11.05.2020

赤城山地蔵岳

紅葉ハイキング、北風の日

2020年10月30日 金曜日

member kei taro itokisya 記

ビジターセンターのかんばん

八丁峠までは人少ない

地蔵岳山頂。ぐるりと一周できる

大沼をはさんで黒檜山。秋と冬に取材済

石の仏は地蔵さまでしょう

覚満淵。小学生の団体に追われた

大沼から地蔵岳



日の出前に都内をでて関越道。北に上がるほどに好天になるが上越国境あたりには雪雲が来ている。渋川伊香保でおりて赤城山へ(前橋から北上するほうが自然かな)。

標高1000メートルあたりの紅葉がいい。

大沼のビジターセンターにクルマをとめて地蔵岳めざす。10時スタート。登り口は車道を2ー300m戻ったバス停のところ(そのさきにも大洞のパーキングあり)。八丁峠まで30分ほどゆるい坂道を行く。

峠のパーキングからは階段ののぼりで山頂。11時半。深谷の小学校の遠足がきていた。

テレビ塔が林立しているのがいちばんの印象。だから四方の見晴らしはいい。で北風が強い。

小沼に下ってさらに鳥居峠、覚満淵へ。ミニ尾瀬といわれているが規模はぜんぜん小さい。でもきれい。木道を新設していた。

1時半終了。

大沼湖畔をドライブして山からくだる。


利根川岸の宿。向かいは榛名山


公共の宿



赤城村の敷島温泉ヘルシーパルにイン。利根川の岸にあるやたらゴージャスな宿で親しみにくい構え。部屋は玄関廊下次の間和室洋室プラス応接室と十人は泊まれそう。もともと、いまも、国の公共宿らしい。とはいえ応接も食事もよかったですよ。Gotoキャンペーンで格安、リンゴも箱でいただきました。 


参考

インスタグラムにアップしたパノラマ写真。サムネイル状態にすると見られる。
だからなに、ではなくアートとして鑑賞していただきたいこころ。パノラグラム!


参考2
おまけ 赤城山の盛衰
ロープウエーとケーブルカーが見える. 。
赤城といえば猪谷六合雄。猪谷旅館も見える。
おもいだした、戸隠で六合雄先生に会ったことがある

往年のにぎわい。いまはなんもない。ネットから拝借


この秋の赤城山ハイキング。電波塔の林立する地蔵岳に登ったとき、見晴らしのいい平場があって??なんだろうなと思ったのだが。

あれは赤城山ロープウェイの山頂駅の跡だった。ふるい地図みてわかった。そういえば以前、黒檜山から遠く山頂駅をみたような気がする。

そのころ地蔵岳山頂から大沼湖畔までスキーで滑れたようだ。ハイクアップした道はスキーコースだったらしい。

地蔵岳から小沼、覚満淵と歩いたのだが、途中鳥居峠で、行き止まりの道路と広場があって??なんだろうなと思った。

これはかつての赤城山ケーブルカーの山頂駅のあとだった。赤城登山鉄道利平茶屋駅からここまでケーブルカーが行き来したという。昭和30年代、高度成長時代の遺跡だ。

当時、東武系の資本と群馬県が赤城山のレジャー開発に力をいれたという。

南、西の前橋、渋川から、赤城山で遊んで、東側の大間々、桐生へ下る、またはその逆、みたいな遊覧コースをめざしたようだ。

構想はいったん実現したのだが、10年ほどで頓挫したという。

いま、ロープウェイもケーブルカーもない。スキーリフトもない。子どもゲレンデだけは生きている。

赤城山一帯はこのごろ静かな昔にもどろうとしているようにみえる。昔のひとが遊んだようなスキーやハイキングが楽しめそうだ。

スキー場も山も時代を写している。それにしても世相はさっさと変わっていくものだなー、と今さらながら感じる今日このごろ。