10.27.2003

城山バトルランナー


 
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みなさまへ

 本日、10月27日(月)日帰りで城山へクライミングに行ってきました。
メンバーはチュウサン、けんじさん、金森の3名。天気は上々で汗ばむほどで
した。バトルランナー(4ピッチ)を登りました。1ピッチチュウサン、2
ピッチ金森、3ピッチけんじさん、4ぴっち金森がのぼり、核心の2ピッチ目
のハングで金森が痛恨のフォールをした以外は順調に登り終えることができま
した。下降は懸垂3ピッチで取り付まで降りました。水も食糧も持っていかな
かったので喉がからからおなかぺこぺこでした。
 この1本で満足し、大仁温泉で汗を流し帰京しました。

10/27 10:00城山 南壁バトルランナー登攀開始
       13:45登攀終了
メンバー:伊藤忠男、楜沢健治、金森智

10.22.2003

四川省の山


 四川省の山で遊んできました。現地で計画変更したので、念のために計画部分も最後に貼ります。 長いので、適当に飛ばし読みしてください。 

1 行き先 中国四川省甘孜チベット族自治州稲城付近         アバチベット族チャン族自治州四姑娘山付近 

2 目的 未踏峰の山を眺める ボルダリングやトレッキングをして楽しむ

 3 メンバー 柏澄子(ARC)、ヤスシ、タエコ、シャオフォン 

4 行程 

10月21日 成田→成都(チェンドゥ) 

10月22日 成都→康定(カンディン) 成都のスーパーマーケットで食糧を買い出した後、友人(シャオフォン)の運転 する車で移動。もう、ここからチベット文化圏。 といっても、街並みは漢人風だけれど……。 

10月23日 康定→理塘(リータン 4000m) この日も車で移動。理塘は由緒あるゴンパのある街。チベット色濃くなる。ボルダリングマット代わりに、チベット柄の布団を買い 込む。 

10月24日 理塘→稲城(ダオチェン 3740m) 同じく友人の車で移動。理塘先のゴンパにダライ・ラマ14世の写真が飾ってあって驚き! 市場で野菜と肉を買出し。茹布査?( ルブチャッカ)温泉に入る。 

10月25日 稲城→日瓦(リーワ)→ヤーデュン(3700m) ここまで車        ヤーデュン→沖古寺(ツォング・スー 3880m) やっと歩き出す。荷物用に馬2頭を雇う。よく整備された道を紅葉眺めながら1時間弱で到着。曇り。石造りの山小屋 に泊まる。自炊。 

10月26日 沖古寺→ルオロンBC(4100m) 紅葉をめでながらのハイキング。曇り。山よく見えず。馬方の父(イシ)が住む、カルカに投宿。1泊20元。 自炊。ビール5元。因みに、ここは自然保護区となり、2年前にシャオフォンが来たときは自由にテント が張れたけれど、今年はカルカか軍用テントに泊まることしか許されていませんでした。 来年からはカルカは撤去され、イシたちが自由にヤクを放牧することもできなくなる そう。全くひどい政策だ。登山者やトレッカーに対しては指定の軍用テントにの み宿泊が許されるらしい。 

10月27日 BC→五色湖(4400mぐらい?)往復 天気が悪いので、ヤンメイヨン峰の氷河舌端まで行ってみようという当初の 計画を変更。散歩。ひなが、ヤンメイヨンとシャーロンドジを眺める。イシの息子が 持ってきたヤクの胃袋を食べる。イシとのおしゃべりも楽しい。

 10月28日 BC付近でボルダリング 今日も天気が悪いので、ボルダリングに変更。なかなか楽しいけれど、息切れ……。夕 方から雪。やっとシャ-ロンドジ峰とヤンメイヨン峰の全容が見えてきた。イシの息子が持 ってきたヤクの心臓を食べる。ああ、美味しい。飽きもせず、ヤンメイヨンとシャーロンドジを 眺める。 

10月29日 シャラリ峰1周→沖子寺→ヤーディン 巡礼の道とも言われているシャラリ峰を1周して帰途に着く。途中、4400・4700m程度の峠を越える。全 行程9時間程度。 ヤーディン→****温泉 イシの家に同宿したアダムがバスに乗り遅れて私たちの車に乗り込むことに。本当は稲城まで帰りたい 彼の意向は通らず、私たち3人が行きに見つけていた温泉宿に投宿。ああ、気持ちいい。名前失 念。調査中。

 10月30日 ****温泉→稲城→理塘→雅江(ヤージャン) 稲城でアダムを落としたあと、途中でボルダリングを2時間程度。4000mのボルダリング は辛いけれど、ひよこ岩はかわいかった。理塘のゴンパでラマにインタビュー後、 駆け足で雅江へ移動。シャオフォンが夜遅くまで運転がんばる。 

10月31日 雅江→新都橋→丹巴→日隆(リーロン) この日もシャオフォンが運転をがんばる。途中、見たかった山を観察。日隆 到着後、タエコさんとふたりで丘に上がって四姑娘山の夕陽を眺める。 

11月1日 日隆・四姑娘山付近の谷を散策 岩山を眺めたり、ボルダリングにいそしむ。ボルダリングを始めて3日 目のシャオフォンは長身と力にモノを言わせて、私に登れないオーバ ーハングを越えるけれど、スラブの立ちこみは まだ負けちゃいない!

 11月2日 日隆→成都 

11月3~6日 成都滞在 ヤスシ&タエコは4日帰国。 

11月7日 成都→成田

10.15.2003

佐久志賀

ちゅうです。

1年ぶりの佐久志賀。

とはいっても、ホントは甲府幕岩へ行きたかったんだけどねえ、
だけど、天気が南岸雨模様だってので、急遽長野方面へ変更したんだ。

同じ考えのひとが割ときていて、この秋最高の混雑らしかった。
なにしろ地元のクライマーがブーブー云ってたよ。

だけど天気は大当たりで、暑くもなく寒くもない、からっからで、ベスト。
本日のBGMは、ハート。
一番好きなオブリゲイツで、こいつはクライミングにぴったり。
気合い十分!

車から3分アプローチの黄昏エリアへ。

・ハブアナイスデイ10b
・エアスタンス10b
・西遊記10b+
・スカイロード10d
    ボルト8本のエアリアルなカンテルート。初めてだけど、ボルトの位置が怖い。
  最初の核心部が1本目手前にあるんだよね。びっくり。2本目も遠く、チビッたよ。
  んでもって、2本目から下がっているシュリンゲ(敗退用じゃないようだ)を使ってちょんぼクリップ。
  って訳で、OSなし、がっくし。
・ジブラルタル10a(けんじOS)、見事! このルートは10aだけど、いぶし銀の好ルート。
・出目金9(けんじOS)
・ひつじ10+(chu、久々OS) ボルト9本のなが~い新しいルートだけど、核心は最上部であとは8~9程度。
・道しるべ10a


2003年10月15日?調査中

10.11.2003

甲府太刀岡山

 
10月11日(土)
森 他6名
甲府幕岩に行くつもりでしたが、太刀岡に変更しました。

登ったルート
<小山ロック>
*君の瞳に乾杯(9)
*ヤバイから逃げます(10A/B)
*太陽が恋しい(11A)
*陽のあたらない坂道(11C) 登れず
<下部岩壁エリア>
*太刀(11A) TR
*クンクン(10A/B)

久しぶりなのですぐに指にきました。トレーニング不足です。

森ぴか

二子山中央稜

mountaineering

   
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ARCのみなさま


チュウサンと健治さんにお付き合いいただき、二子山の中央稜を登ってきまし
た。
いや、長かった。長いってルートが長いんじゃなくて、取り付きに着くまでが
長かった。いちばん長い思いをしたのは、健治さんです。


1行程
10月11日 
6時柏宅発……チュウサンの車が湾岸線でパンクし、ウチの車に乗り換えて出
発。その後、大渋滞やその他いろんなことにはまる。
13時頃 中央稜登り始める……ということで、登攀開始がすっかり遅くなる。
15時半頃 終了点(6P最後)着 4Pの懸垂下降で取り付きへ。……最初の懸
垂(ダブル)で回収の時引っかかって取れなくなり、チュウサン登り返し。原
因はロープの激しいキンクだったようだ。
17時頃 取り付きに戻る。ヘッデンつけて車へ向かう。

★帰りは、スーパー銭湯彩の湯(休日700円)に浸かって、ロビーでサッカー
・ルーマニア戦を観戦して帰ってきました。日本チーム、めきめき強くなって
いて感動!

2メンバー
伊藤チュウ、クルミザワ健治、カシスミ(全員ARC)

1P チュウサンリード
2P スミリード
3P 健治さんリード
4P チュウサンリード
5P チュウサンリード
6P スミリード

ルートファインディングの難しいピッチをチュウサンにリードしてもらい、い
ちばんお気楽楽しい2Pを私がもらっちゃいました。健治さんリードの3Pは、中
央稜のハイライトでした。
雨が降りそうで降らない曇りの中登ったので、暑くもなく快適でした。
やっぱり、お山の岩場は楽しいです!



10.05.2003

巻機山米子沢

mountaineering

  
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ちゅうです。
事故に遭遇したので長いです。
ももちゃん、”ジョウゴ沢大滝墜落”の沢バージョンだったよ、まじで。

10/5日曜、巻機山・登川/米子沢へ行ってきた。
米子橋で水量が多いと直感的に思ったけど、
スタートから1時間は大きな河原なので、あまりシビアな判断ができない。

最初の滝30m(簡単)で、チミを上げるためのロープ垂らして、水流の右5mを登った。
さらに上部のナメを左に見て、ビレイ出来そうなブッシュを捜していたとき、
水流のなかに腰掛けるような格好で、青いメットの男性がものすごい勢いで滑ってきた。
息をのんで行く手追うと、そのまま、30mの滝の落ち口に消えた。

下でチミが大声で真っ逆様にどぼんしたとどなっているので、動かないように指示を出し、
ブッシュにビレイを取って、10mほど上部いる人たちに誰かが落ちたことを伝えたが、
沢ヤが30人くらいたむろしていて、一体どのパーティのメンバーなのか分からない。

どころか、ナメの終わったフラットな地点には、血だらけの男女2人がいて、仰天した。
30m滝が登れず、右のブッシュを巻いて戻るときに落ちたらしい。
聞くと、こちらは、ケイタイですでに新潟県警がヘリを出したとのこと。

下では、チミの近くに10人ほどの後続チームがきて、どぼんしたひとを引っ張り上げ、安定した場所に固定した。
外傷はないようだが、分からない。
あとでチミにきいたら、最初は意識が無かったが、みんなでたたいたりしたら、意識が戻ったそうだ。

上の二人は、付き添っているひとがいたが、
気が動転しているのだろう、見ると、ビレイもとっていないので、まず、チミを引っ張り上げ、
彼ら(結構高齢な方だが、意識も会話もしっかりしていた)にヘリの風がすごいから、ロープを使うように勧め、
ヘリの到着を待った。

僕は初めて間近で見たが、ヘリは、この難しい地形の中をほぼピンポイントで、順番に2人をピックアップ。
僕は高校生の頃、ヘリをやりたかったので、不謹慎かもしれないが、感動した。
この技術はすごい。

さて、これで2時間ほどロスった。
あきらめて、ここから戻るパーティと行くパーティは半々か。
僕らはGo。

ところが、水量が多いと思った直感があたって、チミにはかなりハードになってしまった。

トポや去年の記録がほとんど参考にならないラインで登らなければならず、
といって、年中ロープを出していては時間がかかる。
シュリンゲをつないだ2mのお助けヒモがものすごく活躍した。

核心部のゴルジュを抜けたら、感動的な自然の石畳風ナメをスタコラ登れる筈なのに、
水量は一向に減らず、水流も衰えない。
難しくはないが、ミスは許されない。すべれば、どこまでも落ちていく。

最後の最後まで、気の抜けない沢登りになった。

教訓、いくらナメが多くても、沢をナメたらあかん!

・6:30米子沢橋→30m滝8:00~10:00→
上部核心のゴルジュ終了13:15→終了点(井戸尾根の避難小屋)15:40
~16:00→19:00米子沢橋(P)

・天気、曇り時々晴れ、紅葉一気に進行。稜線はめっちゃきれいだったよ。
・メンバ:ちゅう、チミ

以上