HISTORY & STORY

7.05.1997

小川山弟岩

小川山弟岩の親しみやすいクラック、スラブ、フェイス
近くて空いている
 
1997-7-5
chu,yasuda.kisya

兄岩にくらべ弟のほうはいまいち人気がない。なんとなく暗いイメージがあるからか。だ
が弟岩のピークあたりは明るくてきれいだ。東面に小さな美しいクラックがある。ジョイ
フルジャム5.9。短いが快適。てっぺんからの展望は最高だ。
ジョイフルジャムが東面とすると、角をまがった南面に春の雨上がりとかいう5.9くらいの
短いフェイスがある。新しいルートなのか、ボルトがうってある、がここはクラックが2
、3走っていて、ナチュプロでも問題ないところ。終了点はジョイフルとおなじ。

ままこ岩の前傾はおよびでなく、裏のスラブにトライ。5.10d、短いが面白い。出だしでフ
レンズをつかう。

午後は岩峰の下部に下り、ケンタウルス伝説5.10aにとりつく。長くて豪快なルート。核
心はかぶった凹角で、ここを直登するとなると10aではあるまい。カンテにまわりこみそ
こを登ると、いかにも10aのルート、となる。ボルトラインからずれるがしょうがない。
CHUは中間テラスから小川山劇場3ピッチ目につなぐ。10dで面白いという。フェイスのあ
との終了点までが余計ではとか。


梅雨があけなのに東京が38度という日だったが、ここはTシャツではさむいほど。夏はこ
のあたりが過ごしやすい。