HISTORY & STORY

5.26.2011

富士山須走3 &お鉢めぐり

富士山須走スキー3 &お鉢めぐり 
2011年5月25日水曜日 快晴
member 伊藤フミヒロ
出来たばかりの須走道の駅と東面

高気圧に覆われるらしい。早起きして東京スタート。前の土曜日と同じ展開だが、今日はスタッドレス装着車、というのも昨日富士山は大雪だったから。山中湖あたりでスバルラインに電話すると昼前は大沢4合目までしか開かないらしい。
当て外れ、しょうがないので須走口5合目に向かう。吉田口と須走り口では300mの標高差がある。あざみラインは除雪されていて乾いているが駐車場に着くと真っ白、がらがら空き。

今回の目標はお鉢めぐり、スキーでやりたい。6時スタート。ブル道も真っ白なのでシールで登る。沢ルートを直登り。天気はよいが北風が強い。吉田口下山道に直接突き上げる沢ルートにはスキーヤーが数人。筋斗雲の峰岸チームは砂走りを登っているのが見える。登山者10人ほど?が山小屋沿いの夏道を登っている。3400mで先行していたテレマークのヒトが滑り出す。いったん止まって「雪が堅くなってきたからね」と言う。風も強いので無難な判断か。
林選手かっとぶ

3350mでスキーをデポしてアイゼンを履いて登ることにする。山頂直下で山スキーやとテレマークスキーヤー二人がバラバラに滑り降りてきた。ひとりは特別にうまいと思ったが後姿を見ていてロストアローの林さんだと気がついた。雪は新雪とバーンのミックスで意外と悪くなさそう。滑れたかも、と思うが強風の中スキーを担いで登ってくる気力があったかどうか。
お鉢めぐり中、全部着込んでザックの中はカラ

12時45分吉田口山頂。そのままとぼとぼとお鉢めぐりへ。剣が峰まで2~3人の足跡があった。今日の富士山は須走口からのヒトだけなので静か。山頂でセルフタイマーで記念写真を撮る。1700m以上登ったんでまいいか。吉田口まで周遊して戻り2時半に下山開始。3350mでスキーを履く。日が斜めになって雪が堅くなり始めていた。アルペンターンで高度を落とすとすぐ柔らかい雪に変わった。新雪と残雪と小石のミックス斜面になり2400mで滑降終了。ブル道を下り駐車場に戻ると朝の大雪はすっかり消えていた。4時半終了。
赤が今回、青が前回

いちばん上の道の駅の写真の赤ルート参照

5.22.2011

富士山須走口スキー2

富士山須走口スキー2
2011年5月21日土曜日快晴
member 伊藤フミヒロ
須走の大斜面

早起きして東京スタート。山小屋に寄って山道具調達してあざみラインで須走5合目へ。5時半着。どんだけ早起き!
朝から暖かい。スキーヤーの車が2~30台ありそう。6時前にスタート。ブル道から吉野家、永田山荘、夏道尾根にトラバース。残雪とブッシュで歩きにくい。
8合目で吉田口からのグループが合流してますますにぎやかになる。ざっと数えて200人くらい見える。スノボのガイド登山チームがいくつか目立つ。
春の雪でアイゼンはまったく不要。のんびり登って2時山頂。剣が峰からお鉢めぐりしているシュプールが見えた。
剣が峰雪たっぷり

駐車場に向かわず幻の滝へ下る

2時過ぎ吉田下山路からずーっとトラバースして大雪渓の上部にでる。あとは好き勝手に下る。全山ざらめ雪。6合目からブル道へ入らずにとなりのとなりの幻の滝へ続く雪渓末端まで。30分ほどスコリア帯を歩いて駐車場に戻る。4時終了。
須走の練習場でパラグライダーが飛んでるのが見えた。サンパラスクールだと思う。
須走口を登るのはきついね

赤が今回。青は先週のもの

5.16.2011

須走と小御岳流しスキー

富士山スキー
2011年5月14-15日
member 太郎。古川ちんふる一也エッジパウダー 伊藤フミヒロ(記)
2250mまではブル道

5月14日土曜日 晴れ
須走りスキー
ちんふると6時に須走5合目で合流してスタート。先月できたばかりの須走道の駅に泊まっていたという。富士登山の便利なベースかもしれない。その先の風呂や天恵は平日18時から700円だそう。ブル道を上がり30分ほどで雪渓末端。シールで登る。あちこち走り回る太郎が尾根の岩場で行き詰まったのでレスキューする。
3080m

10時半まで登って3080m。1000m登った勘定。先を登るスキーヤーは数人。後続は2~30人いそうだ。富士宮口のスカイラインが地震の後遺症でまだ閉鎖中のせいか。
上部は風が強そう。11時に滑降開始。快適なザラメのファーストトラックいただいて12時終了。ちんふるは海の方へ去る。誘ってくれてありがとう。


楽しい動画

5月15日日曜日 晴れ
小御岳流しスキー

1.2.3が小御岳流し


朝の別荘地はシカの群れがあちこちに出没して太郎は大興奮。朝から富士山がくっきり。昨日にも増して好条件のようだ。太郎に留守番と言い聞かせて、ひとりスバルライン5合目へ。6時20分スタート。7合目花小屋から雪の上を行く。筋斗雲の峰岸ガイドと会う。ほかに白馬のガイドチームも。登山者を含めて100人くらいが登っているように見える。朝方の風が収まり無風快晴。雪はやわらかく階段がしっかりできている。9合5尺の鳥居でアイゼン着用。
ピッケルもって滑ったのは初めて。第1雪渓下半は楽勝

12時40分吉田口山頂着。ぷらぷらしてから吉田大沢アタマへ移動。アルペンスキーヤーが二人。まだだれも滑り出していないようだ。お先にと、1時20分滑りだす。アイスバーンぽいので右手にピッケル、左手ストック。アルペンスキーヤーの滑りを撮影しながら大沢最左岸を滑る。3480mピラミッド岩の上で二人と分かれ、3432m小御岳流し入り口にスムースにトラバース。GPSのウエイポイントどおりだが屏風岩を乗り越したという実感はない。いきなり眼下に大雪渓が広がる。遙か下に5合目の駐車場が見える。誰もいないしシュプールもない。
北向き斜面でまだ雪が堅い。斜度も吉田大沢の頭よりきつい。もういちどピッケルをとり出してアルペンターンで滑走開始。中段からいくらか柔らかになってくる。ボーダーの二人がハイクアップしてきた。雪が一度と途切れて第2雪渓、快適ザラメ。もう一度途切れて第3雪渓、ぐさぐさ雪。雪渓の末端がちょうどお中道だった。10分ほど歩いて3時前に車に戻る。さっきのボーダーが大胆に滑降しているのがよく見えた。山中湖の絶景くんで見るとゴールデンウイークの時期なら雪渓は途切れることなく続いていたのがわかった。
第1雪渓末端から見上げる

お中道にぴったり出る

富士山スキーのエキスパートむらちゃんとまちゅらおのレポートを見て行ったが、変化があって面白い沢。教えてくれてありがとう。二人は6月遅くに別々に滑っている。二人とも5合目から3時間半で山頂に立っている。妖怪だ。
●須走の楽しい動画


5.10.2011

富士山白草流し

富士山白草流し
2011年5月8日
あいさつに行く太郎。赤丸の中に犬連れのスキーヤー(クリックで拡大)

member 甲斐太郎 伊藤フミヒロ(記)

5月8日 日曜日 快晴
前日土曜日は朝小雨、昼前に明るくなったので河口湖大石へ。講習の安藤、やのちゃんとショートフライト。BBQパーティあり。テイクオフで採ったタラノメ、コゴミなどが…。

日曜日朝。予報どおり北西風ビュービュー。こんな日はパラグライダーはできない。富士山は?と見ると5合目まで雪がついているようだ。ありあわせの装備を集めて富士スバルライン奥庭駐車場へ。静岡側のスカイラインは地震の後遺症で不通というが、こちらは観光の車ばかりで山のヒトはいない。ここからは見えないが吉田大沢を登っているヒトが多いのかも。
スバルラインから登りだす

9時半にスタート。古いシュプールがいくつか。シールがないのでつぼ足。だれにも会わないと思っていたが、犬連れスキーヤーを遠望。太郎が走っていってあいさつしてくれる。12時まで登って、去年スキーパラで飛び出した岩場まで到着。2800m。雪はざくざくだが北風が強い。スピードパラを持ってきたとしても飛べない日だね。あっという間に下って12時半終了。
ここはいつ来てもいい景色。太郎もたくさん運動しました。

動画作りました。



土曜日の大石テイクオフで
河口湖畔大石の畑のなかにランディングがある

5.04.2011

八甲田山と秋田駒ケ岳

八甲田山と秋田駒ケ岳

2011年4月29日~5月3日

member 伊藤ヒロユキ 松倉一夫 古川一也 伊藤フミヒロ(記)

4月29日金曜日 曇り
前夜白岡抹茶邸に集合、仮眠して330に出発。八甲田ロープウエーに昼前着。大岳山頂が見えそうで見えない天候。銅像コースで前岳コルに滑り込み、前岳山頂1251mから北西面大バーンを滑る。トラバースしてフォレストコースに合流。酸ヶ湯泊。ダイアモンドダストの黒川さんらと交流。
田茂ヤチから前岳へ

30日土曜日 晴れのち雨
睡蓮沼に車を置いて南八甲田へ。830スタート。駒が峰1000、ガスの中の櫛が峰山頂1516mで1130~1200。往路を戻り1330に終了。帰路駒が峰から小雨になる。櫛が峰は全員初登頂。酸ヶ湯泊。デーリー東北新聞の取材を受けた。
駒が峰と櫛が峰(奥)

5月1日日曜日 くもり
日本一のブナを見てから奥入瀬、十和田湖、大湯ストーンサークル、角館と観光して田沢湖水沢温泉へ。元湯となりの青荷山荘泊。
乳頭山

5月2日 月曜日 霧雨、山は雪
930ころ田沢湖スキー場上駐車場からスキーでバス道を辿る。旧高原スキー場のトップまで2時間ほど登って切り開きを滑る。湿雪で手袋びしょびしょつべたいい。鶴の湯に寄って帰荘。
笹森から秋田駒

5月3日火曜日 くもり
孫六温泉に車を置いて9時にスタート。田代平山荘から乳頭山頂1130。ガスが上がって全山が見えてきた。笊森、湯森、笹森と縦走して八合目小屋下へトラバース。1、2度スキーを外すほかは雪の上を滑走できた。初めてのルートはスリルがある。行けるか行けないか、突破できるかできないか、あれこれと面白い。出合ったのは乳頭山で3人の登山者、湯森で大学山岳部?の団体だけ。
昨日と同様に旧高原スキー場のトップから旧アッスルゲレンデを滑って道の駅アルパ駒草に出る。4時終了。高曇りだったが風なくおだやか。全山を見渡すことができた。全員初縦走。ラッキー。
水沢温泉につかって帰京。楽しい仲間と5日間スキーとあれこれ楽しめました。感謝。


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