HISTORY & STORY

12.23.2017

南総の富山

南総の富山
里見八犬伝の舞台だという

2017年12月21日木曜日
member  太郎 ケイ 伊藤記
あちこちにスイセン

福満寺の仁王様

富山は双子峰で北、南どちらも鉄塔が立つ

南峰の観音堂。ほかにも石仏が

先週はふじてんでスキー練習した。標高1300mほどあってさすがに寒かったがいちおうの感触が得られたんでよしとしよう。今週は暖かい房総へ。
アクラライン経由で木更津。下道をのんびり南下、道駅保田小学校で朝飯をとり岩井へ。市部の交差点を左折してまっすぐ行った右手にハイカー駐車場がある。正面に見えるアンテナのたつ双子山が富山(とみさん)だろう。

1030分にスタート。福満寺から山道に入る。かなりの急登である。スイセンや菜の花が咲いているが北風は冷たい。照葉樹の森で竹林も多い。南国の山のようで新鮮な景色である。急坂が一段落して歩きやすい道がつづく。

ひと登りしたところが富山南峰で観音堂があり、あたりはうっそうとした雰囲気。展望はあまりない。
鞍部を過ぎて緩く登ると明るく開けた北峰のピークになる。立派な展望台があって園地のように整備されている。内房の海がみえる。外房側も。皇太子・妃が登ったという記念樹があった。12時なので軽くランチタイム。ここまで4~5人にしか会ってない。
伏姫篭り穴の舞台と洞穴

林道を下る

下山は周回路があるのでそれを選ぶ。急坂の階段である。モミジなどの秋色が見られた。林道に下りたその先に伏姫篭穴の案内があった。立派な門と整備された参道、それを上がると舞台があって洞穴があった。穴の中には大きな白玉と八つの珠がならんでいた。南総里見八犬伝にちなむものだという。

江戸時代の伝奇小説のようだが教科書でしか知らない。この名所の整備は富山町がおこなっているようだが施設が立派なわりには訪れる人は少ないようだ。

スイセン畑を過ぎて富山学園の脇をぬけて車に戻る。1時半終了。

館山城に登り見学、館山港や海上自衛隊基地がよく見えた。館山は東京湾に面した軍都だという。旧日本軍の遺跡があちこちにあるようだ。この城山の真下にも1.6㎞にもおよぶ地下要塞があり見学できるようだ。次回のたのしみとしよう。

館山城跡。城山には日本軍の地下要塞があるらしい

閑散としたリゾートホテル


フラワーラインを走り館山リゾートホテルにイン。旧名アクシオンでいまはアムスグループ。バブル時代の建物だが中身は悪くないかな。