大行山 尾瀬の富士見峠近くにある。夏道はないようです
雪が多くてよかったけれど頂上までは届かなかったですー
2022年2月24〜26日
member itokisya記
上段と下段 1570m広場あたり |
上段はミッフィーの片品スキー場 下段は大行山での3点 |
予定ルート |
実際のルート |
2月24日 木曜日 くもり
未明にでて関越道を北へ走ります。赤城高原で休んでから沼田経由片品村戸倉スキー場へ。
駐車場の入り口に山に登る人のクルマは5000円とあります。無料と聞いていたのですが。
9時過ぎにスタート。標高は1050mほど。大行山山頂は1780m。
スキー場の人がでてきて山なら5000円とのこと、戻ってからスキー場滑ります、と伝えました。
5000円もはらいたくなければ第4ペアリフトを利用して林道の先にでるといいかな |
あれが大行山らしい |
笠科川支流沿いの林道(富士見峠林道)を行きますが、昨日(天皇誕生日)のトラックが残っていてそれを追います。3人くらいか。トラックは林道からそれてスノーブリッジで沢をわたり山に登ります。滑ったあともあり昨日のチームは往復したようです。尾根上に出るとあとは南尾根を登るだけ。
とはいえかなりの急登、高度を上げるとトラックは風に飛ばされ消えてしまいます。
予定どおり12時過ぎまで登りましたが、きれいなオープンスペースが広がるところ、1570m,で終了とします。ここでのんびり、今日はだれもいない静かな山です。山頂までは高差200mですが直線距離で1000mもあります。
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1570mあたりで広場がある |
12時半に滑降スタート。
オープンスペースは少なく、林間を下ります。斜滑降を多用、雪が少ない年だとヤブスキーになるのかもしれませんが今日はふかふか。やすみやすみ1時間半ほどでスキー場に戻りました。
北田さんが倒れた山はどんなかな、とおもってきましたがおおよそわかりました。
食堂で休んでから、ひと滑りしようかと思いましたが、チケエット売り場はクローズになっていました。このスキー場のキャッチコピーは、戸倉は空いてる、だそうですからたいへんなのかもしれません。
鎌田の竹やの前の片品道の駅で休みます。となりには寄居山温泉ほっこり湯もあって快適なところです。施設も新しくてきれい。
2月25日 金曜日 晴れ
尾瀬片品道の駅から10分ほどで片品スキー場。ここで1日ゲレンデスキー。とはいえ午前午後2時間ずつ。雪はよいですが全ルートほとんど圧雪されています。スキーの上手なお年寄りが目立ちます。
スキー場と同系の高原ホテルにチェックイン。古くて広くて清潔な宿です。スキー場もホテルもミッフィーだらけなのが面白いですね。
26日は、朝いちで帰路に。片品道も関越道も下りは大混雑。土曜日のスキー客のようです。
そのうち登るつもりの子持山の登山口を見てから、渋川から関越道、昼過ぎに東京に戻りました。
●おまけ
伊藤記者かたる
北田啓郎さんは尾瀬がきらいだったようです。
何度か聞いた話ですが、80年代、テレマークスキー協会のツアーで団体で尾瀬に入ったことがあったそう。参加者のひとりが足をねんざするか折るかしたそうで、山小屋に面倒をかけた?らしい。 小屋の有名なおばばがでてきて「テレマークスキーで尾瀬にこないでくれ」と面とむかって言われたとか。
「あそこはひどいよ、いらい尾瀬にはスキーにいかないことにしている」たしかそんな風に言っていました。詳細とほんとのところはよくわかりませぬ。
別の話ですが、いまはどうかわかりませんが、長蔵小屋は冬季に小屋をあけて自主的に参加者を募りスキーツアーをやっていた時期がありました。やはり80年代の話でヤマケイ誌にも情報が載っていました。
積雪期も小屋を開きたい事情があったのでしょう。
仕事仲間の神長さんと話して、それを取材に行こうということになり参加申し込みしました。カメラマンはだれだっただろう?
雪の長蔵小屋に入り泊まって、翌日は好天。ほかの参加者とともにガイドに連れられて、燧岳まで登りました。ガイドも客も何人もいたのですが、小屋のおばさんや若いスタッフもいてにぎやかでした。天気のよい日の燧岳ツアーはうまいこと成功して、これは印象に残っています。写真もどこかにあります。
積雪期の尾瀬の山行は、奥山だけにちょっとレベルが高く、山小屋が開いていないとけっこう本格的なものになります。冬も開けるという奇特な小屋のおかげで楽しめたのでよかったのですが、もしそんなお気楽な企画があれば鬼の首でもとるように参加してみるのがいいのではないでしょうか。私もまた参加してみたいものです。