6.20.2019

六つ石山 急坂と広々尾根

奥多摩のハイキング2 だれにもあわず

2019年6月19日 水曜日
member 太郎、伊藤・記
5時半スタート。早すぎだろ

標高差1134m 登山常数22とかだけど。従来の技術度と体力度の星数がなじむ

奥多摩道(青梅街道)脇の駐車場に移動して5時半にスタート。水根集落は山腹に張り付くように数軒の家があって天空の村。ダムから見ても印象的だ。村へは舗装道路をたんたんと上がる。眼下に湖、向かいに御前山がみえる絶景の地だった。

古道(青梅街道かな)はこの村を通っていて、ほとんどダム湖に沈んだ旧村ではいちばん高いところにあったのかもしれない。ダム工事用の道路がいまの奥多摩道(青梅街道)となっている。
水根の村から御前山

小さいほうの山の神


榛の木尾根の様子、開けているのはどうも防火帯のよう

農家の庭先をかすめるようにして山に入る。きれいなスギ林の中のジグザグ急登をひたすら登る。山の神が2か所あった。

左手はきれいな雑木林で右がスギ植林帯。環境整備の事業が行われているらしく、スギの林はよく手入れされていて、1本1本が高くまっすぐ伸びている。樹齢は50年くらいか?、美スギである。立札の案内を見ると、経済活動の林業とは違う取り組みのようだ。

一度だけ小さな平があってそこでだけ休むことができる。まれにみる急な山道である。

ジグザグがおわり長めに斜上するとようやく広い尾根にでて明るい雰囲気にかわる。トウノクボという分岐点で、広い尾根が榛の木尾根。ワラビが生える気持ちのよいところだ。

尾根上は伐採されているのか、なぜか開けていて、緩い登りで頂上へ続く。

展望なしのこの日 

山頂着9時前。高い木が生えているのであまり展望はない。西側に富士山や南アルプスが見えるのだろう。切り開かれている。大層な山名標識があって、このあたりの山はこれが多いのだが、なんだか、、。

往路を戻る。あまりの急坂で膝が痛くなった。11時過ぎに終了。だれにも会わなかったのがへん。標高差は1000m以上あるがその割に展望はよくないし昨日の三つドッケのほうがいいかな。たぶん雪の季節なら面白いのだろう。


三つドッケ(別名天目山)

奥多摩のハイキング

2019年6月18日 火曜日
member 太郎、伊藤・記

東京都の秘境?日原の朝。正面稲村岩

一杯水の小屋

ブナ森の稜線

累積標高差は1255mらしい、コース常数26とか。ヤマケイマップ

朝早くでて多摩川沿いにさかのぼる。奥多摩駅(氷川)の先で右折して日原川そいにくねくね上がって日原の有料駐車場着。好天でもう数台の車がある。

7時半にスタート。旧日原小学校を見てから村中の急坂を登ってきれいなスギ林をジグザグに登る。振り返ると鷹の巣山がよく見える。右手の白い崖は、奥多摩工業の採石場あとようだ。このあたりの石灰の山をふたつみっつ消滅させた事業。ひたすら急坂を登るこの尾根はヨコスズ尾根というらしい。

急登を過ぎると、尾根上の地形になって、おだやかな起伏が続く。長いが楽しい尾根歩きとなる。
ブナ、クヌギなどのきれいな雑木林をぬけると一杯水の避難小屋。小屋の裏手の急坂を登る。オレンジ色の山ツツジが咲いていた。ドッケのひとつに登ると向かいに山頂が見えた。

11時、山頂には同じ年格好の人が3人。それぞれ単独で同じルートのようだ。
雲が多いが遠望は悪くない。川乗山、本仁田山、多摩川の谷をはさんで御岳、大岳、御前山。日原の向こうの連山が六石山、そこから雲取山まで尾根が続いているように見える。雲取山は雲の中。霞みの先に丹沢連山がひととおり見えた。

山頂から西に続く縦走路を下り、巻き道を一杯水の小屋にもどる。山頂すぐの下り道がヤブに埋もれていると引き返してきた人がいたが、よく茂ったアセビの間に道がかくれていた。
太郎元気

川乗山と本仁田山

左奥から御岳、大岳、御前山、右はしが六つ石山。ずーっと奥に見えるのが丹沢など

一杯水で今朝、雲取山から来たという中年にあった。日原起点で1泊2日?で一回りしてきたらしい。長距離ハイキングだが近頃はトレランの人が多いのでそれほど驚かない。

往路を戻る。木々の間から、三つほど小ピークを見上げる場所があった。たぶん三つドッケだろう。1時過ぎには終了。
ちちぶどうだん、という紅のつづじ。山頂に咲いていた

登りは車道を行って小さな道標で山に上がった

よもぎの湯に寄って古里のセブンイレブンで買い物してから奥多摩湖(小河内ダム)でのんびりする。




6.10.2019

国東半島・両子山

九州の山旅最終日

2019年6月3日 月曜日
member 伊藤・記

両子寺入り口、まだだれも来てない

両子山が見える

石造りの仁王像

九州7日目。
国東半島北端の国見道の駅を7時スタート。天気はまずまず。国道から分かれ山道に入る。登り下りがあってトンネルがあって、山中を大きく回り込むようにして登山口の両子寺着。ふたご寺と読む。今日登るのは両子山で、これもふたご山である。

両子寺は国東半島一の名刹だという。境内も広い。山門から本堂、奥の院と、両子山に向かってタテに延びている。
入山料300円をおさめて8時スタート。山門の仁王像は石造りの立派なもの、本堂も格調高いかな、奥の院は急崖に張り付くようにあって本尊は洞窟の中。

百体観音と奇岩怪石

南東尾根の様子

国東半島の最高峰だと思う

奥の院の脇から急登の細道があって鎖をたよりにそれを登る。百体観音が続き、苔むした巨岩の間を抜け、チムニーをくぐるなど修験のような道が続く、のが面白い。
「町界尾根から両子山へ」という案内があってトラロープがえんえんと急斜面に沿って延びている。道なき道でハイキングルートとは思えないが、道迷いの心配だけはない。

ロープに頼って急斜面を登りきると、ようやく南東尾根(たぶん町界尾根)に出ることができた。苔のついた大岩が点在する照葉樹の尾根をひと登りすると両子山山頂に到着。9時40分。

電波塔が三つも四つ乱立する殺風景なところでハイカー用の展望台があった。ガスが流れ雲海の合い間から海岸線が見える。四国や山口県あたりも見えそうだが今日は遠望なし。

反対側から20人ほどの団体が上がってきたので、入れ替えで下山とする。下り道は急坂のコンクリ舗装路で、これがノーマルのハイキング道らしい。電波塔の作業道だろう。11時には終了。

古代風景も復元している弥生の村

杵築の屋敷町

杵築城

山麓の弥生の村を見学。広い敷地にいくつもの復元家屋があって周辺の建物が見えないように設計されていて大昔の光景が演出されている。

時間があるので隣町の杵築市でお城や武家屋敷を訪問する。雰囲気のある町だった。
大分空港から夕方の便で帰京。

梅雨前線かな

今日の進入経路


一週間の行程。レンタカー走行距離は700㎞でたいしたことなかった

6.09.2019

国東の熊野摩崖仏

九州の山 5
2019年6月2日 日曜日
member 伊藤・記

国見海岸の向かいに姫島。その先は山口県かな

熊野摩崖仏

九州5日目。
夜半にかなりの雨。九州北部も梅雨入りか。雨になるかも、というので国東半島めぐりとしよう。くにさき道の駅から内陸の細道を走って熊野摩崖仏へ。

胎蔵寺の駐車場から坂道を登り、鳥居をくぐり急な石段を登ると大仏が現れる。
大日如来と不動明王でかなりでかい。

不動明王だがあまり怖くない

阿弥陀様だが関取みたいだ

素朴がウリだが彫刻には大層な時間がかかったことだろう。雨除けなどはなく昔のまんまか。苔やヤブなどはついていないからそれなりに手入れされているのだろう。

朝も早いから人出はなく静か。観光地化度は低い。急な石段の登り下りは年寄には少々厳しそうだ。高差は100mはありそう。

鎌倉時代の木彫りの阿弥陀様が座るという富貴寺に寄ってみる。小さめのお堂だった。

豊後高田市へ移動。
昭和の町、のコンセプトで大当たりしたという。観光客ゼロの町が今では年間40万人が訪れるという。レトロバスに乗って、ライスカレーをいただき、コインランドリーに寄ってから町を出る。

無料バスで町をひとまわりする

西海岸は長崎鼻など景勝の地でどこもサンセット通りらしい。海門温泉は名湯らしいがなにせ湯船が小さい。湘南ナンバーの軽自動車の若者ふたりといっしょになったが3人でいっぱい。真玉の道脇のスーパーバリューでいいサカナを見つけた。

半島北端の国見の道の駅にイン。海辺にあり、海水浴場の向かいの離れ小島が姫島。とくにインタレストポイントはないようだ。

結局この日は雨もなくラッキー。明日は国東半島の最高峰両子山にでも登ろうか。

今回の行程、おおざっぱに

6.08.2019

玖珠の万年山 難読山名

ミヤマキリシマさかり、九州の山 4
2019年6月1日 土曜日
member 伊藤・記

牧場の先のテーブルマウンテン

九州4日目。
湯布院の朝はまずまずの天気。気温が高く見上げる由布岳の頭はガスの中。こないだ大船山で会った夫婦から地元のハイキング山をいくつか教えてもらった。万年山、福万山、鶴見山など。めでたい山名ばかりだが、今日は万年山を選ぼう。

万年山と書いて、はねやま、と読めるのはローカルくらいだろう。国道を10㎞ほど走り玖珠町からくねくね道で山へ上がる。

登山口は牧場だった。7時半にスタート。牧場の仕事道を上がり、ミヤマキリシマ園を見てよく整備された山道に入る。万年山はメサとのことで溶岩でできたテーブルマウンテンだった。山頂9時。立木は少なく草花が咲き競う高原だった。

春霞で遠望はきかないが涌蓋山(わいたさん)だけはよく見える。去年登った九重の外れの山だ。

万年山の頂上部は高原状

愛用のパックと現地調達の杖など

往路を戻るが、いまごろになって登ってくるハイカーが多い。登山口駐車場は満車だった。10時終了。

この日の行程

湯布院に戻り、由布経由で臼杵市へ移動。有名な石仏群を見に行く。田んぼの広がる平らの奥にエリアがあった。国宝とあってかなりの観光地。のんびり見てまわる。あちこちに摩崖仏や素朴な石仏があった。平安時代のものかな。

国宝だよ

以前は首が落ちたまま置かれていた。これよく見ました

摩崖仏は立派な建物に守られている。この原っぱには古い寺があったらしい

東海岸沿いに佐賀関、別府を走り、国東半島を目ざす。関サバの佐賀関で見る巨大な煙突は銅を精錬する工場のもののようだ。

国東市境のJAいこいの湯に寄ってから海辺の小さな道の駅くにさき、にイン。ここは海水浴ができる。

6.07.2019

九重最高峰・久住岳

九州のミヤマキリシマ 3

牧ノ戸峠からの尾根道。ゴージャスでお買い得コース

久住山は溶岩ドーム、岩くずの山

久住山頂から対面に中岳、天狗が城、奥に大船山

2019年5月30日 
member 伊藤・記

牧ノ戸峠の朝、小雨。赤川温泉から久住山登山のプランはやめにして、ここからスタートしよう。おととしやはりここから雪の残る道を久住山、坊がつると歩いたが、展望がいまいちだった、再チャレンジのつもり。

6時スタート。雨は上がり視界もよく期待できそうだ。わずかな登りで稜線に出る。花はちょうど盛りで、新緑といっしょに奇岩大岩に映える。行きかうハイカーも少なくないが、尾根道は広くそれほど気にならない。

久住山山頂

稲星岳を回る

中岳の火口湖

坊がつるを見おろす。平治岳、大船山。最奥に由布岳

久住分かれからひと登りで久住山。8時過ぎ。頂上であたりの景色を楽しみ、稲星岳へ、9時。中岳へ登るころアラレと小雨になり雨具を着る。ガスが湧くことなく遠景がよく見えるのが不思議。

久住分かれから往路を戻るがところどころ泥道に変わっていた。西が明るくなり雨も上がり、牧ノ戸峠に戻るころには雨具はすっかり乾いていた。12時終了。

花と緑と岩、人気のハイキングルート

ミヤマキリシマはピンクと紫がある。矮木のほうが雰囲気

こんな感じが、らしい

長者原のまきばの温泉に寄る。牛乳風呂が名物らしい。快適なドライブで高原を下り湯布院へ移動。街中で買い物して湯布院道の駅に入る。去年ここから樹氷の由布岳に登ったのだったなあ。

今回予定の三山のハイキングは消化できたので、あと2日ほど余裕ができた。どうするかな?

今回の行程おおざっぱに