5.25.2004

河又の岩場

 2004年5月?日
土曜夜10時過ぎに廻り目平に着き、満天の星空に少しだけホッとして、クルマの中でバク睡していたら、
朝5時半にケータイが鳴りました。
友人たちは早朝発だったので、どんどん悪くなる天気予報に心配したのです。その上、小川山では、
夜中雪も降ったそうです。
急遽、河又に転身。柳沢峠を越えていったら、3時間半ぐらいで着きました。
雨も降ってきたけれど、なんとか、登れました。


森さん、ちゅうさん、ハリオさん、みなさんが現れる前に、姿を消してしまいました。すみません。
そちらは、いかがでしたでしょうか?



メンバー
柏スミコ、タエコ、ユカ

私がやったこと
TRでムーブのパターン練習
ミヤザキミドリ(5.9)
ナインとは思えなかった。リードはつらそう。
その上、コウモリ(とほかの人が言っていました)のフンが大量にあり、とってもくさかったです。
1回目は、逼迫していて、後先構わずフンホールドを使ってしまい、べっとり。その後、チョークバッ
グに手を入れるのが、ためらわれました。
2回目は、余裕もありフンホールドは避けられたけれど、なんだかからだ中がくさいです。ルートは、
本当にすごい状態です。さすが、コウモリ
岩。
ターミナルドライブ(5.10b)
これも難しかった。

その後、岩場を下り、別の場所に移動して、雨の中パンプした腕で、ボルト打ちの練習。
チャートの固い岩でやりました。ジャンピングを使ってリングボルトを打つ練習。
大変ですね。これを、アブミの最上段に乗ってやっていると思うと、クライマーっていう人たちは
偉いなあと思いました。
へとへとに疲れて終了点についたとき、ボルト以外方法がなかったら、果たして打てるのだろうか
、根気の問題かもしれませんが、大変です。

5.15.2004

白妙橋と御岳ボルダー

メンバー
柏スミコ、ヤスシ、タエコ、ハナタニさん

5月15日白妙橋
年に数日しかないほどの絶好のコンディション(らしい)。昨日までの濡れはすべて乾き、染み出しもナシ。
気候もヨシ。
ひたすらTRでムーブの練習。ビデオ撮影してもらい、夜は見るのも辛い映像を見て、反省しました。
ディンプルフェイス
バースデイに乾杯(5.10b)
春の雪(5.10b)
名前ナシ(5.10b程度?)
正面壁手前のボルダー
お豆ちゃん(5.10c)

5月16日御岳ボルダー
金曜も今日も、忍者返しに人っ子ひとりいない(あ、金曜はひとりウマイお兄さんが蟹を登っていた)。
ボルダラーたちは、すでに小川山に移動し
ているそうです。いまだ御岳に来る人のことを、「冬を引きずっている人」と呼ぶらしい。
今日も苦手なムーブの練習。
玄関岩
正面フェイス(7級)
ガバハング(4~6級)
白狐岩
「トラヴァース」の左ライン
白狐岩の先の岩
数本
マミ岩
マミ岩中央(4級)←最後まで出来ず。。。

5.13.2004

涅槃岩(天王岩)

2004年5月?日

涅槃岩(天王岩)へ行ってきました。
平日だというのに、開拓者の名取さん含む11人もいた。

メンバー
柏スミコ、ヤスシ、タエコ

私がやったルート
クラックジョイ(5.9) TR  おもしろいいいルート。TRでやっちゃったけれど、次はリードしよう。
名もないルート  蝉時雨付近にある簡単なルート。OS
つゆしらず(5.9) OS
ちいせみ(5.8) OS
ダブルハッカー(5.10b) TRで結構がんばったのに、登れず。あまりに情けない。次回、もう一度
やります。
下の岩場にあるイルカ(5.10a)とサンコウチョウ(5.10a)がお目当てだったのですが、ホールド
が大きくかけて、ものすごく難しいことになっ
ているようでした。かなり残念。

チャートで風の通りもよいところになるので、雨の後でもすぐに乾きそうです。梅雨の晴れ間にね
らい目かも(週末は講習で超混みだそうです)。


柏スミコ

5.08.2004

佐久志賀の岩場4回

 
ちゅうです。
8/28、土曜日、どんよりぃ~~。

小川がだめなら佐久、そんでもダメなら長野、って作戦でとにかく出発!
結局、小川は、真っ黒い雲と、びゅうびゅうさむ~い風が吹きまくっていて、即行ひきかえし。
141号で佐久へ。

こっちは、ふだんのこの時季だったら、暑すぎて無理なんだが、ちょうどいい気温。
ぱらついていたけど、壁はやや前傾なので、具合よし。

・?10b mimi、RP(TR1回後)
・ハブアナイスデイ10b、mimi、FL
・マーチ、10a/b、mimi、OSm(ついに!)
・ひなたクラック10a、mimi、OSm(きわどかったけど、粘り勝ち!)
・ひつじ10+、ちゅうOSm

この天気にしては上の上出来。
松原さんは小川であきらめてしまい、ジムにいっちゃった。
んでもって奥様は上機嫌~~。

以上






ちゅう健です。

今日6/27(日)は、雨模様なので開拓準備に佐久・志賀に出かけた。
さすがに、草いきれがひどくて、前半シーズンは終わったかんじ。
でも、ここら一帯は割といい天気で、不思議。
これを読んだクライマーが俺らのほかにも東京からきていて、思いのほか、にぎわいました。

3本ほどのルートを作ろうと思っています。
だれか手伝ってくれ~。まだ下見段階ですが、ボルト打ちは11月くらいになる予定です。

雨が降る前に、

ルート名なし、名うての5.9クラッシック(けんじOSm)
金魚鉢10c、ムーブが見つからないと11クラスになっちゃう、1~3発目まで失敗
天子の誘惑10c、これも核心のワンムーブがむずい、ワンテン入っちゃった
日なたクラック10a

と登ったところで、雨、雨、雨。

このあとあちこち偵察して、帰りました。

本日のBGMは、ミシェル・ブランチ、ホテルペーパー。
80年代のハードロックを彷彿させる曲作りで、おどろき。
これで19ってんだから、まじで、すごいや。

以上




おなじみ忠犬の佐久志賀レポ、しょにょ2

5/15土曜、晴れ。再び佐久。
体力がないので、今日は午後からだらだら~。
ラジオから流れてくるなつかしのザ・バンド、ラストワルツ♪♪がBGMの、ヒネモスな半日。

クラッシックなエリアとはいえ、ルートが増えているとのうわさで、奥の奥の院へ。
アプローチ10分、志賀では遠い部類に入る。

しかし、いきなし10aのサンドバギングにハメラれた。
ウソ!?、なんじゃこりゃ。
2本目のクリップにもグラフォの危機がつきまとう。冷や汗地獄~。
そのあとまったく手が出ず、すごすごと引き下がった。

バトンタッチしたけんじさん、入門ルートらしい5.9をOSしたが、終了点直下が泥壁で、これまた大騒ぎ。
っ訳で、ぼとぼち体長5cmの羽音もやかましくなってきやした。
なんだかドキドキもの。ここらはキャツらの桃源郷っていうか宝庫みたいだよ。
シーズンは早くもおしまいか。

*登ったルート

・地球村宣言10a、トホホの歯痛い
・開拓レビュー9(けんじOS)、泥まみれ
・ひなたクラック(けんじFL)~金魚鉢上部核心10c(ちゅうOS)
・ときめき宣言10a、けんじさん、おしくも2テン。10aは辛いがこのクラスではストレニな★付きルート。
・マーチ10a/b(ちゅうFL)、前回けんじさんがOSした。すっげええ楽しい薄っかぶりのガバルート。
・登竜門11a、ちゅう2テン。25mでスケール十分。下半が2m半の張り出しに向けてせり上がる前傾で、ラインが微妙に3回左右にスイッチ
する。これが読みきれていなかったのでハング途中では戻りが難しく、テンションが入ってしまう。読めれば悪いムーブはないが、OSの難しさを
いまさらながら納得。

夕方、けんじ号は一路白馬へ。ロッジの改修シーズンに突入~。
おいらは急な仕事で急遽戻り。佐久平駅で落としてもらいました。

以上






おなじみ、ARCのもみじマーク、忠犬のレポート。
本日のBGMは来日間近いメアリー・J.ブライジ。Love&Life~~♪♪

宝剣へ行くつもりだったが、サッサーの攻撃で、9日もwebサーバーのリカバリーに追われ、
結局、GWは事実上崩壊してしまいやした。
ああ、遥かなり雪稜~。

w2k、xpのひと、だいじょ~ぶですか?
このウィルス、かなりヤバイっす。

5/8土曜、佐久志賀○○エリア。突貫工事から解放されたてのけんじさんと。

森山さんからNewエリアに30本できたという話を伺い、早速行ってきた。
(とみぃ~、行ってきたぞぉ~、すごいすごい)

このエリアは駐車が問題だが、壁は巨大でまるで英国のスタニッジみたいに延々と横につづく。
30本とはいっても、手が付いたのはたぶんエリア全体の1/10にも満たない。

垂直からやや前傾で20~30m。
まるで打ち放しのコンクリートのようにすぱ~っと、ぶったっていて、そこにいるだけでかなり威圧感を憶えます。
西向きで日当たりは悪く、しかしカラカラ。夏も登れそうだ。
ついでにいうと、11の宝庫! おいしそうな11a、bが6本あった。
また、30m龍のようにまっすぐせり上がる垂直のクラックにも目を奪われました。
これは10c、とのこと。
しかし右肩が治らないので今回は我慢我慢。

ただし、私有地でありクライミングは微妙な交渉の上で続けられきているので、
少なくともエリアの位置など詳細な情報はインターネットメールには書けません。
(インターネットメールには基本的にセキュリティはありませんから)
興味のある方は、どうぞ聞いてください。

*登ったルート

エピソードⅠ 10c、ちゅうOS、3年に1回出会うかどうかって感じの超おもしろルート
ピクニック 10a、ちゅうOS、ランナウトでラインが読みにくく意外にてこずった
もも、5.8、けんじ
道しるべ 10a、けんじ
サウスポー 10c、ちゅうOS、左手ホールドの3手がボルダーっぽいいやなルート
ひめだか 9、けんじOS
無名クラック(勝手にトルクレンチクラックと呼ぶ)、9、ちゅうOS、トルクレンチのカッコをしたクラックで、シンハンド
マーチ、10a/b、けんじさん、鬼のオンサイト!

以上

5.05.2004

北ア鹿島槍岳

剣から鹿島槍に転戦し、敗退した報告です。


メンバー
柏スミコ、恩田マサオ

5月5日
駅前で中国式足裏マッサージを受けて疲労回復。白馬へ移動。
駅近くの友人の店「カラー」へ。オーナーのトネガワくんとヒロスケに会う。

5月6日
朝、ヒロスケに大谷原橋まで車で送ってもらう。ありがとう!
7:30 東尾尾根取り付き出発
雪は全くナシ。藪こぎ。1時間ほど登ると少し雪が出てくるが、雪と藪を交互に歩く。思いのほか時間がかかる。
熊の気配アリ。大声を出しながら歩く。熊の恐怖はかなりのストレス。
11:30 予定時間を上回って一の沢頭着
東尾根の全容が見えるのでルートチェック。雪がかなり少ない。核心部のラインがわからない。
第一岩峰のルンゼは完全に岩が露出しているようだ。
幕営を予定していた二の沢頭までも、かなりやっかいな藪が続く。雪も不安定でロープが必要そう。
ぼんやりしながら、少し考えて、ちょっとこの予定では私たちには難しいかも、と敗退を決める。
マサオちゃんは、八方尾根か赤岩尾根への転戦を提案するが、下山後登り返す気力があるかどうか、私には疑わしく、
ギブアップ。
眺めのよい一の沢頭でテントを張る。
東尾根、天狗尾根、荒沢尾根、鹿島槍北壁を眺めながら、マサオちゃんにヨガと気功を教わる。こんな風景のいい
ところでやれば、プラーナを取り
入れることができそう。

5月7日
熊の恐怖におびえながら大声を出しながら下山。
早朝より大町温泉郷の薬師の湯へ。山菜のてんぷらとソバを食べ、ビールでボーっとしたあとヘンリー・ミラ
ー美術館を見て、帰京。


またいつか、もう少し雪のあるときに登ってみます。

5.02.2004

北ア剣岳周遊

 
5月号の『岳人』流に言うと「ポスト登山条例」にばかり剣に登っていたためか、富山県警への届出が20日前だった
ことをうっかり忘れ、マサオ
ちゃんとふたり路頭に迷っていたところ、桐生山岳会のみなさんが誘ってくれて、剣に行くことができました。


メンバー
吉田ヒデキ、吉田フミエ、須永シュンスケ、樋口ソウヘイ、橋本シヲリ、恩田マサオ、柏スミコ

5月2日 晴れ
6:30 馬場島出発
~白萩川~三俣~西仙人谷~小窓~小窓雪渓
15:30 北俣と合流する地点で幕営
「小窓尾根白萩川側岩場」を、初めて目にする。ルート図を持ってくればよかった。逆層も多く登りにくそう。
スケールは大きい。
白萩川は、渡渉ナシで済み、ラッキー。
西仙人谷で小さなブロック雪崩アリ。
荷物が重たい。。。
今日は、晴ちゃんの誕生日。15年前の夏、丁度入れ替わりで三の窓に入る晴ちゃんたちと稜線で会ったことを思い出した。

5月3日 晴れ→曇り→小雨 風アリ →雨・嵐
6:00 出発
~三の窓雪渓~八峰Ⅴ?のコル~長次郎谷~源冶郎尾根Ⅱ峰と本峰のコル~本峰~早月尾根~早月小屋
三の窓雪渓は朝からブロック雪崩が多かった。うち1回は、すぐ近くまで迫り大急ぎで逃げる。かなり冷や汗。
Ⅴ?のコルへの登りは急傾斜。途中ブロック崩壊の危険があり、速やかに通過。マサオちゃんと交代でラッセル。
長次郎谷もブロック雪崩が多発。5月、こんなに多かったかなあと思いながらも、すばやくトラバース。源次郎尾根に
上がるころから小雨。風が出
てきて、ガスる。しかし、この先はトレースがあるので、大丈夫だろう。
早月尾根は2箇所懸垂。小屋脇にテントをたてたころから雨が本格的に降り出す。

5月4日 雨風、嵐
夜中の1時過ぎごろから強風。テントはしなり起き上がるスペースがなくなってきた。フライが破けバタバタ言って
いるころ、隣のテントからヒデ
キさんと樋口さんが出てきて、私たちのテントも補修してくれる。深謝。
6時ごろからお茶を飲んでパンを食べ、いつでも避難できるように靴を履く。とうとうテントが破け、フライが完全
にはがれ、テントの中も嵐状
態。こんなの久しぶりだなあ。慌てて、テントをたたみ、下山。強風にあおられながら歩く。程なく行くと樹林。
この日、富士山頂から下山した友人は、クライムダウンしながら死ぬかと思ったそうだ。早月小屋であんな強風だっ
たので、剣の稜線にいたら大変
なことになっていただろう。早く下山できてよかった。
麓はカタクリの花がきれいだった。濡れ鼠になって馬場島へ到着。
馬場島荘で飲んだあと、桐生組と別れて富山へ。シヲリさんとマサオちゃんと寿司屋へ行く。
シヲリさんは帰京。マサオちゃんと駅前ビジネスホテルへ投宿。コインランドリーへ行き洗濯。濡れたものを乾かし、
次の山に備える。


予定では、3日に、源次郎尾根~本峰~平蔵ノコル~前剣を下降して武蔵ノコルで幕営。4日に東大谷中ノ右俣~中尾
根~シシ頭~早月尾根を下降。
こんな渋いコースを考えたのはヒデキさん。桐生の新人・須永くんに剣の概念を覚えてもらうためのコースだとか。
天気がよければ全部歩けたの
に、残念でした。


柏スミコ

火打山スキーソロ

場所:頸城山塊 火打山
日程:5/2 (日)
コース:笹が峰~高谷池~火打山 <往復>
天気:快晴
メンバー:単独 (テレマークスキー)

5:30笹が峰駐車場~高谷池ヒュッテ9:00~山頂11:30~笹が峰13:30

雪が少ないと聞いていたがスタートから雪道で一安心、
結局、十二曲り先の稜線が細くなった所は少し夏道が出ていましたが、後はずっと雪がありました。
でも今年はやっぱり少なめらしい。

雪質は上々で、山頂からの滑りを楽しめました。
その先の下りもほぼスキーを履いたまま下山。

さすがGWだけに入山者が多いなあと思ったのですが、
途中話をした人によると、今日はまだ少ない方で、笹が峰の駐車場に空きがあるだけましだとのこと、、、

ちなみに、高谷池ヒュッテは既に営業中でした。
まだ飲みものなんか置いてないないだろうとは思いましたがダメもとで聞いてみた所、
奥からちょっと古めのビールがでてきました。(即購入、300円、問題なし。)

朝からドピーカンでまさに春スキーには最高の一日でした。

青木

5.01.2004

北ア太郎平スキー


 
........
 
2004  5.1~5.5 太郎平スキーツアー

member matukura omata kawasaki 


5月1日
 8時45分、埼玉の自宅を出発。10時10分頃に豊島区の小俣氏宅到着。荷物を積み込み、川崎カメラマン宅へ向かう。
GW中とはいえ、都内もけっこう混雑している。11時30 分頃、川崎さんの車に乗り換え世田谷を出発。 ラジオによる
と、中央高速は渋滞。小俣氏の誘導で裏道をとり八王子ICへと向かう。途中、リンガーハットで昼食を取り、14時過ぎ
に高速へ乗る。すでに、中央道の渋滞もほぼ解消しており、16時半頃松本に到着。ガソリン補給、行動食など仕入れて
、飛越トンネル登山口へ向かう。 松本からはかなりの距離があり、安房トンネル、平湯温泉、奥飛騨温泉郷を経て、1
9時45分に飛越トンネル手前にビバークポイントを見つけて天幕。すでに、数十台の車が林道脇に駐車中。夕飯はコンビ
ニ弁当とカップ麺。

5月2日
 
4時半過ぎに起床。テントを出ると、雲一つない晴天。おにぎりと豚汁で朝食を済ませ、5時半過ぎにテント撤収。6時
前に林道を飛越トンネルへ向け歩き出す。林道にはすでに雪がないが、先で小規模な崖崩れが一ヶ所。これにより、車が
飛越トンネルまで進めないことが判明。 6時15分 飛越トンネルの左側から雪のない夏道を登り出す。少し先で先行者
が沢筋を登っている。それにつられて登るが、間違いに気づき引き返す。ちょっとした時間ロスがあったが、6時40分
頃、夏道へと戻り登っていく。 7時前に小ピークに立つ。一息入れて、さらに夏道をたどる。1時間ほどで夏道にも
雪が出てきて、シール登行を開始。寺地山へと登っていくと、しばらくで樹間越しに北ノ俣岳が見えてくる。今年はか
なり積雪が少ないようで、稜線が真っ白ではない。山頂直下はシール登行では行けないような雰囲気。 9時半 寺地
山の頂上部を行く。先行者のトレースにしたがい、右斜面を巻くように進む。ここから寺地山と北ノ俣岳の鞍部へと滑
り込む。 11時15分 樹林の切れた鞍部から
長いシール登行を再開する。斜面はゆるやかな一枚バーンで帰りの大滑降が気持ちよさそうだ。だが、登り始めるとかな
りの距離でなかなか頂上が近づいてこない。登るにつれ、息も上がってくる。中腹を過ぎる頃から左手奥の薬師岳山頂部
の様子が見えてくる。稜線はすっかり茶色の斜面が出ており雪がない。滑るならやや急な谷沿いとなりそうだ。 途中、
2回休憩をとり、いよいよ北ノ俣岳の稜線も近い。山頂直下はだいぶハイマツが出ている。滑ってくるスキーヤーに聞く
と、尾根の右側から回り込むと、何とか雪を拾っていけるという。 14時過ぎ、北ノ俣岳の稜線に出る。眼前には真っ白
なバーンが広がり、テレマーカーやボーダーが左俣の源頭へと気持ちよさそうに滑り込んでいる。眼前には黒部五郎岳、
さらに奥には鹿島槍から槍ヶ岳の大パノラマが展開。一本、滑ろうかとの声もあったが、けっこう疲れていた。明日、目一
杯楽しもうということで、太郎平小屋へと向かう。 北ノ俣岳滑降はゆるやかな斜面で気持ちよくテレマークターンが決め
られる。太郎山との鞍部からはシールなしでも登れる小さな登り返し。太郎山から一気に滑り込み、15時に太郎平小屋に到
着。まずはビールで乾杯。人心地ついて、個室へチェックイン。

5月3日 
朝から風雨激しく、太郎平小屋にて停滞。やることもなく、停滞に備えて持ってきた宮部みゆきの「蒲生邸事件」を読んで
過ごす。 予備校受験で都内の古いホテルに泊まった少年が、ホテル火災で逃げまどっている際、タイムトラベラーに連れ
られ二・二六事件当時に連れられていくというお話。

5月4日 
今日も朝から激しい雨。午前中は小屋の計らいで、宿泊者が食堂に集められ、小屋番の話などを聞く。ガイドの杉田さん、
カメラマンの川崎さん、ベテラン・テレマーカーの小俣さんもちょっとしたお話を披露。

5月5日 
5時起床。曇っているが雨は上がっている。下山の準備を済ませる。6時に朝食をとり、6時45分に、太郎平小屋を出発
。天気は快方に向かっているというが、雲は重くたれ込めており、北ノ俣岳山頂部はガスの中。マイペースでシール登行
をしていく。ガスの中へ入ると、周囲の地形が分かりづらい。それでも、小俣さんの先行で7時50分、北ノ俣岳山頂下の
下山口に到着。しかし、来るときには通れたハイマツ帯が、2ヶ所でまるっきり雪が切れており板を担いで通過。入り組
んだハイマツに何度も足を取られ、50mほどの距離も抜けるのがたいへん。 8時15分、ハイマツを抜け、いよいよ滑
降となる。ただガスのため、今ひとつ地形が分からない。滑っていくと、徐々に谷筋が近づいてくる。GPSで確認し、
右へとトラバースし、本来のルートへと戻る。 8時45分、寺地山との鞍部に降りる。再びシール登行。 10時半過ぎ
に寺地山の山頂域に立つ。トレースを見つけ、勢い込み、滑り降りるが、途中から急斜面になり、トレースもなくなる。
道を誤ったことに気づく。30分の登り返し、GPSで確認後、再びトレースにしたがい尾根を滑るが、またもルートを誤
る。再び山頂部へと登り返し、じっくり地形図とGPSで確認。すると、もっと南西寄りが正規のルートと判明。よく見
ると、赤テープやペンキがある。 12 時、慎重に、赤ペンキやテープを拾いながら下っていく。木の激突を避けながら
、ゆっくりと樹間を滑っていく。 13時半、来るときはまだあった所も雪が消えており、かなり上部で板を外し、夏道を
進む。道脇にはショウジョウバカマがピンクの花をたくさん咲かせている。 14時過ぎに飛越トンネルに到着。ここまで
は気が張っており、傷みをさほど感じなかったが、林道に出ると、歩きにくさも加わり踵のマメが痛い。長い下りで爪も
ちょっと痛くなっている。舗装路をゆっくり下り、14時半過ぎに駐車場に到着。荷物整理、着替えを済ませ15時前に出発
。  16時20分、新穂高温泉深山荘に到着。3段の露天風呂は雰囲気がよいが、川沿いの露天風呂は水着の女性と、入れ
墨を入れたヤンキー風の男性がおり遠慮する。 17時半過ぎに、松本でラーメン餃子で昼食兼夕食を済ませ、高速へ。高
速はまったく渋滞なく順調。21時20分、世田谷の川崎氏宅到着。21時40分、小俣氏宅を経て、22時30 分、帰宅。 
text: matukura     

甲府幕岩

5/1、快晴、4/28にゲートが開いたばかりの甲府幕岩へ。やっちんと。
最初、佐久志賀に行こうと思ったが、GWだし、パーキングの問題がありそうなので遠慮した。

林道の状況が変わった。
観音峠の先で大きな崩壊があって、車1台がやっと。
最後の分岐から右に入ってすぐのところにゲートができていて、Closeされている。

幕岩まで10分の歩き。

やっちんはブランクが長い。
おいらも体調が悪く、ちょっと動いただけで、どっと汗が出た。
おまけに先週、ジムで10年ぶりくらいに右肩をパキってしまい、思うように腕が廻らない。

で、だらだらと4本(5.9,10a、10b、10C)登ってお開き。
ラッセル邸で久々バーベキュー、しこたまビール飲んでダウン、翌日のパラ・コンペのため、
まだみんな寝静まっている早朝、白馬へ向かった。

ちゅう