HISTORY & STORY

9.25.2011

御坂中藤山


御坂中藤山-大石峠
2011年9月24日
天候晴れ
大石峠、旧若彦路


天気がよさそうなので朝いちで東京出。須走で見上げる富士山は初冠雪。台風15号で再び篭坂峠は通行止めになっていた(246号の小山バイパスも同様)。富士五湖道路の篭坂トンネルで山中湖へ。
頭の上を行くパラ

太郎と散歩に出かける。御坂山稜のハイキング。河口湖大石から若彦トンネルで芦川村、新道峠下までドライブ。

 今まで歩いたことのない新道峠から中藤山、不逢山、大石峠まで、行って戻る。初秋のきれいな山道。個人的には、細切れながら御坂山から節刀ヶ岳、金山までつながった。大石テイクオフから出たパラグライダーが3機ほど頭上を行き来していた。いつも見下ろしている山から見上げるパラは速かった。

3時間ほどのハイキング。ハイカーひとりに会っただけ。
初冠雪の富士山、須走扇屋前から

中藤山


9.20.2011

三国山散歩


三国山散歩
2011年9月17日 土曜日
メンバー 太郎、伊藤フミヒロ記
三国山山頂。ぼくはクマじゃないです。

南の方に15、16と台風が来ている。雨が止んだので道志村・山中湖村境の山伏トンネルを見に行く。道志の最高峰という御正体山へでも、と思ったのだが。廃屋のドライブインと旧山伏トンネル内には人気があるようだ。どんな怪人が住んでるんだろう。敬遠して三国峠に転進、三国山へ。
神奈川、山梨、静岡の境が三国山。ピークは峠からすぐ。初見参。ブナなど広葉樹の広い山頂。太郎が南斜面を駆け下ったのでGPSで様子を見る。甲駿越えの旧道ヅナ坂峠を見たかったが、太郎に付き合って真昼の2時間半ハイキング。下りは雨具を着る。人気ルートなのに誰にも会わず。
赤が太郎、青がヒト、黄色が親機がキャッチした太郎トラック

日曜日は河口湖大石でフライト。西風でリッジで遊んだ。
i-phoneのeverytrailで採ったデータをホグマップに載せた。ログはしっかり採れる。Hogmap #11207。
いつもメンバー6機飛んだ。低いのに黒岳と大石峠行ったのが2機。
フライト#835
フライトタイム80分
最高1700m
トータルフライトタイム369時間29分



3連休最終の月曜日、昼に道志道で帰京。山伏トンネル手前で車両火災があってにぎやか。怪人のせいか? 東京に近づくとやたら込んでいる、彼岸のせいか。

河口湖大石パラグライダー at EveryTrail




資料
三国境というか、3県境というのは日本には48カ所あるらしい。
奥山の山頂であることが多いが、当然そうとも限らない。
県境マニアによると、
http://eburi.road.jp/3kenkyo/3kenkyo.html
三県境を持たない県:北海道・佐賀県・長崎県・沖縄県
三県境の最も多い県:三重県(9ヶ所)
なのだそうだ。
東日本の山では以下のあたり。
青森・岩手・秋田 四角岳        999  (鹿角市)
岩手・宮城・秋田 栗駒山の西1.4km 1550
宮城・秋田・山形 軍沢岳の南0.5km 1111  (神室山地)
宮城・山形・福島 龍ヶ岳の南0.2km 973  (米沢)
山形・福島・新潟 御西岳の西0.5km 1980 ●(飯豊)
福島・茨城・栃木 八溝山の西0.9km 870  (那須塩原IC)
福島・栃木・群馬 黒岩山の北0.2km 2138  (鬼怒沼近く)
福島・群馬・新潟 尾瀬ヶ原     1399
群馬・埼玉・長野 三国山       1815 ●(上野村)
群馬・新潟・長野 白砂山の東0.3km 2107  (野反湖近く)
埼玉・東京・山梨 雲取山     1991  
埼玉・山梨・長野 甲武信岳     2465
東京・神奈川・山梨 生藤山      956  (中央道上の原)
神奈川・山梨・静岡 三国山        1322 ●(山中湖)
新潟・富山・長野 三国境       2746 ●(白馬岳)
富山・石川・岐阜 笈ヶ岳        1811  (白山スーパー林道)
富山・長野・岐阜 三俣蓮華岳     2835
山梨・長野・静岡 三峰岳        2978 ●(南ア間のノ岳)
長野・岐阜・愛知 三国山       1155  (恵那山の先)
岐阜・三重・滋賀 三国岳        889  (鈴鹿)

●は曾遊地。三国境の山を知っているとテレビ天気予報などみるとき便利。八溝山、黒岩山、上野村三国山、白砂山、生藤山あたりは近いかも

9.12.2011

寄生火山片蓋山


片蓋山ハイキング
2011年9月11日 日曜日 くもり
メンバー 太郎、伊藤フミヒロ記
片蓋山、カヤトの原(野尻草原)から

夏日予報で午後は雨とか。ドライブ&ハイキングに出かける。北口浅間神社によって太郎杉とか祖霊社など見る。ここには諏訪神社もあるんだ。しらなんだ。

吉田登山道沿いに上がって北麓公園を通って、船津登山道を上がる。突き当たりで右折富士林道に入り幸助山近くまで行って見る。Uターンして大田和線で富士桜別荘地、鳴沢林道で天神峠をこえてアズキナシの交差点。ここが若彦路の古戦場跡とか。
片蓋山火口底


にわか雨をやりすごして、ここから片蓋山1500mに登る。北面は半分スギの植林で、下ばえなくて歩きやすい。火口はきれいな円形で深くてきれいで立派。太郎が消えたので縁に戻って合流。下りにとりかかる。

北東のコブ(猪のつぶれ?)とのコルに円周状の石組みがあってかすかな路型を発見。辿るとなんとか軽水林道に出ることができた。一帯は大草原で、野尻草原と呼ばれているところ。でもどうしてこんなところにこんな広い草原があるんだろう?

もうひとつの寄生火山「鹿の頭」へは大草原の中に立派な道があって、直進、切り開きのような溝を直登してすぐ頂上に立つことができた。山頂からは片蓋山やら長尾山、大室山などが見える。太郎は先走りして大室山まで遠征してしまった。このあたり、20~30年前はジープやバイクが走りまわっていたらしく鹿の頭にも何本もの傷跡があるようだった。今、車は規制されて荒らされた地形も修復作業が行われている模様。
コルにあった石積み

鹿の頭山頂に向かって何本もある補修工事、
加工され番号されたタケザオはなんのためなんだろう?


太郎と合流して軽水林道をアズキナシの交差点に戻る。日差しもたっぷりで天気は回復。12時から4時間のハイキング。林道はきのこ採りの車がたまに行き交うが、結局、今日はだれにも会わなかった。
赤が太郎、青がヒト
●野尻草原

 野尻草原はススキが優先する広い草地で、等高線の分布からもわかるように高低差のない一大草原。長尾山から流れ出た青木が原溶岩流の上に広がっているという。何十年か前までは、草を採ったり、カヤト場として野焼きが行われるなど人手の入った一帯だったという。近辺の植林された森などと同じに人為的なエリアだったわけだ。

 なんでここにこんな広い草原が? 成り立ちを想像してみると、その昔、青木が原と同様に樹海だった一帯を、ヒトが大伐採してこの草原に変えたのではないだろうか。衛星画像を見るとここだけが不自然にハダカになっているように見える。専門家に聞いてみたいところではある。

 近年、アカマツやミズナラが侵入してきて草原の面積が小さくなっているという。草原を保護するかそのまま森に帰すのがよいのか、議論があるという。

富士山を知る見るハイキングガイド伊藤フミヒロ

河口湖フライト

2011年9月10日 土曜日 晴れ
メンバー いつもメンバーほかビジター10数人 伊藤フミヒロ記

久しぶりの週末好天予報。夏日の予報どおり。朝霧などから名人ビジターがやってきた。のんびり11時ころ出て黒岳、大石峠、毛無山などひとまわり。ほぼ1日中よいコンディションだったんでみんなたくさん飛びました。
ショップで8月30日水の校長の富士山頂フライトレポートみました。吉田下山道から河口湖近くまで。初見で初登頂初フライト、ナイス。
この日の楽しい動画JUNWAOTOMEZAさつえい
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午後は、ペンキ塗りして焚き火した。ステイン(キシラデコールもどきウオルナット色)不足.

カゴ坂峠旧道散歩はひさしぶりだよ。

9.05.2011

富士山長尾山

2011年9月4日 日曜日 曇り雨
メンバー 太郎 伊藤フミヒロ記

自然に帰りつつある林道、向こうは弓射塚

大型台風12号がきているんでどんなんか、昼前に出かけてみる。酒匂川は結構な水量。須走まできてみると、なんと籠坂峠は通行止め。
南回りで村山浅間神社前を通って上井出経由で山中湖へ向かうことにする。富士山麓1周ドライブ。朝霧高原で薄日がみえたので、通りがけついでに、気になっていた長尾山を見に行く。
富士山長尾山 at EveryTrail

フジテンスキー場のゲートに車を置いて鳴沢林道へ入る(ここも通行止)。1630と遅いスタート。立派な舗装路をゆるく登っていくと、精進湖登山道とクロス。ここが天神峠、右手のこんもりが長尾山のようだ。しかしなんでここが峠なの? 答えはあとでわかった、、。
太郎を追うようにして登っていくと、あっさり三角点のある1424m山頂についた。北面はヤブなしの林床、なのでラクに登れる。
火口はどこ?と進もうとするが、いきなり鈴竹のヤブ。無理やり下ると林道跡にでて一安心。gpsのマップの破線はこれらしい。全山植林されていたようだ。火口は3つあるようだった。頂上に近い第一火口はきれいなすり鉢で苔コケ。夕方で霧雨でなんだか暗い。
鈴竹のうるさい林道を大きく回りこんで進むと鳴沢林道へ飛びだした。暗くなつて雨も降りだしてびしょびしょ。2時間ほどのハイキング。
青木ヶ原樹海のホンモトの火口を見ることができてよかったあ。


●参考

鳴沢林道は 古えの官道若彦道の一部に相応するらしい。甲州から駿河に続く道。石和から奈良原村鳥坂峠を越えて芦川村、大石峠から淵坂峠を越えて河口湖長浜、大嵐に続く。鳴沢からがこの林道で、天神峠を越えて上井出、富士宮とつながっている。駿州往還とも。古くは日本武尊東征の道、武田の進軍道だとも。
こないだ大石峠とか、淵坂峠とかハイキングで通過したけれども、なるほどそういえばなるほど、道なりもつながっているな、などと思う。このあいだ出来たばかりの大石と芦川村をつなぐトンネルは若彦トンネルと名づけられている。

以下、ネットで見た峠マニアのレポート

適度な勾配とやさしいコーナー、そして幅広の道、
人や馬の歩行に適した道造りがなされています。
このような道なら荷を積んだ荷車や牛馬の商隊列、
武田の騎馬軍勢も峠を容易に越えることができたでしょう。
MTBでも乗車可能な道が続きます。
若彦路は甲府と駿河を結ぶ道。
鳥坂峠、大石峠を越えて、ここ淵坂峠を越え長浜に至る。
そこからさらに天神峠を越え大嵐へ、大田和、鳴沢を経て、
鳴沢林道の天神峠を越え富士西麓を人穴、上井出に出る。
古の人々は長大なコースを樹海の恐怖や湖周辺の湿地帯に
悩まされながらも交易のため、あるいは戦に赴くために
歩き通したのでしょう。
http://homepage3.nifty.com/tougepal/index.htm