HISTORY & STORY

4.30.2013

春スキー上州信州


悪沢、鍋倉、志賀山 
2013年4月26-29日

           
雪とカミナリだがみんな上へ
悪沢岳から小至仏山

26日金曜日
天気 雪、雷
 連休前日、昼にスタートというまっちゃんとはねやんの前に鳩待峠に向かう。朝いちで出て、戸倉ゲート10時開通というんで20分ほどまえに到着。前の車にもと測候所の石塚さんがいた。景鶴に登る予定とか。10時行列行進で鳩待峠着。駐車代は2500+1000で高額。
 昼ころ小雪の中、上へ。峠から至仏が見えたがこれっきり。雷鳴と大雪の中おそるおそる悪沢岳まで。笠ヶ岳に行ってみたかったが視界も悪い落雷こわい、ので下山。ガイドツアーも何組かきていて雷注意で下山したよう。
夕方ビールを飲んでいたら後続まっちゃんはねやんが上がってくる。ふたりは準備不足とあんまり寒いんでいちど下の老神温泉へ転進。

2日目は吹雪だがみんな上へ

27日土曜日
天気 雪
 朝から吹雪模様。後続はこの雪で上がってこれない。20センくらい積もったか。車で下るのは昼過ぎ落ちついた頃と決める。ガイドツアーがたくさん来ていて至仏山へ登っていく。運動になるかと上がることにする。しっかりしたトレイルがあるんでそれについていく。昨日も往復したルートだ。ソーコーの本間さんチームにあう。吹雪ですけんど登るんですか?「まこのくらいならね」とのこと。日本の山屋は悪天に強いという。
リングワンデリングで3回登る

 立派なトラックが何本かあって追っていくと1866mピークに立つ。視界の乏しい中さらに追っていくとなんでか再び1866mピークに立つ。ぐるり一周したらしい。もういちど下って二又らしいところにでる。何人か沢の方へ下っていくようにみえるんで、山側だよね、と左ルートをとると、三度1866mピークに出てしまった。なんで??? 再び分岐に下りそこで水平トラバースする右ルートを行く、と、これが正解だった。
 悪沢岳脇を抜け、おやま沢田代を通過。視界20mくらい。登山家チームやガイドチームなど30-40人くらいが登っていくようだ。
 ここで下山とする。往路を戻る。ガイドチームの作った滑り台のようなトラックを下る。この下りでもガイドチームが30-40人くらい登ってくるのに会う。パウダーの林間滑りが楽しめた。今日は100人くらいが至仏へ向かったのではないだろうか。山頂まで行った人とおやま沢へ下ったグループがいるようだ。
 峠に戻ると、となりの石塚さんの車が見えない。朝一で下山したようだ。除雪の済んだ道を下る。戸倉近くまで雪があった。昭和の湯500円に寄って沼田からハイウエーに乗る。関越北上。野反湖あたりを滑ったヒロユキさんのメールでは、六合村あたりは少雪、北信鍋倉山へ移動したい、とのこと。
 石打から津南に抜けてマーケットで買い出し。なんだか魚が安い。信州に入って栄村道駅にパーキング。
鍋倉評判のブナ林

滑らない春の新雪

28日 日曜日
天気 くもりのち晴れ
 7時ころ野沢温泉村のちくま道駅でヒロユキさんと合流。温井の村へ。通行止めは解除されていて除雪終点の峠まで上がることができた。9時前のんびりスタート、鍋倉山から黒倉山を回って滑り下る周遊。稜線に上がるころにどんどん天気がよくなって、黒倉山からは360度の景色が見えた。新鮮なアングルで北信の山を見る。昼過ぎに終了。ガイドチームやスキーヤーなど20ー30人くらいやってきたようだ。もういちど逆回りで周遊するとよいかもしれない。以前温井からラッセルしてきびしかった記憶があったが、春の鍋倉は楽勝コースだと思った。今日から明日にかけては好天らしい。
 馬曲温泉500円に寄ってからやまのうち道駅先のパーキングに入る。旧料金所のあたりで屋根付きなのがいいね。中野の新鮮市場は便利。
志賀山から西の志賀山

熊の湯に戻る。もうスキーも終わりだね

29日 月曜日
天気 はれ
 熊の湯まで上がる。こないだの雪で草津ルートは通行止めとか。横手リフト営業前8時ころにゲレンデ脇から草津峠を目ざす。鉢山脇をまわって47池へ下る。鉢山は以前滑ったことがあるんで割愛。
 志賀山は二子山で東峯が高い。雪融けが早いらしくササが出ている。雪田をつなぐようにして急登して山頂へ。横手山を滑るスキーヤーがアリのよう、47池を散歩するスノーシューの人が見下ろせた。赤石山や大沼、寺子屋、岩菅などのつながりがわかった。
 林間の急斜面を下ってコルへ。コルにも池があって火口か。西峰の方が滑りやすいように見えた。渋池を迂回いて車に戻る。1時終了。出会ったのは渋池のカメラマンひとりだけ。
 草津ルートが規制解除というので草津経由帰京。ローカル道で万座鹿沢、国土の有料道路を料金所手前で左折して国道、峰の茶屋から軽井沢へ下ると喧しい道になった。碓氷バイパスで妙義へ下り温泉もみじ500円に寄って松井田からハイウエー。事故渋滞があったがなんとか9時前帰着。

鍋倉山の楽しい動画



4.21.2013

加波山ハイキング


加波山
2013年4月20日
土曜日
天気 くもり

筑波連山(東の八郷側から)


たのしいミーティング


足尾山の新緑。山頂とトップのテイクオフ

サングラスに機影


つくばエリアで開かれる川地塾のクロカン教室に参加。パラグライダのクロスカントリー競技というのは、どこまで遠くに行けたかという競争。時間と行き先は不問でわかりやすい。数日前はつくばから二本松まで150km近く飛んだという記録がでた。川地塾長も先週北へ80km以上飛んでいる。

 土曜日好天予報がどんどん下方修正されて、この日は日照なし。Nasaショップ8時集合。朝日山トンネルが開通していてあっという間に八郷盆地に入ることができた。世の中は変わる。座学でいくつか秘策をおそわる。ミーティングのあと明日も雨予報とのことで解散。せっかくなので2本ショートフライト。NASAトップから。2本目はフォローの風になっていて直前で横向きにランディグする。

 ビジター3000円、バス1回600円。秋に買ったバスチケットは使えず。Nasaは消滅したと思っていたがそうではないらしい。テイクオフはソラトピアと共用らしい。ショップが移転したりスタッフが変わったり、ひとおとりなことをクラモチさんにおせえてもらう。世の中は変わる。

加波山山頂近く


 2時、カーナビで見当をつけて、大塚から一本杉峠を目ざす。通行止め案内もあったがダート道は補修されていて4WD車が行き来しているよう。2時半、ほんとに上がれるか半疑なんで峠のずっと手前に車を置いて歩いて偵察。一本杉峠からは丸山林道の舗装路になって加波山登山口へ続いている。そのまま速足で加波山往復。山頂4時。山頂は神社と社務所でいっぱいで展望もなし。途上はきれいな森と山道だった。
 車に戻る。5時終了。2時間半ほどの駆け足ハイク。再び今度はクルマで一本杉峠に上がり丸山林道で加波山登山口経由板敷峠。長い林道だった。筑波山の方から頂稜伝いにつながっている林道。丸山林道はそのメイン。
 フルーツラインから朝日山トンネル、土浦北から常磐に入ると雨になった。
 

花崗岩? 旧登拝道のへんりんもある。
「加波山周辺は花崗岩(御影石)の産地である。特に加波山西側の中腹には山容が変わるほどの多くの採石場(石切場)があり、西麓の桜川市(旧真壁町)は石材の町として全国的に知られている」
なあるほど。。


4.15.2013

河口湖と朝霧猪の頭


河口湖と猪の頭パラ
2013年4月13-14日
黒いいな妻のレインボ版

朝霧猪の頭南尾根上

13日土曜日
member みやもと しょうじ、こども、おばら、こうぶち、しまふくろ、しぶたに、太郎、伊藤文博記
天気 はれ
 今週はパラときめて早起きして出かける。予報を見て河口湖。今年はまだ2回目。10時過ぎにはいつもどおり宮本機がテイクオフ。レインボウのブラックライトは派手。ついでショウジ機。どちらもいきなりガンガン上がっていく。恐ろしいよう。11時前にでる。やはりがんがん上がる。上がるのも早いが沈むのも早い。先行機が高く上げているので様子見ながらいけるのがうれしい。黒岳近くで揺れが激しいので戻る。金山過ぎて鬼岳。渋谷機が先方にいるので王岳へ向かう。西風強く鍵掛峠で引き返す。十二岳から毛無、前山と戻って上げ下げ練習してランディング。1時間余のフライト。島袋機はさらに30分ほど飛んでいた。
 全員スムースにランディングしたようだ。使用中のハーネス(スープエアディライト)の緊急パラ引き出しに欠陥とのことで朝霧に行ってふぁるほーく斉藤校長に見てもらう。とくに問題なかったが、パック部にギューギュー詰めすると出にくくなるらしい。
 中島牧場。キャンパーが集まり始めた。マキストーブで和む。

あるぴなの機影

14日 日曜日
天気 はれ
 天気は下り坂で、夕方か夜か寒冷前線が通過するらしい。風が次第に強くなるという。朝霧猪の頭へ8時半。予報のせいかメンバーは少ない。イクススクールが来ていた。熱心な人は筑波エリアにクロカンフライトに行っているのかもしれない。
 
 9時過ぎに出てテイクオフ上をいったりきたり。サーマルはないが風が強いんでいつまでも飛んでられる。ほかに数機だけ。日曜なのに。。稜線に2機ほど見える。ハンググライダーがいないので廊下をリッジ風で渡り、そのまま稜線まで。そこそこ高さが取れたので鉄塔を越えて南下、シンク帯があって先にはだれもいないし、後続も見えない。ランディングが見えるところを動くことにして南尾根でしばし。前山にもどり南強風の中ランディング。風が強く後からきた人たちは飛ばなかったようだ。早々、11時ころに終了したが観光タンデムはその後も営業していた。マックパラスクールのファクトリの空飛ぶ撮影ロボットを見る。4プロペラのリモコンヘリでゴープロカメラを積載。すごい能力なのに安くて驚いた。
 太郎と散歩して天母湯に寄って帰京。ハイウエイは横風が強かった。2日間飛んで春コンディションに慣れたかな。

4.08.2013

利尻岳スキー


利尻岳スキー
2013年4月4-7日
member 伊藤ヒロユキ 伊藤フミヒロ記


南稜を滑る

南稜1200m
4日木曜日
天気 はれ
 羽田11時の便で稚内。雲が少なくて那須から利尻まで雪の山がいくつも見下ろせた。ナイスなフライト。稚内に入院中の工藤ポンさんを訪ねる。2~3日前にスキーで肩を痛めたとかでいっしょに山へ行けないのが残念。フェリーで鴛泊へ。高速なんで驚いた。レナモシリにイン。新しくてきれい。羽田からずーっといっしょだったBCライダー4人組も同宿。レナモシリは登山ガイドまるぜん渡辺さんの宿で、山へ入る人がよく利用しているらしい。山沢さんが訪ねてきてくれて情報をもらう。利尻山が夕日に輝いている。
  夜、先日放映された佐々木大輔さんの利尻スキーを見る。みんなでモチベエを上げる。

南稜1200m、この先は佐々木大輔さんの世界

5日金曜日
天気 はれ
 ポンさんが貸してくれたハイエースで鬼脇へ。シーズン終了のスキー場に車を置いて0830スタート。利尻のスキー場は町ごとにあってどれもポン山の斜面に造られているよう。ロープトーひとつの小さなもの。
 鬼脇ポン山に登るとプラトー状の地形になる。正面に利尻南面のすごい風景が広がる。雲ひとつない晴天。シール限界でアイゼンをつけて1200mピークまで。その先はノコギリ状の雪稜でクライミングの世界。
 昼過ぎ、雪の緩んだ斜面を快適に下る。広くて緩くてどこでも滑れる感じ。鳥海山に似ているかもしれない。2時半終了。だれにも会わなかった。
 島内一周ドライブして山容の移り変わりを撮影する。利尻は全方位にルートがあるということがわかった。どこでも滑れる感じ、というわけだ。
 この日ライダー4人チームは長官山から山頂に立ったという。素晴らしい。
長官山頂4人組。ここが豊漁沢源頭

避難小屋

鴛泊稜無名沢


6日土曜日
天気 はれ
 うす曇りだが山は見えるし暖かい。若者4人組といっしょにスノーモービルで長官山ベースへ。8時半スタート。火口(ヒラメ)経由長官山。利尻山頂がすぐそこ。洋上の礼文島がよく見える。奇跡のような無風状態、日が差してきて暖かい。避難小屋のあたりでのんびりする。ローカルボーダーのヨシリンさんも登ってきた。
 長官山東面の豊漁沢源頭をひとすべりしてから、1時、長官山頂から北面を滑る。出だしは急だがすぐに柔らかい雪に変わる。ラインは何本もあるようだ。
 森林限界に下って、ヨシリンさんに教わった道で鴛泊ポン山へ登る。ポン山バックカントリーを滑って終点の利尻温泉着3時。ローカルは冬の間はポン山でパウダーを滑るという。ほっこりな温泉は500円。
 
 明日から巨大低気圧がやってくるらしい。予定を変更して5時のフェリーで稚内に渡る。ホテル汐彩イン。近くのよしおか食堂が絶好。
鴛泊ポン山に登る。利尻は富士山みたいに四方八方滑れそう

7日日曜日
天気 雨
 稚内は小雨。利尻フェリーは欠航だという。飛行機もダメだろうとあきらめて、7時のJR特急で札幌移動。札幌も小雨。風もない。北斗星に乗り継ぎのはずが運転中止という。旅を続けるヒロユキさんと分かれて千歳-羽田便で帰京。嵐がくるという割にはどこもいたって静かなのが不思議。
 利尻5泊の予定が2泊。2日間好天で予定の2ルートを滑ることができた。ラッキー。いろんな方とお会いできた。みなさんありがとうございます。