HISTORY & STORY

9.20.2020

甲斐駒黒戸尾根2020

黒戸尾根往復2020

2020年9月14-15日

member itokisya 記

9合目。鳳凰三山と富士山

8合目、本峰みえる。手前に2本剣



9月14日 火曜日

コロナ禍で南アルプスも富士山も登山禁止、自粛になっている。例外は鳳凰三山と甲斐駒黒戸尾根くらい。北アルプスやほかの全国の山、小屋はいろいろ工夫して解禁しているので、富士山や南アルプスの関係の人は、はやまったな、と思っているのではないだろうか。

それはそれとして、黒戸尾根は登れるらしい。ということで初めてトライ。ちょうど天気もよく山も空いていてよかった。

前日昼に都内をでて中央道で白州道の駅へ。買い物してから横手と竹宇の駒ケ岳神社を見学する。竹宇の大きな駐車場で前泊。

横手の駒ケ岳神社。がんばるぞに見える

朝5時にスタート。きれいな尾根道でずーっと森の中を行く。ところどころにクサリ場やハシゴがでてくる。登拝の古道なので石像や石柱がたくさん。富士山のかわりに黒戸尾根でトレーニングするトレランの人が多いらしい。10人以上の人に抜かれるが抜いたひとはいなかったような。富士登山マラソンにでるような、トレラン選手でもエキスパートの人なのではないだろうか。

ササの平手前。木場道が併走

5合目。ハシゴ、鎖が始まる。古い石柱など多数
七丈小屋から鳳凰地蔵岳



小屋はコロナ対策万全。三重のトヨタさんと一杯

スタート地点が800mくらいで七丈小屋が2400mくらい。昼過ぎには着いてしまったので近くを偵察。テントが5~6張りで小屋の客は8人。12人が定員らしい。テラスでお酒をいただきながらのんびりする。ベテランの年寄が多い。おいしい食事と個室のようなスペースが与えられて快適だった。酒類も買えて、スポルティバ提供のおいしいコーヒーもいただいた。

ここは水が豊富で体を洗えるのがいい。この小屋を利用するには予約と寝袋持参が条件になっている。


八ヶ岳が向かいに

あれが山頂かな?

8合目、ご来光場

北岳

岩場が続く

二本剣がランドマーク

9月14日 水曜日

 5時明るくなってスタート。好天、歩きながら日の出をみる5時半。八合目で森林限界、岩とハイマツの明るい尾根を攀じ登って甲斐駒山頂7時半。3000mには欠けるようだ。雲海がすごい。見えるはずの山は全部見えるようだ。白山までわかった。

ウエストンさんも今の天皇陛下も同じルートを登っている

右奥山頂

鋸岳へも行ける

仙丈岳堂々


甲斐駒は夏と正月に登ったはず。どちらも伊那戸台から登ってきた。仙丈岳もセットだ。鋸岳から戸台河原に下ったのはいつだったか。50年以上前だね。

30分ほどのんびりして往路を戻り、2時下山。

黒戸尾根、初めてなんです

御岳の先に白山

雷鳥がいます


尾白川の川原で足を洗う。だいたいフツーのコースタイムだったかな。これ以上早くは歩けない。

尾白の湯に寄って、吉田道の駅まで走る。車泊して翌日のんびり帰京。4日間の旅。