HISTORY & STORY

7.20.1997

小川山ハコヤ岩とポケットマントル

小川山の静かな岩場
ハコヤ岩とポケットマントルあたり
  
冬のいざないを登る。右のクラックが森林浴.右、がんばれクマさん
 
1997-7-20
メンバー 忠 光、もも、安田、汽車、にし、あさはら

連休のうえ、こどもの夏休みがはじまり、梅雨開けとやらで、廻り目平のキ
ャンプ場はおおにぎわい。それでもキャんパーが減ってクライマーが再び多
くなったような気がする。

ハコヤ岩へいく。30分ほど歩くが、マラ岩やおむすび岩などと同じくらい
か。下部岩壁の5.8と5.9のクラック。左が5.9の冬のいざないの1ペピッチ
目。ハンドのクラックで上部の抜け口が核心部。クラックルートと意識しな
いでホールドをつかったほうがよい。

右となりのシンクラックは5.8ですっきりしていてきれい。森林浴というル
ート名。
どちらもナチュラルプロテクションで楽しめる。だれもいなくて静か。

帰りに、カモシカ遊歩道沿いのブータン10d?とポケットマントル10dにトラ
イ。発熱の街角10aにトライする組も。ブータンはケモノミチ10b~cの左隣
のルートで、あまり登られているようには見えない。スラブの立ちこみが核
心で光が2テンでのぼる。フォローしたが上部はコケむしていて恐ろしい。

ポケットマントルはすっきりしたきれいなスラブでダイクへのマントルが3
、4回つづく豪快なルート。ぼくがリード。2、3年まえフォローした覚え
があるが、今回がレッドポイントということか。発熱の街角では安田が墜落
二回。右となりの謎のルートをのぼったチュウはハングをこえるも上部のス
ラブで敗退。ロープの流れもわるく、ペケルートでは、とのコメントを残し
去る。

7-21 西原夫妻をむかえ、小川山の静かでない岩場へ。兄岩下部と兄岩北面
。アプローチの短い岩場は込むようだ。前日と比較して、この法則をあらた
めて確認した。

ピクニクラ、三日月のピンクリップ、北条カンテ、がんばれクマさん、モミ
ジなど。北条カンテは10bだが核心はいつもプルプル状態、進歩が見られな
いのだ。三日月…は、核心手前の2本目ボルトがちょっと低めのためこわい
。ここは落ちると、ダイクに足が当たるおそれがある。実際、二人が足をち
ょと痛めた。僕と光はあっさりクリア。
今回は11にさわりもしなかった。