9.24.2022

前飛龍山・奥多摩 ハンワグのことも

時間がかかりました。最後に雨…。

member イトウフミヒロ 記

date 2022年9月22日木曜日

前飛龍手前から熊倉尾根

あまり展望はない前飛龍



超大型台風14号のすぐあと

天気予報はいまいちですがでかけてみました。

飛龍山(奥秩父から奥多摩へ続く主脈にある)に登るつもりだったのですが時間切れというか、体力不足、思ったよりも長丁場で、届きませんでした。飛龍山の標高は2000mを越えていて雲取山より高いとは知りませんでした。


前日の昼過ぎ

に出て中央道上野原ICけいゆ、鶴川沿いにゆずりはら道をいきます。甲武国境の笹尾根などハイキングするときに利用するきれいな田舎道です。くねくねで、山梨県道18号標識があります。鶴峠を越えて小菅道の駅に日が暮れるころ着、車泊。


翌朝寝過ごして6時半に道の駅スタート。丹波山道の駅までは30分ほど。モーレツなくねくね道です。初めて。


雑木林きれい

前飛龍あたりは岩場がつづきます

秋もまぢかでしょう

もたもたしてたので雨になりました


スタート

丹波山道の駅から歩きはじめたのは7時。ちょっと遅いかな。山道までは舗装路を30分ほど歩きます。

そのあとはスギ植林の森から広葉樹の森をジグザグにえんえんと登ります。


嵐のあとなので細枝や緑の葉っぱがどっさり落ちていました。どんぐりや栗の実も山のよう。ときどきガスが湧いてファンタスティック。日はさしませんが雲海や遠くの山も見えます。

サオウラ(さおら)峠の四差路についたのは10時前。車からは標高差800mの急な登りでした。


熊倉尾根は

雑木林の広い尾根で起伏もゆったり、熊倉山着11時。いろんなきのこが展覧会のように出ています。このあたりクマも出るそうです。

なんだか疲れてきましたががんばります。


前飛龍山の

手前は急に岩場まじりの急坂となっていままでと様子が違っています。

結局12時半過ぎに前飛龍山着。

ここまでヤマケイのコースタイムでは4時間半のはず。1時間遅れています。飛龍山まではあと1時間以上かかるでしょう、ということで今日はここまでとします。ここまで誰にも会いません、ということは下りでもだれにも会わないでしょう。


下山

来た道を戻りますが、サオウラ峠からは急坂で膝も痛くなって時間がかかりました。

そのうち、あやしい空模様になって雨になりました。

けっきょく5時に車に戻りました。行動時間は想定外の10時間。結局だれにも会うことのない珍しい日になりました。


翌日、

早起きして小菅けいゆ国道139号、松姫トンネル、猿橋、談合坂ICで帰京。3連休初日で下りは渋滞していました。8時には高井戸IC。

天気はまずまずでした

きのこはいっぱい

栗がたくさんころがってきました

・付録1

飛龍山標高2077mと丹波山道の駅の単純標高差は1300mほどですが、ヤマレコなどの記録をみると、実質標高差は1700mほどあるらしい。日帰りにはけっこうハードな山でしょう。

八ヶ岳の権現岳標高2715mを天女山パーキングから登ると、単純標高差は1200mです。三ツ頭の凸凹を計算にいれても実質1300mくらいだと思いますので飛龍山のほどがわかります。とはいえヤマレコなどのレポートみると若者は平気でがんがん登っていますが…。


・付録2

ハンス・ワグナーの登山靴にはいつも感心 Hanwag はHans wagner


10年ほど前(調査中)に神田のさかいやスポーツで買ったハンワグの登山靴をいまでも使っています。

ビブラム底で、要所は裏出し革で、本体はケブラー地かなにか化繊を使っていて軽量化しています。

カカトやつま先はプラスティックではなく多分丈夫なゴムで補強されています。


当時4〜5万したものですが、アイゼンが付けられませんから冬も使える本格的な登山靴ではなく、(アルプスの)軽登山、トレッキング用のようです。


今日天気がよいので、ミンク油があったので皮革部分に塗ってみました。10年ぶりに手入れしたわけですが、皮革はまだまだ元気でした。内蔵のゴアテックスブーティェは多分弱っていて(破れていて)、今回の飛龍山行の雨では靴下まで濡れてしまいましたので役たたずになっているようです。


実はさかいやスポーツで、購入後4〜5年たったころビブラム底が減ったので張り替えています。2代目の靴底ですが剥がれるような気配はまったくなく、かなり減ってきましたが、日本の土の山を歩く分にはまだ大丈夫だと想像しています。


最近はハイキングすることが多くて短靴のトレッキングシューズ(HOKAなど)も使っていますが、登山となると足首までサポートするこのハンワグが安心です。

新しい靴をとも思うのですが、まだイケルかんじなのです。なによりも履きごこちがいいので気にいっています。

下の写真が、いまやたらにほめちぎったハンワグの靴です。

かりに、月に1回山へ行ったとして10年で120回、そのくらい活躍してくれたのではないでしょうか。いやはや頑丈ですね。

スタート前、この靴をはくときいつも、すごい靴だな、と思います。それを忘れないように書きつけました。

履きごこちといえば、軽量で知られるのHOKAの短靴と比べても、それほど気にならないくらい軽いのがすごいです(片方で600gほど)。10年以上まえの製品ですが改良の余地がないほど完成されているとおもいました。では最新のものはどんなんだろう、とやはりそれも気になります。近々さかいやスポーツに行ってみましょう



ハンスワグナーはドイツの登山靴メーカーです。100年くらい歴史があるとか。あのローバも同じルーツで兄弟で同じ村で作っていたとか、聞いたことがあります。ローバもお高いですが、多分同じくらい完成されているのだと想像します

スイスやイタリア、フランスなどアルプスがそびえる国には優秀な登山靴ブランドがありますが、アルプスを歩くことを基本に作られた靴は伝統もあってよくできていますね。


調査結果

2012年9月の箱根外輪山三国山ハイキングのレポートでハンワグを履いているのを発見しました。

https://itokisya.blogspot.com/2012/09/blog-post_15.html



9.12.2022

北八ヶ岳三ツ岳

おすすめできないハイキングコースですが、面白い

2022年9月10日 土曜日 はれくもり

member  kei itokisya


高山らしい景色。穴ぼこがあちこちあって危険



白樺湖はんのホテルをのんびり出て、ビーナスラインですずらん峠を越えます。峠も竜源橋のパーキングも車がいっぱいです。蓼科山登山の人だとおもいます。今日は土曜日でした。


北八つロープウエー(ピラタスロープウエー)は8時40分が始発らしい。9時発にのれました。

観光の人と横岳に行く人か、20人くらい。


登山届けをだしてすぐにスタート。3月にスキーで縞枯山荘けいゆ雨池山に登っています。今日は坪庭から三つ岳経由で雨池山を回ることにしました。


坪庭からひと上りして八ヶ岳の主稜線にでたところが横岳と三つ岳・雨池山の分岐です。

横岳への道から分かれた途端にいきなり岩ごろごろの悪路になりました。

巨大な火山岩がごろごろしていて、道はその間を縫ったり、岩の頭から頭へ飛び移ったりします。大岩を登ってすぐ下ってまた次の大岩を登るというくりかえしです。


三つ岳は三つのピークがあって3峰、2峰、1峰と続きます。そういえば3月に反対まわりから眺めたときギザギザの岩場が見えて、次のたのしみにしておこうともどったのでした。



三ツ岳を超えるのに2時間近くかかりました。土曜日とあって十人くらいのハイカーと行き違いましたがみんな悪路に閉口している(たのしんでいる?)ようでした。八ヶ岳最難関の縦走路といえるかもしれません。南の赤岳や横岳、権現岳などはなんともありませんが、トムラウシのロックガーデンをしのぐ歩きにくい道だとおもいました。


12時前には雨池山に着きました。のんびり下ってロープウエー駅にもどったのが1時ころ。

4時間ほどのハイキングでした。

プール平の温泉600円に入って、諏訪南ICから中央道、休日の渋滞が始まる時間でしたが、高井戸IC経由、暗くなるまえに帰宅できました。


・ネットでみた三ツ岳縦走のレポート。無雪期で天気もよくて詳しい。

https://montrek55.com/kitayokodake_02/




諏訪湖のカヤック

モンベルクラブのツアー参加

2022年9月9日 金曜日 はれくもり

member  kei itokisya

菱です


早起きして中央道。南アルプスや八ヶ岳をながめながらドライブして諏訪インターまで。

諏訪湖畔べにやのマリーナ9時前につきました。モンベルが諏訪湖でカヤックツアーしているというのでなんかいい写真でも撮れるかなと参加しました。ほかにひとり参加の男性のふたり。ツアーとは別に地元のVIPも今朝はカヌー遊びにきているようです。

若者はガイドの人くらいで、みんな年寄りです。

外注の諏訪湖カヌー組のコヤマさんのガイドで、湖のあちこちを舟行しました。コヤマさんは若くて、地元とはいえ神奈川からの移住者だそうです。

雲が流れ湖面に映えています。水草のキンギョ草やヒシが繁茂していて緑色がきれいです。ヒシは菱で葉もあり実もあります。初めて見たような気がします。菱形、鉄菱、三菱などのことを教わりました。百聞は一見、で今回いちばんの勉強でした。


安定感ありすぎのカヤック(パーセプション)

後半は風が強くなって波もたちシーカヤックのようでした。昼過ぎに終了。

外遊びの半日ツアーはふつう、2時間ぐらいのものですが、このツアーは3時間半で長いです。モンベルクラブの本気指向が強いようです。おかげでカヌーを堪能しましたが腕がつかれました。


自分ごとですが高校は上諏訪にありましたので、諏訪湖は泳いだり、スケートしたことがなんどかあります。湖畔一周マラソンもしたはず。いまは昔の話になりました。


昼のそば屋に寄ってから、上諏訪駅のまわりをぐるり歩いてみました。道筋はむかしのママでしたが町並みなどはあらかた変わっていました。映画館などはあとかたもないようです(下記ホームページ、消えた映画館の記憶、がおもしろい)。勝手ですが、なんだかつまらない町になってしまったような気がしました。


お城につづく並木通りは老木がならんで幅広く昔の雰囲気がありました。湖明館通りには昭和の気分が残っているようでした。


時間があったので諏訪の浮城高島城を初めて(たぶん)訪ねました。敷地(本丸)は広い庭園公園になっていて一角に天守閣が建てられていました。江戸の時代の敷地はもっと広くて丸ごとにびっしり屋敷や蔵などがあったようですが、明治になってすべて棄却され、さらに戦後の整備で本丸のみ庭園として新造されたとか。おかげで本丸には遺構などはあまりなくて、写真を撮るにはとてもよい景色になっていました。


上川の通勤バイパスで茅野へ、ビーナスライン経由で白樺湖へあがりました。いつものパイプの煙にイン。いつもと違うのは太郎がいないことかな。山はすっかり雲の中、湖だけが静かでした。


●長野県の映画館 (消えた映画館の記憶 全国版より)

上諏訪、茅野など、詳細でおどろきました。

上諏訪には戦後5館、ひなの茅野でも3館あった。名前はだいたい知っていていくつか入ったおぼえあります。

https://hekikaicinema.memo.wiki/d/%C4%B9%CC%EE%B8%A9%A4%CE%B1%C7%B2%E8%B4%DB#content_10_49