HISTORY & STORY

11.30.2015

清八峠と本社ヶ丸

清八峠と本社ヶ丸
三ツ峠のあたりの山
2015年11月29日 
日曜日


本社ヶ丸近くの岩場から三つ峠

本社ヶ丸から北側

こないだ雪が来たらしい

天候 はれ
member 太郎 伊藤記

 こないだ黒岳上空から三つ峠の方を見たときとなりにけっこうな山が見えた。本社ヶ丸らしい。今日はそれに登ろう。個人的には新鮮な山だ。
 三つ峠の裏口駐車場にはかなりの車が入っていた。気温は氷点下だろう。知った顔が見えて山スキーの名人村石さんだった。山岳会で岩登りに行くという。雪山登山のトレーニングにはちょうどいい山、いい週末かもしれない。ハイキングしていて知人にあうのは珍しい。
静かな林道を辿る

清八山から

本社ヶ丸から清八山、うしろに黒岳と釈迦岳、南アルプス

 7時半。クライマーとは別の道、林道を辿る。すぐに朝日が当たってきて1時間ほどで大幡八丁峠。都留側に下るハイキング道があるようだ。
 冬枯れの尾根道を登って清八山まではわずか。山頂からの展望は素晴らしい。富士山と三つ峠、御巣鷹山が大きい。槍穂高まで見える。諏訪盆地は雲にふたをされたよう。富士見パノラマスキー場には雪がついているようだ。
清八峠から本社ヶ丸

清八峠。右が笹子、左が都留側だが廃道

 清八山からひと下りしたところが清八峠。都留と笹子を結ぶ峠。
 清八峠から本社ヶ丸までは岩場がいくつも出てくる。見晴しもいい楽しい縦走路。40分ほどで本社ヶ丸山頂。清八山と似たような展望だが、中央線笹子の谷をはさんで北側に大菩薩や雁が原摺山や滝子山がよく見える。ここで初めて人と会う。笹子駅から登ってきたという。さらに清八山に縦走して笹子に下る道を辿るらしい。
 本社ヶ丸でのんびりして10時。清八峠まで戻る。柴犬を連れたペアと出会う。メスの1歳だという。太郎は興味しんしん。

 清八峠から左に捲き道があるようだが危険と案内がある。清八山に登らずに行き来できるトラバースルートだから古い道に違いない。道は廃道だった。3か所ほどルンゼの横断があって悪い。しばらく前まではハイキングの道だったのだろうが、崩壊が進んで歩けなくなったということらしい。

 清八峠をつかって国中と郡内を行き来することができただろうか。笹子からなら清八峠、さらに尾根を辿り勝沼側に下るルートがあったのかもしれない。笹子から河口湖へ抜ける近道があったとしたら清八峠をつかったと考えるのはどうだろう。

 時間があるので大幡八丁峠からは三つ峠を目ざすことにしよう。いくつかコブを越えて高度を上げていく。御巣鷹山まではもうれつな急登となる。電波塔の立つ御巣鷹山から三つ峠はすぐ。初めての裏側からの登頂になる。もう1時。山頂はにぎやかそうなので直下に太郎を置いて写真撮影。高層雲がはってきて天気も下り坂のようだ。
 いつもの下り道で裏口駐車場に戻る。2時終了。
 河口湖のマラソンの日だったようで湖畔はざわついている。山中湖に移動して石割の湯経由道志道で帰京。東名道は渋滞が激しかった日のようだ。



赤岩と道志二十六夜山

赤岩と道志二十六夜山
道坂峠からバラジリ沢経由周遊
2015年11月28日 
土曜日

赤岩から富士山、御正体山と忍野の杓子山

天候 はれ
member 太郎 伊藤記

 朝暗いうちに東京出。空いてるだろうと246号で厚木へ。半原、愛甲と相模川沿いにさかのぼって秋山から道志道へ入る。道坂峠トンネルを抜けた都留側に駐車。数台の車が停まっている。
バラジリ沢

のんびりとした尾根みち

 8時半スタート。国道を少し下ったところに林道ゲイトがあって少し行くとバラジリ沢登山道の案内があった。霜柱はあるが雪や氷はない。沢伝いに上がって1時間、日が谷に射してくるころ稜線が見えた。ひとやすみしてから尾根のハイキング道に出る。
 ここまでだれもいなかったが、赤岩に近づくころ人の声が聞こえてきた。赤岩は好展望な岩頭で数グループ10人ほどがたむろしていた。御正体山と富士山が大きい。伊豆山のとなりに大島が見えた。
南アルプスの前に三つ峠と清八山と本社ヶ丸

二十六夜山


 道志二十六夜山が眼下に低く見える。地図を見ればわかることだが二十六夜山までは尾根伝いの下りになる。今倉山から都留の山麓まで下るルートは思っていたよりも人気があるようだ。
 林道まで下って横断、二十六夜山に登る。ここも10人くらい人がいた。林道に引き返し、のんびりアスファルト路を道坂峠に戻る。2時終了。
 都留に下って月待ちの湯に寄って、大学駅前のオギノマーケットへ。都留ICから高速に入り谷村パーキングエリアでのんびりする。仮泊となった。

11.23.2015

立野峠と穴路峠

倉岳山と高畑山
立野峠と穴路峠を訪ねる
2015年11月22日 
日曜日


天候 くもり
member   伊藤記
穴路峠

倉岳山下

浜沢薬師堂

 道志道駅から秋山村浜沢までは先々週通り道坂峠を越えて都留へ。蛇の目の工場脇を経由する。都留は昔の谷村郷でこのあたりではいちばん大きな町だったという。谷村から朝日川沿いに上がる道が秋山道で雛鶴峠をトンネルで越えると秋山川水系に入る。道志十里以上にさみしい寒村だが雛鶴姫などの伝承がある古い村だという。

 廃校になった浜沢小学校がさみしい。向かいの運動公園に停めさせてもらう。前回はここから二十六夜山に往復したのだが、今日は、秋山川をはさんだ向かいの倉岳山と高畑山を目ざそう。途上に知る人ぞ知る立野峠と穴路峠があるはず。

 8時スタート。村中には立派な薬師堂があって境内には浜沢の大ケヤキがあってこれは有名らしい。ケヤキはいささか異形だが存在感はすごい。道を進むと農家の庭に出る。おじさんがイノシシに大根をやられたと仕事中。立ち話して、山道は向うだよと教えてくれる。

 1mもない細道に入り沢沿いの植林帯を上がる。
 すぐに秋色の雑木エリアになって、斜上するトラバース道を行くと尾根に出た。そこが有名な立野峠だった。秋山浜沢から梁川に通じている古い道。中央線の駅から登ってくることができるのでこのあたりはハイカーが多い。二人組が丁度上がってきた。

 立野峠からは楽しい稜線縦走となる。尾根の北側が中央線や甲州街道、相模川(桂川)の谷で、川道とも言うらしい。扇山、百蔵山などがよく見える。南側が秋山の谷で二十六夜山や道志の山々。
 急坂を頑張ると倉岳山山頂。9時半。富士山が見えるらしいがあいにくな天気。もうひとり上がってきた。

浜沢から見る二十六夜山

立野峠

 きれいな尾根道を下ると穴路峠。窪んだ幅広の古道が両側の谷から上がってきている。峠自体も凹型になっていて美形。尾崎喜八の紀行文で一部には知られた峠だと、峠のむこうへさんのブログで知った。横山厚夫先生はこのあたりに何度も通ってひいきにしているらしい。

峠のむこうへさん
http://homepage3.nifty.com/tougepal/anaji.htm

横山厚夫先生
http://yamatabi.info/yokoyama19.html

 中央線鳥沢駅から登ってきたらしいグループとすれ違う。穴路峠の先のピークが天神山で猿橋や上野原、相模川、中央道、中央線、百蔵山、扇山を見渡すことができる。

 さらに30分ほどで高畑山。楢山という旧名だったそうだがなぜか高畑山と変わったという。ここも富士展望の山。都留側から中学生のグループが上がってきた。ヒトが多そうと太郎を連れてこなく正解だったかもしれない。
倉岳山からの高畑山

天神山から百蔵山、扇山

浜沢への下り道から穴路峠を振り返る

 来た道を戻り穴路峠からは穴路沢に沿った古道を秋山無生野に下る。秋山側からの登りと下りではだれにも会わなかったからたいがいのヒトは中央線の駅から登ってくるのだろう。アスファルト道を歩いて車に戻る。秋山川をのぞくとヤマメが見えた。1時前終了。
 秋山道から藤野経由相模湖IC、中央道。事故渋滞というので国立から多摩川伝いに帰宅。


河口湖パラグライダー 秋6

河口湖パラグライダー 秋6
北アルプスまで見えた
2015年11月21日 
土曜日

十二岳のむこうに南アルプス勢ぞろい

河口湖、西湖のむこうに朝霧、天子山塊

若手ウスイは腕もいいが装備がいい。ぼくも機器をタブレット端末に変えよう

天候 晴れ
member  ウスイ ナミキ ごーさん ぶくろ 渋谷 伊藤記

 大石エリア9時前。西風予報だったが穏やかで南風そよそよ。みんなで上がって様子見。11時前にいちばんで出る。落ちることなく順調に上がるが背の山稜線で戻される。40分もあちこち動いてようやく稜線に出る。黒岳まで行って回すがどうしても2000mまで届かない。天気も風もほどほどで悪くないが案外渋いコンディション。大気は済んでいて北、南アルプス、秩父、大菩薩、丹沢とよく見渡せた。
 いちどテイクオフ上に戻って大石峠、十二が岳とまわって、再度テイクオフに戻る。
 もう充分と最後にランディング。110分のフライト。最高1970くらいか。ほかもおんなじようなもの。

八が岳の先に北アルプス。黒岳の奥は金峰、秩父

大菩薩連山。右奥は雁が腹摺山だ

手前本社が丸の奥に大岳山など

ウスイ、渋谷が午後のフライトへ。上手に上げてすぐに2000mほど。条件がよくなったよう。黒岳、毛無などのんびり移動している。
 異常にあたたかい陽気。風も穏やかで楽しめた。
 朝霧に行った人たちもおんなじような条件だったようだ。
 石割湯に寄って道志道駅に移動。

この日のメンバーの動画

赤が今日

2000まで届かなかった

またおんなじような飛び方をしてしまった。。

1002番目のフライト。110分。トータル508時間1分。

11.15.2015

和田峠、三峰山

和田峠、三峰山
中央分水嶺の草原

2015年11月13日 
金曜日


天候 晴れくもり
member  太郎 kei 伊藤記
三つ峰山が見える

和田峠。日本十大峠に入るか

諏訪湖と中央アルプス

笹山の三峰山

 諏訪湖のサービスエリアからは高ボッチや霧ヶ峰、八ヶ岳などがよく見える。湖畔の下諏訪から砥川の谷間を上がって連山の鞍部に出るのが中山道、今も昔も変わらない。分水嶺のいちだんと低い所が和田峠ということだろう。その左側に高く見えるのがこれから目ざす三峰山らしい。
 岡谷インターで降りて諏訪大社下社の秋宮と春宮に参拝する。首が伸びるという万治の石仏も近くにあった。全国数千社ある諏訪神社の本拠としては意外に小さい社で驚く。上社など4社を合わせても大きいとは言えないが、解説によると、諏訪大社には本殿というものがなく、山や木がご神体なのだという。上社は守屋山、下社はイチイやスギの古木。門のような拝殿だけがある原始的な社の形態だという、ので納得。地元民も知らなかった深い話であった。
がっかり名所にもわけあり

素朴すぎる石仏


 中山道をドライブして旧国道の和田トンネルを抜けてヴィーナスラインと合流したところに農の駅ドライブインがあった。平日とあってしまっていた。
 目の前に広がるのは廃業した和田峠スキー場。佐久の平と浅間山がよく見える。標識を見つけて中山道に入る。古道とは思えない遊歩道だが歩きやすい。
 峠に出ると向かいに御嶽山や中央アルプスが望める。道端にお地蔵様があり御嶽権現の石塔などがあってここがたしかに古い峠であったことがわかる。
 西側の小山に登ってみると八ヶ岳や霧ヶ峰が見渡せた。
 尾根上の細道を辿れば三峰山まで行くことができるのだが、いったん和田峠に戻り、スキー場のカヤ原道を下って車に戻る。
和田峠。東山道以来の歴史ある大峠

 ヴィーナスラインは今月下旬まで通行可らしい。三峰山登山口まで移動する。食堂はクローズしていたが道脇に車を停めて、再びカヤと笹の尾根道に登り返す。すぐ近くに三峰山があった。風が強く気温は5~6度というところか。気持ちのいい笹原道を行く。
 山頂から下って来る老夫婦と行き違う。これだけ展望のよい山はそんなにはないだろう。3つのアルプス、上信の山、八ヶ岳などがよく見わたせる。
太郎元気

ハイジの庭、きれい

 ヴィーナスラインで霧ヶ峰、白樺湖とドライブして蓼科湖のホテルハイジにイン。ゲートをくぐると後は外国の雰囲気、アルプスのシャレーというところか。オーナーによるともう40年やっているという。食事のグレードは高いよう。

 山屋には遅い8時過ぎの朝飯をもらいチェックアウト。崩れるのが早かったようで小雨。安国寺に寄って用事を済ませ富士見峠を越えて白州へ移動。尾白川の紅葉を愛でる。蓼科もこのあたりも紅葉黄葉ともに発色不足で茶色がかっている。暖か過ぎる日が続いたせいだろう。
 韮崎インターから中央道。明かるいうちに帰京。

11.08.2015

二十六夜山

二十六夜山
渋い山渋い天気
2015年11月8日 
日曜日
天候 曇り小雨
member  太郎  伊藤記

山頂手前に二十六夜塔

三角ピークは高畑山

渋い紅葉

 道の駅でのんびりして目が覚めたら朝の4時だった。道坂峠越えで都留に下り秋山街道で浜沢へ。運動公園で空模様を見る。山はよく見えるが下り坂のよう。倉岳山とも思ったがもともと展望のない二十六夜山なら丁度いいだろう。
倉岳山のむこうに南大菩薩などの山

日曜日だがだれにも会わなかった

 7時半スタート。アオゲラキャンプ場から別荘地を抜け急な尾根を直登。とんがりピークの先にゆったりとした大きな山頂があった。標高差は500mない。9時着。渋い山だが紅葉はきれい。三日月峠経由で下山。3時間ほどのハイキングだった。雨具はいらなかった。
 秋山道からやまなみ温泉に寄って相模湖インターから中央道。午後帰京。