時間がかかりました。最後に雨…。
member イトウフミヒロ 記
date 2022年9月22日木曜日
前飛龍手前から熊倉尾根 |
あまり展望はない前飛龍 |
超大型台風14号のすぐあと
天気予報はいまいちですがでかけてみました。
飛龍山(奥秩父から奥多摩へ続く主脈にある)に登るつもりだったのですが時間切れというか、体力不足、思ったよりも長丁場で、届きませんでした。飛龍山の標高は2000mを越えていて雲取山より高いとは知りませんでした。
前日の昼過ぎ
に出て中央道上野原ICけいゆ、鶴川沿いにゆずりはら道をいきます。甲武国境の笹尾根などハイキングするときに利用するきれいな田舎道です。くねくねで、山梨県道18号標識があります。鶴峠を越えて小菅道の駅に日が暮れるころ着、車泊。
翌朝寝過ごして6時半に道の駅スタート。丹波山道の駅までは30分ほど。モーレツなくねくね道です。初めて。
雑木林きれい |
前飛龍あたりは岩場がつづきます |
秋もまぢかでしょう |
もたもたしてたので雨になりました |
スタート
丹波山道の駅から歩きはじめたのは7時。ちょっと遅いかな。山道までは舗装路を30分ほど歩きます。
そのあとはスギ植林の森から広葉樹の森をジグザグにえんえんと登ります。
嵐のあとなので細枝や緑の葉っぱがどっさり落ちていました。どんぐりや栗の実も山のよう。ときどきガスが湧いてファンタスティック。日はさしませんが雲海や遠くの山も見えます。
サオウラ(さおら)峠の四差路についたのは10時前。車からは標高差800mの急な登りでした。
熊倉尾根は
雑木林の広い尾根で起伏もゆったり、熊倉山着11時。いろんなきのこが展覧会のように出ています。このあたりクマも出るそうです。
なんだか疲れてきましたががんばります。
前飛龍山の
手前は急に岩場まじりの急坂となっていままでと様子が違っています。
結局12時半過ぎに前飛龍山着。
ここまでヤマケイのコースタイムでは4時間半のはず。1時間遅れています。飛龍山まではあと1時間以上かかるでしょう、ということで今日はここまでとします。ここまで誰にも会いません、ということは下りでもだれにも会わないでしょう。
下山
来た道を戻りますが、サオウラ峠からは急坂で膝も痛くなって時間がかかりました。
そのうち、あやしい空模様になって雨になりました。
けっきょく5時に車に戻りました。行動時間は想定外の10時間。結局だれにも会うことのない珍しい日になりました。
翌日、
早起きして小菅けいゆ国道139号、松姫トンネル、猿橋、談合坂ICで帰京。3連休初日で下りは渋滞していました。8時には高井戸IC。
天気はまずまずでした |
きのこはいっぱい |
栗がたくさんころがってきました |
・付録1
飛龍山標高2077mと丹波山道の駅の単純標高差は1300mほどですが、ヤマレコなどの記録をみると、実質標高差は1700mほどあるらしい。日帰りにはけっこうハードな山でしょう。
八ヶ岳の権現岳標高2715mを天女山パーキングから登ると、単純標高差は1200mです。三ツ頭の凸凹を計算にいれても実質1300mくらいだと思いますので飛龍山のほどがわかります。とはいえヤマレコなどのレポートみると若者は平気でがんがん登っていますが…。
・付録2
ハンス・ワグナーの登山靴にはいつも感心 Hanwag はHans wagner
10年ほど前(調査中)に神田のさかいやスポーツで買ったハンワグの登山靴をいまでも使っています。
ビブラム底で、要所は裏出し革で、本体はケブラー地かなにか化繊を使っていて軽量化しています。
カカトやつま先はプラスティックではなく多分丈夫なゴムで補強されています。
当時4〜5万したものですが、アイゼンが付けられませんから冬も使える本格的な登山靴ではなく、(アルプスの)軽登山、トレッキング用のようです。
今日天気がよいので、ミンク油があったので皮革部分に塗ってみました。10年ぶりに手入れしたわけですが、皮革はまだまだ元気でした。内蔵のゴアテックスブーティェは多分弱っていて(破れていて)、今回の飛龍山行の雨では靴下まで濡れてしまいましたので役たたずになっているようです。
実はさかいやスポーツで、購入後4〜5年たったころビブラム底が減ったので張り替えています。2代目の靴底ですが剥がれるような気配はまったくなく、かなり減ってきましたが、日本の土の山を歩く分にはまだ大丈夫だと想像しています。
最近はハイキングすることが多くて短靴のトレッキングシューズ(HOKAなど)も使っていますが、登山となると足首までサポートするこのハンワグが安心です。
新しい靴をとも思うのですが、まだイケルかんじなのです。なによりも履きごこちがいいので気にいっています。
下の写真が、いまやたらにほめちぎったハンワグの靴です。
かりに、月に1回山へ行ったとして10年で120回、そのくらい活躍してくれたのではないでしょうか。いやはや頑丈ですね。
スタート前、この靴をはくときいつも、すごい靴だな、と思います。それを忘れないように書きつけました。
履きごこちといえば、軽量で知られるのHOKAの短靴と比べても、それほど気にならないくらい軽いのがすごいです(片方で600gほど)。10年以上まえの製品ですが改良の余地がないほど完成されているとおもいました。では最新のものはどんなんだろう、とやはりそれも気になります。近々さかいやスポーツに行ってみましょう |
ハンスワグナーはドイツの登山靴メーカーです。100年くらい歴史があるとか。あのローバも同じルーツで兄弟で同じ村で作っていたとか、聞いたことがあります。ローバもお高いですが、多分同じくらい完成されているのだと想像します |
スイスやイタリア、フランスなどアルプスがそびえる国には優秀な登山靴ブランドがありますが、アルプスを歩くことを基本に作られた靴は伝統もあってよくできていますね。 調査結果 2012年9月の箱根外輪山三国山ハイキングのレポートでハンワグを履いているのを発見しました。 |