HISTORY & STORY

10.24.2010

逆転層の河口湖と矢倉岳

2010-10-23_24

逆転層の河口湖エリアと矢倉岳初登頂
伊藤フミヒロ記
2010年10月23日 土曜日
元気メンバー、平均年齢はどの世界も同じ50歳ずーと上か

 9時頃に河口湖大石のショップへ。いつものメンバー10人余。トップ引きの宮本さん、K師匠、野川さん、佐藤さん、小滝さん、ともながさんほか。団塊は、桑原、田仲、佐野。団塊以上が郷坪、Y爺など。TOに上がると富士山の1700から2000mにかけて逆転層の白い帯。上層の空気が下層より暖かいためにできる現象(写真にしっかり写ってる)。こんなときは渋い。


逆転層がはっきり見える。1500mからの空撮富士
 トップで出る。案の定、渋い。主稜線の手前で頭打ち。1本目30分ほど。2本目は1時間ほど飛んだが背の山に達することができなかった。いいタイミングで出た大ちゃんら2、3人が逆転層を抜け出て低く広く廻ったのはさすが。総フライト本数800本、総時間350時間と切れ目のよい数字。
Hogmapにgpsデータあります。 #9094
http://www.hogmap.com/

10月24日 日曜日
 早めに天気が崩れるようだ。山小屋の給湯を止める。来週から冷え込むみたいだ。帰りがけの駄賃で足柄峠へドライブ。足柄城址、足柄関所など見る。富士山には雨雲が下がっている。念願の矢倉岳がすぐそこに見えるので太郎と散歩がわりに11時スタート。小学生の団体がいて、人気のハイキングコースのよう。起伏の少ない道でトレランの人も2グループいた。
矢倉岳、万葉公園近くから

 矢倉山頂は広場になっていて景色よい。最近登った足柄山、中央火口の神岳、明神岳という箱根三山が目の前に広がっていてナットク。往路を戻り帰京。往復2時間もかからない楽しいスピードハイキングだった。

大火山箱根三山と太郎、矢倉岳山頂


 足柄道は古代からの箱根越え道で、万葉集の枕詞にも残る古道と聞いた。新東海道の芦ノ湖経由の箱根道より古いらしい。山北や谷峨あたりの酒匂川沿いは通行できなかったんだろうね。ちなみにJR御殿場線は旧東海道本線。丹那トンネル開通による新東海道本線に名前を譲ったのは知る人ぞ知る。箱根越えは昔からの面倒だった。今はずいぶんかんたになったが山が変わったわけではないので往時を想像できないわけではない。