リスト

No 選手名 クラス 機体     クラブ
001 佐藤康伸 F1 GRADIENT ASPEN ニセコスカイスポーツクラブ/WINPAL
002 高塚誠 J GIN Boomerang4 winpal
003 田口正彰 F1&J AIRWAVE MAGIC3 つくばPGC/チームたいぐいら~
004 谷村淳子 J ADVANCE OMEGA6 新北嶋倶楽部/ちーむG/くらぎゃる
005 越智洋 F2&J AIRWAVE SPORT2 丹沢SC
006 角田尚久 F1&J GRADIENT ASPEN 新北嶋倶楽部/うさぎちゃんRT池田山
007 佐藤仁一 F1&J OZONE ADDICT ニセコ・ルスツスカイスポーツクラブ
008 田村康子 F2&J NOVA MAMBOO ぶっ飛び主婦連合/K塾お気楽組
009 二川直彦 F2&J NOVA ARTAX WINPAL
010 前田浩和 F2&J OZONE RUSH ぶ主/K塾/スカ朝
011 阿知波広和 J AIRWAVE MAGIC-FR FIELDKIDS
012 加藤満幸 F1&J OZONE PROTON ニセコ・ルスツスカイスポーツクラブ
013 小林基秀 F2&J AIRWAVE SPORT2 ニセコ/SSウインズ
014 中西公一郎 F1&J ADVANCE SIGMA6 ELS
015 上野庸 F1 APCO LAMBADA SS
016 佐々木宏 F2&J GIN OASIS 今井浜FC
017 加藤喜章 F1&J SKYWALK POISON  
018 船越正伸 F1&J OZONE MANTRA UZUZ/K塾/スカ朝/空狂s
019 小西康成 F1&J FIREBIRD ROCKET ニセコルスツスカイスポーツクラブ
020 原澤延幸 F1&J NOVA ARGON 伊賀野パラグライダークラブ
021 大津昭弘 F1 APCO SIMBA 札幌パラパントクラブ
022 木村美佐恵 F1 GIN ZOOM スカイスポーツルスツ
023 福田隼士 F1&J APCO SIMBA 三の倉
024 郡川敏幸 F1&J WINDTECH QUARK2 スカイスポーツ・ルスツ
025 庵祥子 F2&J OZONE RUSH ぶ主/K塾R組/スカ朝
026 平井直行 F1&J NOVA RADON 姫路SKY/クドウ塾/飛人0号
027 林勝実 F1&J OZONE VULCAN フィールドキッズ
028 河原陽介 F1&J ADVANCE OMEGA6 神の倉/チームたいぐいら~
029 中村恵美 F1&J GIN ZOOM WINPAL/チームたいぐいら~
030 山口翔 F1&J AIRWAVE MUSTANG 飛びニート
031 中川喜昭 J UP TARGA2 T108
032 新屋泰彦 F1&J GIN Gangster FlyingPirates
033 小野三千博 F1&J GIN BONANZA  
034 塚原隆信 F1&J AIRWAVE MUSTANG エイヤーウエー部
035 水野洋子 J UP SUMMIT2 ZAMスカイスポーツクラブ
036 鴇田喜代隆 J AIRWAVE MAGIC-FR2 エイヤーウェイ部/EASTJAPAN
037 平木啓子 J GIN Boomerang3 ニセコ・ルスツスカイスポーツクラブ
038 児島彰 J ZeroGravity Viper Magic
039 高橋さゆり F1&J AIRWAVE MUSTANG EAST-JAPAN/エイヤーウェイ部
040 桜田晶子 F1&J GIN OASIS Winpalパラグライダースクール/SPC
041 豊島滋 F1&J AIRWAVE MAGIC3 エイヤーウェイ部/トップフィールド
042 三本松順一 F1 U-Turn Infinity ニセコルスツスカイスポーツクラブ
043 村本倫子 F1&J AIRWAVE MUSTANG  
044 寺田明子 F2&J SKYWALK TEQUILA  
045 青沼仁志 F1&J OZONE PROTON ニセコルスツスカイスポーツクラブ
046 加藤哲磨 F1&J BIOAIR BIONIC2 虎仮面の穴
047 石山正夫 F1&J WINDTECH CYNCRO チーム
048 酒井節夫 J GRADIENT AVAX KISS秋田
050 蔭山健司 J AIRWAVE MAGIC-FR2 エイヤーウェイ部/ちーむG
051 岡芳樹 J OZONE MANTRA falhawk
052 田中輝実 J airwave MACRO-SP エイヤーウェイ部/部長!
053 森春雄 J WINDTECH TACTIC  
054 酒井 節夫 J UP タルガ3 KISS秋田
055 小西康成   F1&J ファイヤーバード ロケット ニセコルスツスカイスポーツクラブ