3.23.2000

妙高スキーレイド

妙高スキーレイド
大雪だった

 3月23日

前日のウエルカムパーティでコースが発表された。
妙高杉の原スキー場のゴンドラ上駅がスタート。ゲレンデを縦断して山にはいり
三田原山中腹を大トラバースして1850メートルの無名の涸れ沢出会いが第一チェ
ックポイント、涸れ沢を滑りくだり大滝をふたつ下ったところが第2、第三が笹
が峰のバス道で、第4が再びスキー場入り口。そしてゴール。
これでも、この日の大雪で大幅にコースを縮小したのだそう。本来は杉の沢高速
第三をつかって、三田原ピーク近くまであがり、涸れ沢をくだるものだったとい
う。この涸れ沢は台風で土砂崩れして素晴らしいバーンになっているという。
明日もこの大雪は続くというから正解であろう。
Rock&Snowの取材も頼まれていたので、川崎カメが撮影するのだが、スタートと
ゴールなどしか移動できないようなので、急きょ、僕がレイドチームと同行取材
することに。ほかに矢野カメも協力してくれるという。

8時50分スタート。予定どおり、きょうも大雪だ。雪崩を心配するこえもある。
女子1名を含む、3名が1チーム。今回は20チームが参加。装備チェックも厳し
い。不備があれば減点されるのだ。
登りに入るところでシールを素早くつけて、林道をいく。昨日から5.60センチは
降っているから、ラッセルがたいへん。各チーム、オリジナルルートでいこうと
バラバラに進むが、森のなかに入ったところで、だんだんとトレールが集まって
きて、3本、2本となっていく。この大雪では無理もない。各チームの壮健が交
代でラッセルしてルートを伸ばしていくというわけだ。静かなぶなの森のなかに
2.30人の行列が2つ3つとできるという変わっった光景が出現した。2時間ほど
で第一チェックポイント。例の素晴らしい涸れ沢を深いパウダーを楽しみながら
くだる。あっというまにぐしゃぐしゃ状態。それでも深雪がなくなることはない
。
第3チェックポイントの目印になるバス道が発見できず通り過ぎ、先頭がつけた
間違ったトレールを辿ってしまい、標高を下げすぎてしまうチームが続出。ひっ
きりなしに降り続ける雪は今日だけでももう4.50センチは積もっただろう。ぼく
もちょと下り過ぎたが、まわりの様子をみて登りかえす。その後もバス道の下り
ラッセルとなり、先頭チーム集団が交代でラッセル。遅れていたチームも徐々に
列の尻につきだんご状態。先頭グループに敬意をはらい、ゴールまでこの順番が
大きく変わることはなかった。
2時前にゴールしたのが優勝チーム。五時間前後の予想外の長丁場のレースだっ
た。参加者はおおむね、大雪のツアーを楽しんだという風情でした。とはいえ5
時間6時間と、休みもなしに歩きまわり、滑ったわけでそこそこ疲れました。
それにしても涸れ沢の滑りはなかなかグーでした。前日、前山第三リフトわきの
森のなかを10本以上すべりまくったおかげで、ひゅーひゅーと滑ることができま
した。新潟の雪にも開眼した気分です
ニセコチームも参加し、ほかにも知り合いが多くたのしいレースでありました。