HISTORY & STORY

7.13.2016

羅臼岳

羅臼岳
空気は濃いが標高差1400m

オホーツク海と知床連山
いちばん高いのが羅臼岳

海を見下ろす雪渓

2016年7月8日 
天候 はれ
member 伊藤記

羅臼岳の登山口は岩尾別温泉地の果てホテルの脇から少し登った木下小屋。ここに登山届ボックスもある。ここでも幌尻岳でいっしょだった人と会う。やあやあとあいさつ。百名山を登る人は似たような動きをしているようだ。東京よりも30分ほど日の出が早いようだ。4時にスタート。

カツラの大木が目立つ雑木の森を行く。歩きやすいきれいな道で極楽平までは緩いが長い登りが続く。途中で何か所か羅臼山頂が見えるが、かなり遠い。標高差も大きいが水平距離も長いのがこのルート。とはいえ羅臼側や知床峠から山頂を目ざすよりもこちらの方がラクだという。

山頂部が見える

羅臼平から頂上へ

極楽平を過ぎると急坂に変わってひと登りすると雪渓が現れる。この雪渓は麓からもよく見える。陽気がいいので雪は柔らかくてそのまま直登できる。数人が先を行き、後ろからも何人かが登ってくる。6時半?のラジオ体操を始めるおじさんがいた。

雪渓を登り切るとお花畑の広がる羅臼平。主稜線上の交差点で羅臼口からの登山道も合流する。ハイマツの海が一面に広がっている。羅臼岳頂上部は大岩が積み重なる岩峰のように見える。知床五湖を見下ろすことができるが、どうもここは樹海を切り払って園地化したところのようだ。一帯が不自然にはげている。

しばらくハイマツのトンネルを行き、そのあと小さいが急な雪渓が現れる。雪が切れると岩場の急登に変わるがこれが最後の登りで、9時山頂に到着。にぎやかな頂上。硫黄岳に続く知床の山が重なる。右も左も海。国後島が近い。

にぎやかな山頂

花は豊富。蝦夷の栂桜

下山は登り道どおり。まだまだ何人かが登ってくる。昼には下山。露天でひと風呂浴びて再び移動開始。雌阿寒岳に向かう。ナビで見ると摩周街道を行くよりも美幌、津別を通る方が大回りだが早いようだ。どこまでもまっすぐなローカル道を行く。斜光線を浴びた雌阿寒がきれい。オンネトーに行って写真を撮る。明日も天気はよさそうだ。