11.30.2022

大山梅の木尾根(丹沢)

778m南尾根から大山経由ひとまわり

2022年11月29日 月曜日 くもり

member itokisya記


          

日向の駐車場。7時半

5時過ぎに東京を出ましたが曇りの日です。246号経由で厚木まで。国道246号は大山街道ともいわれています。これから大山登ります。厚木郊外の日向薬師の先に日向の登山者駐車場があります。大山詣での裏口ルートはこちらから。


明るくなって7時半にスタート。標高400m。梅の木尾根の778m峰につきあげる南尾根を登ります。登り口の目印は林道つきあたりの大きなダムですが、ちょっと手前の右の沢にもダムがあって久しぶりのことで迷ってしまいました。どうも違うなと15分ほどロス。



ダムはふたつある。林道行き止まりのダムが登り口です

リフトが敷かれた南尾根

778m峰につきました
        

ダムの手前に林業用のリフトの始発点がありました。入り口もはっきり踏み跡もしっかりしています。リフト軌道は尾根の正面を直登しているので迷いようがありません。最近敷かれたようで、ときどきまたいだりくぐったりします。もともと登山道ではないのです。


778mピークまでは急坂ですがぐんぐん高度を稼ぎます。けっきょくリフトは778m手前まで伸びていました。9時15分に梅の木尾と合流。

梅の木尾根は日向薬師からの古いルートでところどころ細尾根になっています。


ひと登りで唐沢峠からの大山縦走ルート893mにでました。10時。ここまでだれにも会いません。大山山頂は霧に隠れています。

縦走路にでると歩きやすい道になります

こんな天気です

大山はガスの中


雷の峰尾根分岐から上は何人もの下山者とすれちがいます。表参道を登ってからひとまわりする人たちでしょう。

大山山頂1250mに11時15分着。20〜30人はいます。平日でも人気のピークです。山頂が広いわりに建物や神社がごおちゃごちゃしていて残念。ガスで遠くは見えません。雲の下の厚木の街や相模湾や江ノ島がなんとか見えました。



山頂もガスの中

見晴らしから雨降り山(大山)見上げます

雷の峰尾根のミツマタ


ガスが晴れて明るくなった雷の峰尾根を下り、見晴らし経由九十九曲がりで駐車場に戻りました。13時50分終了。6時間ほどのハイキングでした。

246号はちょっと混んでいましたが明るいうちに帰宅できました。


2020年の天気のいいときの梅の木尾根

https://itokisya.blogspot.com/2020/03/blog-post_25.html


登りも下りも今日くらいがいいところかな


           

11.17.2022

天城山万二郎岳と初島

伊豆東海岸のトリップ

2022年11月15〜16日 火水曜日 くもりとはれ

member kei itokisya記

登山者駐車場。青空が広がってきましたが…

あれが万二郎岳かな。だんだん曇ってきました

味わい深い道を行きます

アセビでしょう。花と実があるよう

暗いうちに東京を出ましたが曇りの日です。小田原厚木道路経由で熱海から伊東まで。伊豆の主脈の山は濃い雲におおわれています。東海岸の国道をたどることにしました。

午後はよさそうというので伊東道の駅で時間をつぶしました。


いちおう上がってみるか、と大室山経由天城高原道路をくねくねとドライブします。深い霧におおわれて低速運転です。ところが、だんだん明るくなって雲の上に出たらしく青空が広がってきました。登山者駐車場に車は数台しかなくて日本百名山にしては空いている日でしょう。

万二郎岳山頂

万三郎周遊コースは5〜6時間かかります

ゴルフ場脇をスタート。11時45分。今日は万二郎岳を往復するハイキングです。このまま青空が広がるかとおもいましたがそうはいかず高曇りになってしまいました。前夜雨が降ったらしく登山道は濡れそぼっています。


万二郎の山頂には13時半につきました。海も富士山も何もみえない日でした。がいちおう運動にはなりました。

往路をもどり15時に車にもどりました。会ったのはハイカー3人でした。

川奈のライブマックスにイン。

ここもグループホテルでコスパがよいかんじでした

          


翌日は好天。初島に行くことにしました。初めてです。

熱海港から10時発のイルドバカンス号で初島へわたります。わずか30分ほどの航海です。船も島のレジャー施設も富士急のグループがやっていました。キャンプ場のPICAがあります。ホテルレストランも。知りませんでした。

今日はよい天気ですが、海上から見ると天城連山だけは雲がかかっています。高い山なのでそうなるのでしょう。

初島につきました

灯台にのぼります。300円


島は思ったよりも広くて、南国風できれいでした。一番高いところは標高51mだそうですがそこに灯台があって登ることができます。いい景色が見られました。周遊路をのんびりひとまわりして1時発の船で熱海にもどりました。

なかなかよいところだと思いました。初島は周囲4kmくらい、200〜300人が住んでいるようです。小学校もありました。

帰路は西湘バイバス経由で明るいうちに帰宅。

初島です。インスタグラム公開のパのグラム作品2点




11.14.2022

今倉山と赤岩(道志山塊)

秋色のハイキング山

2022年11月12日 土曜日 はれ

member itokisya

今倉山までは南尾根をほとんど直登します

秋の雑木林と赤岩から西の展望



久しぶりに道志の山へ

いきました。

今倉山は手ごろなハイキング山です。西の尾根は長く、今倉山を最高峰にして都留の里へ凸凹しながら下っています。途中に二十六夜峰があります。その手前には赤岩があって好展望のピークになっています。


前日の午後にのんびり出て道志みち経由暗くなるころ道志道の駅につきました。クルマが変わりステーションワゴンになったので車泊はぐっと快適になりました(まっちゃんありがとう)。

天井が全面ガラス張りなので寝ながら星空が見えます。

道坂トンネル。青いくるまに変わった

赤岩から丹沢方面。海も見える

赤岩から甲府のほう。金峰山、大菩薩あたりかな


朝7時半に道の駅を

出て道坂トンネルまで15分ほど、道志みちも都留に抜けるこの道坂峠道も、くねくねドライブの名所です。クルマの調子がわかりました。

道坂トンネル脇の登山口、標高1000m、クルマがもう7〜8台とまっている、を7時50分にスタート。旧峠まで20分ほど登ります。ここに現行の道坂トンネル、旧トンネルのあるバス道、人馬の通った古い峠道があるのがわかりました。

今倉山までは日当たりのいい急な尾根道を登ります。今倉山標高1579mには9時30分着。3〜4人に抜かれました。

山頂は雑木がまばらに生えていて丹沢方面がよく見えます。のんびりした後、西の尾根を下ります。西ヶ原、赤岩と縦走します。

赤岩1410m、10時30分着。

よい天気、よい景色です。御正体山の横に富士山が現れます。360度がわかる山名盤がありました。

菅野林道まではだいたい下りで1時間もかかりません。秋色の雑木の尾根がつづきます。

御正体山と富士山、忍野の山

良い風景がみられる菅野林道


林道に出ると

向かいに二十六夜峰がそびえますが割愛。林道下りは長いですが、舗装されていて走れそうなほどです。駐車場に戻ったのは12時15分、4時間半ほどのハイキングでした。このコースを太郎と歩いた日を思い出します。

帰りはきのうと同じくねくねの道志みちです。土曜日なのでバイクとマイカーの対向車がひっきりなしで驚きました。


今倉山、赤岩、二十六夜山などの記録4本

https://itokisya.blogspot.com/2017/11/2_3.html

https://itokisya.blogspot.com/2015/11/blog-post_30.html

https://itokisya.blogspot.com/2015/11/blog-post.html

https://itokisya.blogspot.com/2015/01/blog-post_34.html


2015年の記録の二十六夜山はもうひとつの別の山、二十六夜山は道志と秋山にふたつあります。


11.03.2022

南島上陸。イルカと泳ぐ

父島の半日クルージング

2022年10月29日

member イトウフミヒロ 記

大村湾(二見港、前浜)の朝

タコの木。タコは蛸


ベンガル菩提樹。前浜の公園、アメリカの小学校があった


午後3時発のおがさわら丸で帰ります。

午前中のクルーズツアーに参加しました(おが丸パックの別料金ツアー)。モーターボートで海の名所をひとまわりします。海にも2-3回入るそう。

小笠原観光で受付して、9時に舟にのります。客は15人ほど、うち観光のお年寄り10人くらい。海に入るヒトにはウエットスーツとシュノーケルセットを貸してくれます。若いヒトが多い。ほかにネイチャーガイドやアシスタントなど5人くらい(若い女性が多い)いてにぎやか。キャプテンは屋根の上のコックピットで操縦しています。

まず猛スピードで南島に

向かいます。島近く、キャプテンが岩と岩のあいだ巧みに操って接岸、へ先を岩壁に押しつけている間に素ばやく上陸します。

南島では不思議な風景が展開します。みたことのない緑緑の植物、剣先のような石灰岩のオベリスク、白砂の浜とプール…太古の貝の化石が無数に散らばっています。カツヲドリが置物のようにそのへんに佇んでいます。周遊路はきまっていてそこを忠実にたどります。ガイドなしでは歩けません。プールで泳いでいるヒトもいました。

30分ほどして舟に戻りふたたび猛スピードでイルカを探しにいきます。キャプテンの腕がたより、刻々と屋根の上のキャプテンからアナウンスが入ります。

swimming with dolphins

Awesome!Minami jima。

ハートロックの沖でイルカ発見。

海面を泳ぐイルカの背とヒレがよく見えます。急に舟上はあわただしくなりました。シュノーケルをつけてステップに立ちます。ゴーの合図でガイドが海にはいり、そのあとゲストが続きます。私もずるずると海に入ります。

ガイドにくっつきます。目の下をみるとイルカの群れがいました。5mか10mか、腹の下、ファミリーなのか10頭くらいが行儀よく同じ方向に向かって泳いでいます。黒いイルカの群れ、青い海、海底は白砂、ファンタスティックです。イルカは足が速い、しばらくするとどこかへ行ってしまいました。ハシナガイルカだそうです。

第2セッション

は兄島瀬戸。兄島に向かって猛スピードで移動します。瀬戸は海洋公園になっていて熱帯魚のメッカ。海底はいろんなサンゴの森です。泳ぐ範囲を決めてから海に入りました。流れがあるので注意です。カラフルな魚がたくさん顔の前を行き来します。いままででいちばん見たような気がしました。15分ほどで切り上げます。

クジラとイルカを探しながら帰路につきました。イルカが見つかればもう1セッションの予定だそうですが、むなしく港が近づいてきました。12時終了。

いってらっしゃいコール

sayonara.


のんびりランチしてから

3時のおがさわら丸に乗りました。

よく知られた二見港名物のいってらっしゃいの見送りをうけたあと、おが丸の巨体が岸壁を離れると、同時に何隻ものクルーザーが現れ、追っかけてきて伴走します(さきほどの舟もいます)。パトロール舟もやってきて公私混同状態。

どの舟にも若者たち(たぶん)が乗っていて、そのうちつぎつぎと手を振りながら海に飛び込みます。バック転で飛び込む女性もいました。感涙の一大ショーでした。おもしろいです。

観光地小笠原ならではのこのイベントを見ただけでも訪れた価値があったと思いました。









11.02.2022

乳房山ハイキング(母島)

母島へ渡り小笠原最高峰のぼりました

2022年10月28日

メンバー イトウフミヒロ 記

母島見えました

追っかけてくる

亜熱帯の森

海風が吹きわたる。山頂みえます

ハハジマメグロは名物鳥


7時30分発のははじま丸に乗りました。時刻表では9時半母島着。船は午後2時に母島から折り返します。その間に乳房山(標高463m)に登ります。


1時間ほど航海して母島がはっきり見えてきました。山頂は雲に覆われていて海洋島らしい風景です。


ははじま丸は遅れて9時50分に母島沖港につきました。観光案内所によって登頂証明セットを入手、町中をくねくね歩いて迷うことなく登山口につきました(近くに登山口がもうひとつあって、そこからの道は別尾根をたどるもので、山頂直下で通行止めになっています)。


10時10分スタート。12時までに山頂に着けばいいなと計算しました。なんとなく気がせきます。汗かきながら登ります。実際気温も高いのです。

南国風の森がつづきます。背の高いシダやソテツの類のジャングルです。道はよく整備されていて案内板も多数、雨のあとなので靴を汚さないように気を使います。茶色のトカゲと緑のトカゲを見ました。

尾根に上がると涼しい海風がふいてきました。アメリカ軍が落としたという爆弾でできた穴ぼこが目印になっていました。黄色いコマドリがいました。名物のハハジマメグロだとあとで知りました。

ハイキングの山でした

山頂から沖港を見下ろします

島の東海岸一部

有名な苔石でしょうか

登頂証明、案内所で絵はがきももらえるそう


11時30分頂上に立ちました。西と東の展望台があって海が見えます。眼下に沖港とははじま丸もわかります。登頂証明は頂上標識をコピー用紙にクーピーでなぞるようになっていました

鷹がゆうゆうと飛んでいます。名物のオガサワラノスリだとあとで知りました。


のんびりしてから下ります。ひとり男性があがってきました。しばらく下ると道端にハート型の苔石を発見。ポスターにもなっている苔でムニンシラガゴケだそう。ムニンは無人(島)のことでBonin islandの語源、小笠原島のことです。近くで登りの女性ハイカー数人が休んでいました。


ははじま丸は定時に出港、間にあいました。乳房山頂は相変わらず霧が流れていますが頂上は確認できます。

黒っぽいカモメが何羽も船を追いかけてきます。名物のオナガミズナギ鳥だとあとで知りました。カツヲ鳥もいるようです。 

午後の沖港から見る乳房山と剣先山


追記
ヨッキれんのページ やまいが

こんかい小笠原へ行ったのは、行ったことがないから、ですが、その気になったのは、
ヨッキれんの長大な小笠原軍事国道のレポートをよんだのがきっかけです。
オブローダーで自転車野郎のヨッキれんのブログは知るヒトぞ知る廃道廃線探索の人気ページです。私もずーっとファンでいます。

ヨッキれんは父島にも愛用の自転車をもちこんで廃道を探索しています。
彼の探索したいくつかのポイントを私も見ることができました。見るだけですが。彼のように崩壊トンネルにもぐったりはしません。
二見港のターミナルの目の前に軍事国道のトンネルがあります。今は歩行者専用になっていますが、頑丈なトンネルが2つ続いています。信号のところに立てばだれでも見ることができます。
そのほか扇浦の浜の休憩所の向かいにも軍事国道トンネルが見えます(ここで私見ですが、島を要塞にするためにあらゆるものを地下化、表面を膨大なコンクリートでもり固めた、という感じですね。島のほかの戦争遺跡をみてもそれがわかります。となりの硫黄島があ~なったわけですからその用意はまちがっていなかったのではないでしょうか)。
ところで、
ヨッキれんはひらぬまさんという方で廃道廃線業界では神とあがめられている青年です。著作も多く実業の日本などからでています。

yokkirenの小笠原父島軍事国道レポート


ヨッキれんのホームページ
やまいが、と略称されていますが正式には
「山さ行がねが」という不思議なタイトルです。
秋田弁で、山へ行かねえか、山へ行こうよ、という意味ですが、登山レポートではありません。が、山屋がよく知っている山や山腹、山麓の探索も多く、とてもおもしろいです。レポートは膨大な本数があります。
二見港前の軍事国道トンネル。ここから南へ無理やりトンネルがいくつも

ウィキペディアのヨッキれん(平沼さんの愛称)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%B2%BC%E7%BE%A9%E4%B9%8B


参考 母島地図