HISTORY & STORY

3.16.2019

北横岳ハイキング

北横岳(八ヶ岳)
大雪のあとのきれいな山

2019年3月14日 木曜日
member 伊藤・記
坪庭は雪原になっていた

新雪の山道

かんばんデカすぎ


昨日は一日中八ヶ岳にかかる雲はとれなかった。今日は好天予報。
蓼科湖畔から北八ヶ岳ロープウエー(ピラタススキー場)までは15分ほど。標高を上げるほどに雪の道になっていく。

9時40分の便で山頂駅へ。昨日もかなり降雪があったようす。まだ高いところはガスの中なのでスキー場をひと滑りする。スキー客は少ない。10時20分便で再度上がるころには稜線が見えてきた。
山頂駅で登山届を書いてスキーはそこらへんにデポ。北横岳を目ざす。10時半スタート。

数人のトレイルがあって、坪庭は一面雪に埋もれている。竹ざおの親切がなければ迷うところだ。夏道どおりにシラビソ帯を登って、北横岳ヒュッテ。新雪だがよく踏まれていてラクに登れる。アイゼンをつけている人が多いがいらないでしょう。
樹氷の道

えびのシッポがたくさん

北横岳初登頂

火口が足もとに。むこうは蓼科山

12時に山頂。青空も出て、蓼科や南八ヶ岳など四囲の展望もよい。山頂は火口の外輪山らしい。このあたり、というか八ヶ岳はあちこち何度も噴火していて、ほとんどのピークは溶岩ドームだったとのこと。坪庭にいたってはわずか2000年前に流れ出た溶岩のたまりらしい。参考下記。

1時半に山頂駅に戻る。快適にゲレンデ脇のパウダーを滑って終了。
雪の多い八ヶ岳はきれいで新鮮だった。
あんぱんまん

原村から北横岳など

硫黄岳や赤岳、阿弥陀岳

プール平の蓼科温泉に寄ってから、原村へ下る。八ヶ岳の雲はすっかり払われて全山真っ白。まれにみる絶景になった。
甲府昭和から中央道でスムース、8時ころには多摩川を越えて都内に入った。

参考

http://ooisivolcano.my.coocan.jp/volcano/yatugatake.htm

約2000年前に流出した溶岩
 北横岳は9枚の溶岩とYt-Pm4テフラからなる火山で、特に最新のY9溶岩流は、スリバチ池溶岩と同様、植生が貧弱で岩石の風化もわずかであり、非常に若い溶岩であることが想像できます。北横岳トレッキングの説明のとおり、約2000年前に流出した溶岩であるとされています。現在分かっている八ヶ岳の噴出物の年代で、最も若い数値を示します。