HISTORY & STORY

3.20.2005

3月20-21日小同心クラック

XML
カテゴリ:2005の記録
3月20-21日
行き先:小同心クラック
メンバー:かしすみ&マサオ

3月20日
7時のあずさで出発。
いつもの通り、コーヒーと朝ごはんを買ってホームへ。ヤマケイのくーさんチームに会う。
「余裕で座れるじゃん」と定位置のシートに腰を下ろしたつもりが、指定席だった。。。慌てて、自由席車両に走る。
先月インフルエンザによりマサオちゃんとの山をドタキャンしまくったために、ふたりで行くのは久しぶり。ごめんなさい。。。。でした。

ゆっくりおしゃべり歩行で赤岳鉱泉へ。
人工タワーの前でガイドのたー兄さんに会う。明日は中山尾根だそうだ。
テンバがなかなか見つからず、小屋の前の一段上がったところに張る。ナイスな場所。
行きなれた相手とのテント生活は快適。座る位置やモノを置く位置が自然と合理的に決まっているから。
ほかは、干渉せずに好きなことをやるので、心地よい。
私は大好物の「黒芝麻糊」を食べる。中国のお菓子だ。ゴマがたっぷり入った粉末にお湯を入れてとく。昨夏の四川クライミングのときにスーパー
で見つけた。私たちは「ごまツァンパ」と呼んでいたのだが、ビバーク中は、これ2袋がメンバー3人の朝食だった。

夕方、外で「カシワさぁん」と叫ぶ声がした。松田ひーさんの部屋に遊びに行く。おいしいワインと八海山に、チーズをいただく。
山小屋の夕食の時間が来たので、暖かい山小屋から寒々としたテントへ。マッチ売りの少女の気分だ。
 
恒例のアロマタイムを経て、就寝。私は立て込んだ仕事で超睡眠不足の日々が続いていたし、宵っ張りのマサオちゃんも寝不足らしい。「山に来て
うれしいのは、たくさん寝れること」というのが口癖の私たちは、寝貯めのために、早々にシュラフに入った。


3月21日
6時ごろ赤岳鉱泉発
大同心稜を登ってトラバースして、小同心クラック取り付きへ。7時半ごろ着。
大同心稜は正月にしか通ったことがなかったけれど、今の時期は雪が多いんだなあ。
トラバースの後半部分は上から雪が落ちてきていた(極少量)。
最後、取り付きに登る斜面については、雪の安定度が、あまりよくなかった、と私は思う。
すんげええ、冷たく強い風が吹くなか、順番待ち。前に3パーティあり。
最近は指がやばくなっていて、この日も登る前からかなり痛くなってしまった。

8時半ごろ取り付く。マサオちゃんは2度目か3度目らしい。1p目はリードしたことがない、というのでマサオちゃんからスタート。
というか、核心はマサオリードだった。
ルートは短いし、ホールドもスタンスもしっかりあるけれど、壁がたっていたあああ。
ビレイポイントには新しメのペツル2本あり。
ルートに入るとさほど風も強くなく、天気は晴れ。展望も抜群によし。
エイリアン数本と0.75番を持っていったが、使わず。
ピッチは、ヒロケンさんの本どおりに切るよりも、私たちを含め4ピッチで登っているパーティが多かったと思う。
ルートを抜けたあとの雪稜もスタカット。横岳直下の岩場も、意外と簡単ではなかった(ワンポイントだけ)。

横岳着は11時半。
テルモス茶とレーションでまどろんでから硫黄岳経由で鉱泉に戻る。
ゆっくりテントを撤収して、またおしゃべりしまくりながら美濃戸口へ。

茅野駅近くの蕎麦屋(踏み切りの脇)で蕎麦と地ビール。
あとで、知人から聞いた話だと、モスバーガー並びの蕎麦屋もおいしいらしい。
茅野駅に戻ると、クーさんチームに再会。天狗尾根を登ってきたそうです。