HISTORY & STORY

5.01.2015

朝霧高原パラグライダー

朝霧高原のパラ
ひさしぶり

member 伊藤フミヒロ記 


今日の朝霧は北側の高原エリア

毛無山頂まで上がるとハイカーが手を振ってくれた


4月30日 金曜日 はれ
 

 週末に行こう、とパラグライダーの仲間から誘われたが、山へ行くのでちょっと無理。今日ならと、結局ひとりで出かける。とはいってもパラの営業エリアに行けばいつでもだれにでもオープンでウエルカム、お客様扱いしてくれるので、ソロでクライミングするような根性は不要。
 ホームエリアの河口湖が突然閉鎖になって仲間は困っている。近辺のどこか飛ぶエリアを探しているようだ。とはいえマイナースポーツのパラには、そんなに都合のいいところはかんたんには見つからない。エリアも人口もジリ貧なのだ。これを潮におしまいにするか、という人も多い。なんせみんな中高年、老人なのである。
 朝霧高原には日本を代表するエリアが二つある。誘われたのはあまりなじみのない北側のエリアだったので、今日はそこに行ってみる。中途な知り合いがいないんが逆に気楽。昔数回飛んだことがある。朝霧エリアは富士山を正面に見てフライトできるので人気が高い。河口湖の絶景には及ばないが、ここも好エリアでとなりのスカイ朝霧とともに富士山展望がウリ。富士山はいい山だがいつも見ていると実のところ新鮮さはない。GWとあって福島からやってきたという人と話をしていっしょに飛んだが、間近に富士山に接しとっても感動していた。

 昼前にテイクオフ。風が強いが、風が強いのは得意。好条件ですぐに上がって稜線まで。南アルプスがよく見える。雪をかぶった聖から赤石、荒沢、塩見と、夏に歩いた身近な山々が並んでいる。
 風もいいのであれやこれや練習する。一度、中途半端なスパイラルをしてキャノピーが暴れてあせったが、これも練習のうち。
 2時間近く飛んでもういいかとランディング。
高原エリアは久しぶり。テイクオフが眼下に、遠くに嗚呼河口湖エリア

聖、赤石、荒川、塩見


久しぶりなので心配もあったが不都合もなく、十数年もやっていることなんでカラダが覚えているという感じでなんのこともなかった。それよりも気分の方がモンダイで、想像していたとおりなのだが、パラは面白いがあれこれだいたいが経験済みのことで、残念ともいえるが、新鮮味はなかった。うーん、、。

 ご無沙汰してたが、久しぶりにやってみれば面白いというのはクライミングとかディンギーなどでも経験済のことで、さらにこのあとがんがんやるか、と聞かれれば、ま、そこそこ、古い仲間とのお付きあいで楽しみたいな、という感じ。やはり年の甲というか老化なのだろう。

 
飛べば面白い