父島の半日クルージング
2022年10月29日
member イトウフミヒロ 記
大村湾(二見港、前浜)の朝 |
タコの木。タコは蛸 |
ベンガル菩提樹。前浜の公園、アメリカの小学校があった |
午後3時発のおがさわら丸で帰ります。
午前中のクルーズツアーに参加しました(おが丸パックの別料金ツアー)。モーターボートで海の名所をひとまわりします。海にも2-3回入るそう。
小笠原観光で受付して、9時に舟にのります。客は15人ほど、うち観光のお年寄り10人くらい。海に入るヒトにはウエットスーツとシュノーケルセットを貸してくれます。若いヒトが多い。ほかにネイチャーガイドやアシスタントなど5人くらい(若い女性が多い)いてにぎやか。キャプテンは屋根の上のコックピットで操縦しています。
まず猛スピードで南島に
向かいます。島近く、キャプテンが岩と岩のあいだ巧みに操って接岸、へ先を岩壁に押しつけている間に素ばやく上陸します。
南島では不思議な風景が展開します。みたことのない緑緑の植物、剣先のような石灰岩のオベリスク、白砂の浜とプール…太古の貝の化石が無数に散らばっています。カツヲドリが置物のようにそのへんに佇んでいます。周遊路はきまっていてそこを忠実にたどります。ガイドなしでは歩けません。プールで泳いでいるヒトもいました。
30分ほどして舟に戻りふたたび猛スピードでイルカを探しにいきます。キャプテンの腕がたより、刻々と屋根の上のキャプテンからアナウンスが入ります。
swimming with dolphins |
Awesome!Minami jima。 |
ハートロックの沖でイルカ発見。
海面を泳ぐイルカの背とヒレがよく見えます。急に舟上はあわただしくなりました。シュノーケルをつけてステップに立ちます。ゴーの合図でガイドが海にはいり、そのあとゲストが続きます。私もずるずると海に入ります。
ガイドにくっつきます。目の下をみるとイルカの群れがいました。5mか10mか、腹の下、ファミリーなのか10頭くらいが行儀よく同じ方向に向かって泳いでいます。黒いイルカの群れ、青い海、海底は白砂、ファンタスティックです。イルカは足が速い、しばらくするとどこかへ行ってしまいました。ハシナガイルカだそうです。
第2セッション
は兄島瀬戸。兄島に向かって猛スピードで移動します。瀬戸は海洋公園になっていて熱帯魚のメッカ。海底はいろんなサンゴの森です。泳ぐ範囲を決めてから海に入りました。流れがあるので注意です。カラフルな魚がたくさん顔の前を行き来します。いままででいちばん見たような気がしました。15分ほどで切り上げます。
クジラとイルカを探しながら帰路につきました。イルカが見つかればもう1セッションの予定だそうですが、むなしく港が近づいてきました。12時終了。
いってらっしゃいコール |
sayonara. |
のんびりランチしてから
3時のおがさわら丸に乗りました。
よく知られた二見港名物のいってらっしゃいの見送りをうけたあと、おが丸の巨体が岸壁を離れると、同時に何隻ものクルーザーが現れ、追っかけてきて伴走します(さきほどの舟もいます)。パトロール舟もやってきて公私混同状態。
どの舟にも若者たち(たぶん)が乗っていて、そのうちつぎつぎと手を振りながら海に飛び込みます。バック転で飛び込む女性もいました。感涙の一大ショーでした。おもしろいです。
観光地小笠原ならではのこのイベントを見ただけでも訪れた価値があったと思いました。