3.30.1997

根子岳スキー

四阿山と根子岳スキー
近所にして重宝、雪少なれど天気よし
 
azumaya-san
 
1996-1-28
member HIROYUKI ENO IRENE JIRO KISYA
四阿山高原ホテルに車をおかせてもらって出発。天気よし。牧場をえんえんといく。山にかか
り、展望よし。浅間の噴煙たなびきのどかなり。900発、頂上着1200。根子岳方面はヘリコが
通い騒々しいことかぎりなし。頂上で数人の山スキーヤーにあう。2、3日まえの降雪で雪は
一応あるが滑りにくい。さほど回転滑降するような好斜面はないか。300に車にもどる。適期
は2月か。降雪直後がよさそう。

1997-3-30
member TAJmember20人
朝イチ天気晴朗。峰の原のゴルフ場を一斉スタート。各自好きなルートをとり頂上をめざす。
1時間かけてトップで到着と思いきや、平山某氏がすでに裏側からのルートで到達せしを発見
。小一時間、全員がそろうのをまつ。

朝の快晴は幻か、ガスがたちこめ、寒風がふきすさぶ。くだりはおおむね往路をくだるが、ゲ
レンデ状のコースをはずれ右手、サラの斜面を選ぶのが正解。

ヘリが飛ばず静かでよかった。
傾斜はゆるいが滑りがいはたっぷりある。たしかにテレマークにはぴったりの山だ。見直した。

3.22.1997

西吾妻と磐梯山ツアー

SKI TOUR AT MT.NISHIAZUMA, MT.BANDAI-SAN
西吾妻と磐梯山ツアー
けっこう、イカしてる


磐梯山で
 
西吾妻山
1997年3月22日 メンバー 西原、直子さん、晴介、記者 
タイム グランデコ上1030-西ダイテン1200西吾妻1400-デコ1600
 
 早朝に東京をでて、グランデコの駐車場に800にはついた。先発2台はすぐ見つかった。眠い、と
か、お茶でもとか、ぐずぐずしていて、ゴンドラの終点は11時。今朝のトレイルがある。天気は悪い
が西ダイテンまでは登りだから間違いようがない。頂上であった山スキーとテレマークの5人のグ
ループは「西吾妻小屋をめざしたがリングワンデルングして戻ってきた」と話していた。

 磁石とマップで慎重に小屋を目指す。よい斜面があるらしいが、ぼくらのトレイルは樹氷のなかの
ジグザグトレイル。運よく小屋がみつかり昼食。西吾妻の頂上もガスのなか。ホワイトアウトの斜面
を転びながら下る。樹林帯にはいりツリースキー。

 1300メートル位になってから日がさしてくる。カンバの森がきれいだ。久しぶりに日本の山を滑
る晴介は『イカすなー』と賞賛しきり。最後は道路までくだらず、グランデコ下部の林道コースにうま
くトラバースできた。パトロール小屋へ報告しておしまい。
 
 登りはリフト多用、下りは高差1000メ
ートル、おもったよりも『イカしたコース』だった。「お洒落」なグランデコスキー場だが、
作られてよかったのか、悪かったのか、意見の分かれるところだろう。

磐梯山
1997年3月23日 メンバー 晴介、記者
タイム 裏磐梯スキー場930-頂上1230-スキー場200
 
 ときどき頂上がみえる。シールをつけてヤマカンで頂上をめざす。ぼくらよりも早出のグループが
いるらしい。トレイルを発見。1500メートルあたりで山スキーヤーの彼等に追いつく。

 やせ尾根のトラバースをすぎると頂上下の平地、シュカブラの斜面をつめ、頂上直下でスキーをデ
ポ。頂上には千葉からきたという中年の山やさんが4人いて、トン汁を作っていた。猪苗代側から登
ってきたという。冬模様の頂上で酒盛りとは余裕ありとみた。すすめられるままお酒と汁をご馳走
になって、すぐ下る。さらにふたりほどスキーで登ってくる。

 きょうのファーストシュプールをいただく。けっこう楽しめるスキイイングで、あっという間にス
キー場にもどる。『思ったよりも楽しめたぜ』と晴介さん。
 ところで教訓。山ではいつ何をいただけるかわからない。常に食器と武器は携帯しよう。

3.20.1997

岩手八幡平~乳頭山縦走



 

SKITRIP FROM HACHIMANTAI TO NYUTOU-SAN

岩手八幡平~乳頭山縦走
97年3月20日~22日 member=MORI HIKARI, MOMO,
 
NOW PRINTING
 
3月20日
 夜通し東北道をとばして安達太良サービスエリアで友人と待ち合わせた後、乳頭温泉  
で車を一台置き、もう一台で岩手八幡平のスキー場へ。天気予報通りの快晴だ。朝イ  
チのリフトで大黒森へ登り、茶臼岳に向かう。ここでTAJ理事の平山さんに偶然出  
会う。

 茶臼岳から平山さんの自宅が見えているという。とってもうらやましいぞ!
茶臼から八幡沼まではばっちりトレースがついている。今日の泊まり予定は稜雲荘だ  
ったが、天気も良く、時間も早いので寄らずに直接見返峠へ。アスピーテラインに出  
ると西風が強い。天気はちょっと下り坂だが、視界は良好、先を急ぐ。モッコ岳から  
諸桧岳は平らで視界があっても迷いやすい所だ。赤布とトレースがついているおかげ  
で、迷うことなくどんどん進む。ラッキー!険阻森までの間はほんとうにモンスター  
のような樹氷群だ。大深山荘も樹氷の中でわかりにくい。入り口を除雪して入る。明  
るく正しいトーホクの小屋だ。小屋着は15:30。

3月21日
 次の朝も快晴。大深岳まではあっという間。ここから人気コースから離れたルートと  
なる。トレースもなくなるのでルートをしっかり見定める。葛根田大白森が白い雪原  
となって、かっぱの頭みたい。かっぱ方面へはくれぐれも入ってはいけない。大深岳  
から見おろしたときはルートもはっきりして、ちょろいぜと思っていたが、いったん  
樹林帯にはいると視界が効かずとたんに不安になる。

 関東森へ入る尾根を間違えて一本北の尾根に入ってしまい急な沢を横断して修正する  
。ブナ林なら視界も効くがトドマツの樹氷では晴れていても迷いやすい。と、自分の  
読図の悪さを植生のせいにしてみました。ようやく関東森に着く。さいわい昨日より  
も良い天気で風もない。八瀬森山荘は中を覗いただけで通過。八瀬森は山頂を通らず  
に2000m付近をトラバース。曲崎山へと向かう。曲崎山はこのコース中で唯一ピ  
ークらしいピークだ。尾根もはっきりしていて迷う心配もない。急登を登りつめて山  
頂へ。鳥海山、秋田駒がよく見える。振り返れば昨日、今日と歩いてきた道のりが信  
じられないほど遠くに見える。

 山頂からはシールをはずしてフィルムクラストの快適な斜面を滑る。コース中、初め  
ての滑走だ。ブナの木々が大きく美しい。さすが葛根田!大沢森を越え、大白森山荘  
方面へまたもアップダウンが続く。ほんとうにテレマークの利点を充分に発揮できる  
コースだ。負け惜しみじゃないよ。大白森とのコルで関西学院大のワンゲル部がテン  
トを張っているのに出会う。連休というのに大深岳から歩いてきて初めて出会う人だ  
。彼らは田代岱小屋から来たという。

 ここからは彼らのトレースをたどって、すぐに大白森山荘に到着。もう15:30な  
のでここに泊まってもよいのだが、まだ天気がよいこと、今晩は満月に近い月が明る  
いこと、明日からは天気が崩れそうなこと、それから関学のトレースがあることを考  
えて田代岱小屋まで行くことにする。まじかよー。大白森までは急登で次第に疲れが  
たまってきた足にこたえる登りだ。飛行場のようにだだっ広い山頂を過ぎ、小白森か  
ら小さいピークを3、4つ越える。田代岱へのコルの手前で日が山に沈む。さような  
ら太陽。雪の山々が薄紫色に染まっている。

 足のほうはもうへろへろだが、ルートはトレースをただ辿って行けばよいので楽ちん  
である。次第に行く手の月が明るさを増してくる。振り向けば2000年に一度地球  
に近づくというヘール・ボップ彗星がまさしくほうき星らしく尾を引いている。なん  
て幻想的な風景!疲れも忘れてこの滅多にない素晴らしい山歩きを楽しむ。しぶいぜ  
!田代岱は月明かりを浴びて輝いていた。小屋に着いたのは夜7時半。ここまでくる  
とかえって気分爽快、ナチュラル・ハイ状態である。小屋にはだれも泊まっていず、  
乾いた布団がたくさんあった。充実感いっぱいで、すやすや眠る。

3月22日
 今日は曇り。視界はまだある。乳頭山まで30分。山頂付近はカリカリの氷。秋田駒  
もぐーんと近づいて縦走したいところだが、アイゼンもクトーもないのでおとなしく  
下ることにする。乳頭山から田代岱小屋へは沢を滑る。チョー粉雪!小屋から孫六温  
泉まではたくさんの登山者に会う。乳頭温泉の名湯「鶴の湯」で至福の時をすごして  
カンペキなフィナーレ!。


3.10.1997

ニセコでパウダー練習

ニセコでパウダーの練習(おすすめ二つのゲレンデ)
リフトパウダーはインドアクライミングのようなものか?
 
ボードでもテレマークでも
 
1997-3-10、13

 パウダースキーイングの練習をするなら、ニセコ(ボードの練習でもよいのだが)。冬はリフト
パウダー、というのが効率がよいからね。
 ニセコのパウダーならモイワ、というのがもっぱらの定評だったが、ところが最近はボーダーも
これを知って、モイワのオフゲレンデのパウダーエリアはシュプールだらけ。雪崩危険地帯の見返
り坂あたりもたくさん人がはいっている。
 そんなわけで、今回は西端のチセヌプリと北のワイスホルン山麓のニセコワイスで遊びました。
 チセヌプリは比較的傾斜緩く、パウダー潤沢。自衛隊の基地があるためスキーの下手な兵隊多し
といえどもいまだ混雑を知らず(陸軍時代からのご用達か? の雪上車は一見の価値あり)。ゲレ
ンデ内でもパウダー三昧の日々。セッピの尾根にまわりこめば人跡なし。急斜面も選択自在。バッ
クボウルもはずせない。
水ぬるむころには、チセの頂上を目指しさらにシャクナゲ岳への周遊ツーアもたのしからん。

 一方、ニセコワイス。ここもたのしからずや。リフトをつかってのぼり、くだりはゲレンデから
遠くはなれて、縦横に大斜面を選びくだる。地図をもっていくのがよい。第3リフトが動くことは
ほとんどないから、ワイスホルンの頂までツアー気分もたのしめる。アンヌプリ、イワオヌプリの
展望よし。
 
 ニセコのオフゲレンデといえば、筆頭はアンヌプリの北壁。ここは滑りたい。頂上から高差500
メートルの急な一枚バーンだ。雪崩はなし。極上のパウダーがたのしめる。花園まで下るのがよい
が、途中からひらふにもトラーバースできる、が、やっぱりここは五色温泉へトラバースが良案。
さらにアンヌプリの東尾根、大沢にも好斜面多し。雪崩注意。

 案内がてら、アコモデーションのご紹介も。
古いところでは、国鉄山の家、五色温泉(冬も除雪道路が通じてしまった。近々大改装とか)、昆布温
泉(老舗鯉川佳し)、さらに国民宿舎雪秩父(新装なった露天風呂はまるで田毎の月状態)。
モイワゲレンデ下の山小屋風のウッドペッカーは岳人新谷さんの宿。知る人ぞ知るテレマーカー中
村さんの宿はペンション・ハイクローツ。昆布温泉のうえの丘にたたずむ好環境。
 ついでに『呑爵』なきあとテレマーカーが集まる飲み屋はひらふのバンバン。