11.15.2015

和田峠、三峰山

和田峠、三峰山
中央分水嶺の草原

2015年11月13日 
金曜日


天候 晴れくもり
member  太郎 kei 伊藤記
三つ峰山が見える

和田峠。日本十大峠に入るか

諏訪湖と中央アルプス

笹山の三峰山

 諏訪湖のサービスエリアからは高ボッチや霧ヶ峰、八ヶ岳などがよく見える。湖畔の下諏訪から砥川の谷間を上がって連山の鞍部に出るのが中山道、今も昔も変わらない。分水嶺のいちだんと低い所が和田峠ということだろう。その左側に高く見えるのがこれから目ざす三峰山らしい。
 岡谷インターで降りて諏訪大社下社の秋宮と春宮に参拝する。首が伸びるという万治の石仏も近くにあった。全国数千社ある諏訪神社の本拠としては意外に小さい社で驚く。上社など4社を合わせても大きいとは言えないが、解説によると、諏訪大社には本殿というものがなく、山や木がご神体なのだという。上社は守屋山、下社はイチイやスギの古木。門のような拝殿だけがある原始的な社の形態だという、ので納得。地元民も知らなかった深い話であった。
がっかり名所にもわけあり

素朴すぎる石仏


 中山道をドライブして旧国道の和田トンネルを抜けてヴィーナスラインと合流したところに農の駅ドライブインがあった。平日とあってしまっていた。
 目の前に広がるのは廃業した和田峠スキー場。佐久の平と浅間山がよく見える。標識を見つけて中山道に入る。古道とは思えない遊歩道だが歩きやすい。
 峠に出ると向かいに御嶽山や中央アルプスが望める。道端にお地蔵様があり御嶽権現の石塔などがあってここがたしかに古い峠であったことがわかる。
 西側の小山に登ってみると八ヶ岳や霧ヶ峰が見渡せた。
 尾根上の細道を辿れば三峰山まで行くことができるのだが、いったん和田峠に戻り、スキー場のカヤ原道を下って車に戻る。
和田峠。東山道以来の歴史ある大峠

 ヴィーナスラインは今月下旬まで通行可らしい。三峰山登山口まで移動する。食堂はクローズしていたが道脇に車を停めて、再びカヤと笹の尾根道に登り返す。すぐ近くに三峰山があった。風が強く気温は5~6度というところか。気持ちのいい笹原道を行く。
 山頂から下って来る老夫婦と行き違う。これだけ展望のよい山はそんなにはないだろう。3つのアルプス、上信の山、八ヶ岳などがよく見わたせる。
太郎元気

ハイジの庭、きれい

 ヴィーナスラインで霧ヶ峰、白樺湖とドライブして蓼科湖のホテルハイジにイン。ゲートをくぐると後は外国の雰囲気、アルプスのシャレーというところか。オーナーによるともう40年やっているという。食事のグレードは高いよう。

 山屋には遅い8時過ぎの朝飯をもらいチェックアウト。崩れるのが早かったようで小雨。安国寺に寄って用事を済ませ富士見峠を越えて白州へ移動。尾白川の紅葉を愛でる。蓼科もこのあたりも紅葉黄葉ともに発色不足で茶色がかっている。暖か過ぎる日が続いたせいだろう。
 韮崎インターから中央道。明かるいうちに帰京。