HISTORY & STORY

8.19.2015

光岳

光岳
地味な山、ちゅうさんの訃報聞く
2015年8月16-17日 
日月曜日
天候 晴と雨
member 伊藤記
天空の村下栗

光岳

15日
 前日、河口湖でパラグライダー、そのまま中央道を飯田まで順調。遠山郷かぐら湯でひと風呂浴びる。数日前のFBにジャック中根さんが光、聖を登ってからここで撮った写真が載っていた。秋葉街道沿いの古い土地でもあるようだ。
 光岳登山口の易老渡へ明るいうちに到着。下栗から先の林道は最悪の道でパンクしないで済んでよかった、というほど。ジャックはこのあいだ土砂崩れの手前に車を停めて難を逃れたらしい。今日は十台ほどの車が停まっている。

聖岳がよく見える



16日
 谷間がようやく明るくなるころ、5時前スタート。南アルプスらしい超急登を行く。9時過ぎ易老岳。森の中。主稜線をトラバースして12時光岳。森林限界ぎりぎりで森の中。南限に近いというハイマツがあった。1時下り。5時に駐車場に戻る。12時間行動。このルートは深田久弥氏が半世紀ほど前に登った道らしい。下栗から人夫を連れて歩いて天気も悪く4~5日はかかったようだ。個人的には日本百名山の南アルプスは全部登ったことになる。
 今日は10数人の登山者とすれちがった。明日は雨らしい。一般車を通行させるのはいかがなものかという林道を再び下り、明るいうちに遠山郷道駅に着く。

 山岳会からちゅうさんの訃報が入る。
 小川山やアメリカ、ヒマラヤでいっしょに登った同期のサクラ。稀にみる人物だった。なによりも山ヤだったね。クライマーだったね。トレランの先達、パラグライダ^の先輩、世界中で飛んで半端ではなかった、、。
 あれこれ教わった。初期のROCK & SNOW誌や Packers誌に執筆記事がたくさん載っている。
 サヨナラ。ありがとう。また会えるものか。

ちゅうさんありがとう。団塊は徐々に去っていくね

17日
 梅雨のような前線がかかっているようだ。レーダーでもこのあたり南北に雨雲が延びている。
 遠山郷和田から天竜町、新野、売木村、平谷といくつか南信の峠を越える。平谷の温泉に寄って、昼神、園原経由で恵那山の広河原登山口に入る。雨の駐車場にほかの車はない。

トリカブトの群落

イザルガ岳と南限のハイマツ


易老渡の道は険しかった、、。車泊の旅は続くのだ