2.23.2003

小赤壁クライミング

2月23日(日)
姫路小赤壁
メンバー:森(ARC)、新田(神戸市役所山岳会)

前日が大雨のため、行くかどうか迷ったが、当日が曇りだったので出かけた。
小赤壁は日本100岩場の表紙にもなって、最近人気が出たエリアである。
海辺にあり、岩はすこしもろい。昨日の雨で岩はぬめっている。
ルートは短く、幕岩サイズ。

登ったルート
・イルカはおるか(9)
・ブラックメルセデス(10a)
・がらっぱち(10d):細かいフェース。
・スモウレスラー(11a):ハングの乗越しのワンムーブ。
・もうすぐ上高地(11a):かなりフィンガリーで最後は小ハング。このエリアには
めずらしくボルト8本の長いルート。
・ノーズ(10b)

2.20.2003

福岡の岩、奥日向神

奥日向神にクライミングに行ってきました
2003年2月20日?調査中
福岡の三浦です。 

昨日久しぶりに奥日向神にクライミングに行ってきました。 いつもはマウンテンバ
イクを一緒に乗っている仲間達がなぜか最近クライミングにはまりだしチャリを置い
て日向神ダムを目指しました。 途中お手ごろなスラブがあり軽くアップしてから、
通称「ダム下エリア」に向かいました。ここはダム建設の際に発破で壊した前傾壁中
心の人気エリアです。ダム直下なのに日当りが良くアプローチもわずか5分と幕岩並
みです。 ただ、福岡の某山岳会が取付けたらしいホールドが岩に醜く付いていて
ちょっとガッカリ、もともと人工的に作られた壁とはいえここまでやるかって感じで
す。 こんなあたりが九州のボルダラーがルートクライマーを快く思わない理由のひ
とつかもしれません。

メンバー:三浦(ARC)、松本、長島、足立(チームアウトバック)
登ったルート: 講習スラブ 5.7  サーチャン 5.9   イルネージュ 5.10a
(星付きのかぶり気味のフェイスで楽しいです。最後の一手が難しく10aは辛い
よ~) 

2.15.2003

ブナ沢山スキー

福島方面にスキーツァーに行ってきました
 
福島方面にスキーツァーに行ってきました。雪の少なさに驚きました。

2月15日(土) 猫魔スキー場~雄国沼~雄国山~ラビスパ裏磐梯
 ガイドツァーのお仕事。
2月16日(日) グランデコスキー場上部~ブナ平~スキー場中間部
 同じくお仕事。ネイチャースキーです。

2月18日(火) 桧枝岐方面、ブナ沢山
 裏磐梯でのお仕事の後、以前バカみたいなことで敗退したブナ沢山に行きました。
すぐ近くにある会津駒ガ岳があまりにも有名なため、また登山道もない地味な山なの
であまり知られていませんが、名前の通りブナ林の素晴らしい渋~い山でした。林道
の橋が最初の1つ目にあるだけで(それも橋ゲタだけ)あと8回沢を渡るのに危うい
スノーブリッジを渡ったり、対岸に飛び移ったり、ちょっと苦労しました。普通なら
この時期はラッセルがきついので、標高差1000mを超える山は日帰りでは厳しい
と思い選んだ山でしたが、2月とは思えない雪の少なさ。沢の中は全層雪崩れが出て
いるし、尾根下部はザラメになっているし、ポカポカ陽気で鳥も鳴いていて4月の
ツァーのようでした。このまま冬が終ってしまうのかしら?ちょっと寂しいです。
メンバー:山田忠彦、黒川春水

裏六甲烏帽子岩

裏六甲烏帽子岩
 
2月15日(土)裏六甲 烏帽子岩
メンバー 森、石橋
天気がよく暖かい日だったので、結構たくさん登れました。
烏帽子は自宅から岩場までちょうど1時間の近さです。

・太陽がいっぱい(9)
・熊カンテ(10a)
・ジャスティス(11a)
・アルゼンチリ(10b)
・イジわるおヨネ(10b)
・サイレントティアーズ(11a) 2便
・プロミネンス(11b)

プロミネンスは核心のムーブはできるようになりましたが、最後のムーブで落ちちゃ
いました。なかなかRPできません。関西でもマッドロックシューズを見かけるように
なりました。今日は天気が良かったのにクライマーの数は少なく、全部で12人しかい
ませんでした。そのうち2人がマッドロックを履いていました。ちなみに一番多いの
はミウラーです。烏帽子の岩にはミウラーがバッチリです。

来週は姫路の小赤壁に行くつもりです。

森 ぴか

草津の温泉スキー

草津の温泉スキー
 
草津芳ヶ平から、無事下山しました。
2/15(土) 早朝3時に尻焼温泉着 川原露天風呂入浴後、今回はおとなしく車
中泊
  7時起床、草津に移動し、8:50リフトとロープウェイで山頂に向かう。
(ロープウェイは9;00から運行)
  芳ヶ平ヒュッテに向かう。快晴だが、あまり気温は上がっていない、絶好の
コンディション。
  ヒュッテに荷物をデポし、「夕べパウダー降ったよ!」の声にいそいそと池
の塔へ向かう。
  池の塔谷コースを滑る。ひざ下パウダーだが、ものすごく軽く、ターンの度
毎に顔まで粉が降りかかる。
  ヒュッテに一度戻り、パスタランチ。きのこと明太子がうまかった。
  ヒュッテからも自分のシュプールが確認できる。小回りでかなりいい感じの
跡が残っててにんまり。
  ヒュッテの奥さんから、いい感じでターンがつながってるね~と言われてま
たにんまり。
  時間がまだあるので、もう一本池の塔へ。またもや谷コース。
  今回のラインはちょっと硬かった。でも、半分くらいはパウダー。またまた
にんまり。
  ヒュッテに戻ってビール飲んでから、お気に入りの雪洞スポットへ。
  1時間半かけて、かなりすばらしい雪洞が完成。一泊ではもったいない。
  すこし掘ると安定した雪がたっぷりで、がっしりしたヤツができた。
  夕飯食って寝袋に入ったらあんまり快適ですぐ寝てしまった。19:30
2/16(日) 雪洞が静かであったかくて、7時半まで寝ていた。
  起きて外を覗くと雪。しかも風が無い中を、じゃかすか降ってる。
  簡単な朝飯すませてヒュッテに。荷物をデポして今回はヒュッテ下の大平
へ。
  ここもひざ下パウダー。底はちょっとアイシーだけど、なかなかスンバらし
い軽さ。
  あんまりにも楽しくて、登り返してもう一本。
  よっこら登り返してヒュッテに戻り、ビールとパスタ大盛り。
  今日のパスタは、アンチョビのペペロンチーノ。
  山スキーヤーと、ゲレンデファットスキーにセキュラフィックス?の二人と
ヒュッテで一緒になり、ともに草津に下山する。
  常連だけの、大平経由下山コースでもって、またまたパウダー満喫。
  草津着15:00。パトロールに挨拶して、帰郷。
  関越高速がすごいことになってる&渋川伊香保までの道路は工事箇所多しの
ため、北軽経由で高崎、藤岡ICより帰還。思ったよりとっても順調に帰宅しまし
た。

いやー、先週はブレーカブルクラストに散々な目にあった草津でしたが、リベン
ジ大成功。
やっぱり最高!芳ヶ平ヒュッテ大好き! でした。
石塚

2.11.2003

2月3月のちゅうさん岩と雪

白馬みねかたクロカンスキーほか
 
伊藤ちゅうです。
2/11から週末がずっと雨で、現在SSの私は、これが呪いに感じるのであ~~たあ。
で、少々なが~い呪いの日記。

◆2/11
火曜は上京していたぴかと城ヶ崎を予定していたが、大雨で、pump1。
★次の週末は氷の用意万全だったのにこれまた大雨で、pump2。
久々ガメラと、だが、奇妙なことに”海辺のカフカ”談議。
●次の週末
たぶん最後の氷、と気合いを入れたが、本日もまた大雨、pump2。う~~~、呪
いだあ。
この日はガメラがいなくて(ホッ)、mrs.石橋となごやか談笑。おれらの写真取っ
て、まんま、大阪にいる旦那様へ送信。
う~~、いいかんじ。愛があるよなあ。
■3/3
白馬みねかたxcスキー大会。オレ10kで成績8位/28人、チミー5kで3位/
6人。
大草大会だけど、賞品とかはものすごくいい。1位になると、xcのレーシング板が
もらえるんだよ。
今年はソ~ナン者が出なかったけど、過去には何人かユクエフメイになって、とんで
もない沢でもがいてるオッサンとかいたりして。
近道とかのズルやると、結構アブナイのだ。
▲3/6
みうら~が上京したので夜、pump1に行った。
しかし、ロープをもってくることになっていた約1名(けんじさん)が、後天的健坊
(字が違う?)症でどっか別の世界へ行ってしまい、
ボルダリングで遊んだ?しても、みうら~ったら、すごいシェイプしちゃってて、
11cくらいのやつ、あっさり片づけやんの。びっくり。
★3/9
ようやく晴れた。ワクワクしながらわんさかカムをリュックに入れて、いざ城ヶ崎へ。
・・・ところが、今日も、また呪いがあああああ。
いきなし川奈から真っ黒な雲に覆われて、みるみる雨が~~~、げろげろ。うっそぉ
~。なんでだよ。後ろはド快晴なのによぉ~。
私たちは海に向かって、ばかやろ~と叫ぶのであった。
んでもって仕方なく、途中ド快晴だった湯河原へバック。
だども、この日の呪い第2弾、熱海でマラソン大会があって国道を止めてしまってい
たのであった。
んなこんなで、幕岩へ着いたときは、すでに12時を回っていたが、どういう訳かも
う一つ呪いがあるような気がして・・・。

アップのルートを登っていたら、背筋がゾクっとしたので振り返ると、あのあのあの・
・・あのクライマーが!?
呪いの決めだよ。これ。最悪だよ。誰だか云えないけど。

これで厄は終わったかと思いきや、おまけが。遠くからわしの名前を呼ぶ声が。
見ると木の上に登ってる猿が、あ、ちがった、
あいつだよ、また。ガックシ。名前、呼ぶなって。頼むから。だいたいなんでガイド
が木登りしてんだよ。

幕岩で日暮れまでに登ったルート(年の割、時間の割にはがんばったよねえ)
フライイング8,ハニーパイ8、アンナ9、与作ハング10c、そのあたりの謎のルー
ト10aくらい、同じく10bくらい、木こりハングのク
ラックだけ8(与作ハングだけワンフォールであとはos)

以上、ながながすみません。

2.10.2003

湯の丸山スキー

湯の丸山スキー
本日、湯の丸山へ行ってきました。
先週と同様、出身大学山岳部の学生2名と一緒です。

メンバー
金森智
柏澄子
野口泰助 獨協大学山岳部
塚越浩人 獨協大学山岳部

行程
2月10日 早朝離京
10~11時 湯の丸スキー場にて足慣らし
11時~ 湯の丸山登山開始
12時半 湯の丸山山頂 頂上直下の樹林帯で休憩後、スキーにて下山
13時半 スキー場着
13時半~ スキー場にて滑走

山をスキーで滑ってみたいという山岳部員1年生ふたりと一緒に行ってきました。
金森・柏はテレマーク。野口・塚越はアルペンスキーを背負って、輪かん登高。
ひとりは札幌市出身で、悔しいほどとってもいい位置に乗っていました。何の苦労
もなくはじめての山を滑っていました。


頂上は曇り、風。北アルプスの展望はナシ。
雪質はどってことなし。昨日の気温上昇と本日の風でパックされていました。
スノーボーダー、山スキーヤー、スノーシューの人など10人ぐらいいました。

雪山讃歌発祥の地である紅葉館のお湯はよかったです。
ICへの帰り道にあるアトリエフロマージュというチーズ屋さん(目白にもあり)も
よかったです。
------------------------
柏 澄子
KASHIWA Sumiko

2.08.2003

羊蹄山のスキー

羊蹄山のスキー
 
7日~12日までニセコにスキーに行って来ました。日頃の行ないが悪いので、3月中旬
並みの暖かさでゲレンデにパウダーはありませんでしたが、山に行きやすく、色々と
行動が出来たので結果的に充実した休暇でした。

7日モンベルチームと14時よりゲレンデ案内。
メンバー:三島/久住/藤田/久木田/小山/渡辺

8日羊諦山ヒラフコース(西面)登山口9時~頂上13時
天気が良く、また凄腕のテレマーカーが集まったので、ビデオ撮影をかねて羊蹄に行
きました。お釜滑降後、頂上から200mはコブコブで滑れたもんじゃなかったですが
(ノルウエー人はフォールラインで滑ったが)、標高差1.200mはパウダーをぶっとば
してきました。
メンバー:石橋仁/フローデ/ヘンリック/深町/井上/ゆきお/渡辺

9日チセヌプリ滑降に向かいましたが、視界が大変悪く、取り付きでツエルトを被り1
時間半待ちましたが、回復せず。撤退。
メンバー:藤戸/伊藤文男夫妻/堀川/伏見/アッシー/渡辺

10日羊蹄ヒラフコース~ヒラフ南沢滑降 登山口10時~南沢標高1.500m付近14時半
前日の積雪で多少ラッセルをしいられる。スタートが遅れたのとメンバーの登りが遅
れたので、最初から頂上は諦める。8日に滑降した所のコンディションが悪いので、
急遽南沢を滑降することにする。思ったより雪が悪く、沢の滑降から林間コースに変
更後はパウダーに恵まれた。深町家愛犬kに好かれ、ラッセル時、滑降時苦戦。
メンバー:深町佳代/伊藤文男夫妻/堀川/アッシー /渡辺

11日ゲレンデよりアンヌプリ通称北壁2回滑降
1回目は上部が視界無く、残念。下部はまあまあのパウダー。ジャクソン部は最悪の
コンディションだった。
メンバー:藤戸/深町佳代/伊藤文男夫妻/堀川/伏見/渡辺

12日ゲレンデちらりと滑り帰宅。

神津牧場のアイス

神津牧場のアイスクライミング
.
1.アパッチ 2.リトルインディアン 3.リトルインディアン
 
伊藤ちゅうです。

2/8土曜日、晴。
荒船山の北側、神津牧場至近のヤエグロ沢/インディアンサマー広場へ行ってきまし
た。
求人広告の効果がでないので、ICEはどうもなあ~っていうけんじさんに、いつも
のように無理を承知でビレイをお願いしました。
ここは、何年か前に岳人の贋トポ片手に辿り着けないクライマーが続出した、有名?
なエリアです。
僕らもしっかりだまされましたが、なんとか解決。
でも、そのときはすでに日が傾きかけていました。

気温がどっとゆるんだせいか、
一番興味のあった氷柱、シャイアン、アパッチ(25mのバーチカル)はいづれも、
上部が崩壊したようで、やや貧弱。
核心の抜け口当たりか、下地の岩が見えている状態で水がシャワーになって飛び散っ
ています。
最近のクライマーなら登るのかな?
でも僕の感覚では、迷わず”取付いちゃダメ”って答えの返ってくる出来でした。
これはでも、しっかり凍れば、大同心や南沢より上だと予想できます?う~~~~、
燃える!)
もうちょっと早く来た方が良かったかも。

この広場(実に快適な広場です)に面して4本の氷壁がありますが、右端がチェロキー
で、これも出来が悪く、前面シャーベットです。
ただ傾斜もないので興味なし。

左端にチムニーがあって、フランケが立派な氷柱になっていて、さすがにチムニーの
中なので良く凍っていました。
これがリトルインディアンで、実質20m弱ですが、取付きからの10mがリアル・
バーチカルで、南沢よりも+1ランクと感じました。
見た目よりもつららの形状が複雑で、岩登り同様のムーブになるのが面白かったです
ね。
落ちると反対側のカベに激突するかもしれないって感じで、結構びびりましたけど。
4時をもう回っていましたので、これ1本で、今回はおしまい。

神津牧場(車を牧場に置いてきました)までは、200mくらいの登りで、1時間弱。
ってことは来るときは下りなので、迷わなければ30分なんですが、いまでは、沢の
入口まで林道をたどれるのでもっと短縮できます。
ってことがあとで分かったのでした。
ただし、沢へ下る踏み跡は、つるつる混じりで相当急ですので要注意。

以上

草津山スキー

草津山スキー
 
皆様:

以下の計画無事終了しました。

芳ヶ平ヒュッテ付近にベースキャンプを設け、
1日目 池ノ塔への尾根の途中から、
2日目 大平湿原の斜面、
をのんびりと滑りました。
日中の気温が春並に高かったせいなのか重い湿雪で、
スキーを回すのが大変でした。
今回は雪はいまいちでしたが、
芳ヶ平近辺には良い斜面が多くあり、
ヒュッテの雰囲気もすばらしいので、
やはり何度行っても良いところだと改めて思いました。
青木邦彰




青木氏の報告に追加します。
今回は怪我人が2名でましたので反省を込めてレポートいたします

2月8日(土) 
  雪面の状況: 表面から3cmがクラスト気味、その下25cm程度がパウダー
で、パックされた底がある。
   パック面とパウダーの接合は弱層はあるが、トラバースして切れるほどではな
い。
   (斜度があれば、もちろん話は別)

  天気予報: 晴れのち雨。天候悪化がわかっていたので、朝1で出発するはず
が、寝坊をして9時30分ごろの遅い出発。
   芳ヶ平ヒュッテ着が11時00分ごろ。荷物をテン場にデポをして、池ノ塔山の尾
根を登り始めるのが11:30。
   女性メンバーの体調が悪く、夏道までもたどり着けず、尾根コースをそのまま
降ることとする。この時14時頃。
   夏道まで登ってトラバースして入る谷コースが日影で、雪質がいいことはわ
かっていた。
   時間切れとなり状況の悪い尾根コースを下ることになった。
   朝からピーカンに晴れた日、このころには雲量が増え始め、強いサンクラス
ト。
   下り始めてすぐ、クラストにトップを喰われ石塚が前のめりに転倒。スキー
トップで左眉の上を3cmくらい切る。
   出血し、サージカルテープも貼れないのでティッシュを当てテーピングテープ
で鉢巻して圧迫。
   痛みは無い。5分ほど止血した後、そのまま滑って全員でヒュッテに戻る。
   女子メンバーの体調は回復せず、夕食後ヒュッテに素泊まり。他はテント泊。

  反省点:  睡眠不足と出発時間の遅れ、体調不良を訴えたメンバーをすぐ降ろ
さなかったこと。
    その結果、天候の変化により雪質が悪化した中を降るはめになったこと。帽
子を着用していなかった。
  良かった点(あたりまえ):  医薬品、ツェルトなど、万が一行動不能になっ
た場合でも必要な道具が揃っていたこと

2月9日(日)
  前夜から降雪>暴風雪となる。朝はガスが激しく行動できず。9時頃から天気が
急速に回復。風は強いが晴れはじめる。
  雪面の状況: 暖気が入ったため、重い新雪が降り、天候回復とともに表面が急
速に溶けはじめる。前日クラストとなっていたところは、強風で新雪が積もらず直接
太陽と風にさらされていた。
  
  池ノ塔など、芳ヶ平から上部は風の影響で条件が悪いことが予測された。下部の
大平湿原へのピストンを最小限の装備でする。   滑走は、春の湿雪のような状況
で困難だがそれなりに楽しめた。
  登り返しの時には、表面から水分を吹くような状況で滑走が危険な状況。

  昼食後、荷物を背負って大平方面経由での下山は危険と判断し、通常のツアー
コースを降ることとする。
  激しいブレーカブルクラストで足を取られる。そんななか女性メンバーが転倒。
右足首をひねってしまう。
  ボキッという音を聞いたとのことで、靭帯か骨かしばらく様子を見つつ、その先
の下山コースの状況を説明する。
  ヒュッテからはせいぜい500m程度の場所なので、自力で滑って下山できなければ
ヒュッテまで担ぎ返すこととなる。
  本人の判断では、滑れるとのことなので下山を継続する。

  下山コースの雪の状況があまりにも悪いので、彼女の荷物を私が前にかかえ、状
況が良くなるまで空荷で下らせる。半分程度下ったところで、大丈夫とのことで荷物
を返し下山する。
  草津スキー場パトロール併設の診療所で、骨にヒビが入っている可能性があると
のこと。
  後日、ヒビ2箇所が確認された。

  反省点: 
    下山できたことは結果オーライではあるが、途中で再度転倒などしてしまえ
ば行動不能になることが予測される。
    (転倒したところからであれば、背負ってでも2時間程度でヒュッテまで帰
れた。)
    自力下山できるかどうかの判断を、ツアーの経験が多いとは言えない当人に
任せたこと。
    ブレーカブル・クラストの危険性を充分伝えなかったこと。
  良かった点:
    万が一行動不能になっても、翌日以降の救援を待つ充分な装備があったこ
と。

リーダーとしてグループを率いる責任と、的確な判断の難しさを実感いたしました。
自戒を込めて。

石塚

2.06.2003

九州のアイスクライミング

九州のアイスクライミング
 
ARCの皆さん、

ご無沙汰しております。福岡の三浦です。 石寺君のLee Viningに触発されたわけで
はないんですが、昨日宮崎にアイスクライミングに行ってきました。 そうなんで
す、なんと九州でアイスクライミングができるんです、しかも南国宮崎で。マルチ
ピッチに何度か行った比叡山の奥の鹿川渓谷のさらに奥、大崩山中の宇土内谷に凍る
滝があると話を聞いて、偵察をかねて行ってきました。

2/6(木) 
場所:宮崎県 宇土内谷
メンバー: みうら(ARC) 本(A&F大名店)

前夜の雪が気になりながら、朝5時に福岡を出発したものの高速のインターには無常
にも「通行止」のサインが・・・ 九州の高速は雪が降るとチェーン規制なしでいき
なり通行止になってしまいます。もっともチェーン規制なんてやっても誰も持ってな
いんですが。 と言うわけでひたすら一般道を南下したのですが、結構な渋滞で熊本
に入ったところで高速に乗れた時には10時を廻っていました。 

鹿川渓谷から雪混じりの荒れた林道で車高の高い車でないと無理そうです。何とか1
時過ぎに大崩山登山口までたどり着き、そのまま登山道を進み途中から道を分け宇土
内川に沿って進むと1時間ぐらいで目指す三段の滝があるはずなんですが、なかなか
見つからず。あきらめて引き返そうかと思った時に見事に凍った滝を谷の反対側に発
見しました。すぐに渡渉し取付まで行くと前夜の雪が薄く乗っているもののしっかり
凍っていました。ためしにアックスを打ってみると思っていたよりずっと硬い氷だっ
たのでびっくりしました。どうやら今年は寒いおかげで良く発達したようです。

早速、三浦がリード、本さんがフォローで登るとF1は寝ているものの40mぐらいのス
ケールがあり十分楽しめました。F2は10mぐらいですが結構立っててアイスクライミ
ングらしくなってきました。F2を抜けると目の前に20mのバーチカル(チョット大げさ
ですが)なF3が登場し本日のメインイベントとなりました。気を引き締めて登りきっ
てこれにて終了。 日もだいぶ傾いてきたのでいそいで懸垂で取付まで下り撤収。 

条件が良かったおかげで、初めての九州アイスクライミングは思っていたよりはるか
に楽しいものでした。 2月いっぱいがシーズンなのでチャンスがあったらもう一度
行きたいと思ってます。 以上。

2.02.2003

黒姫山スキー

黒姫山スキー
 

2月2日(日)黒姫スキー場~黒姫山往復  天気晴れ、滑降用意直後曇りに。

この時期日帰りで標高差1000mのパウダー滑降が出来、また行ったことの無い所を菊
池氏と検討した結果、十石山隣の硫黄山か黒姫のノーマルルートか、(まだまだいっ
ぱいあると思うが)ということで今回は黒姫にする。
東京を3時に出発、黒姫スキー場7時30分着。スキー場OPENの8時30分に第一クワッド、
第ニペアーを乗り継ぎゲレンデトップへ。本来ならもう一本リフトに乗れるのだが、
スキー場の運営体制が変わり、閉鎖になったのでハイクアップをスタートする。総
勢20人くらいの人が登っていくので驚いた。丁度1時間で旧ゲレンデトップ。

ここか
らも十分パウダー滑降を楽しめる。一本取ろうとするが、後から来たミニスキーのお
ばさんに煽られ、汗だくになりバテぎみで1時間かけて外輪山に。頂上は目指さず、
東尾根と呼ばれる所を滑降準備中に斜面がガスの中に、、、。

なんとか滑れる程度の
視界が復活するが?ぎんぎんに滑降出来ないのが残念だ。雪質は極上のパウダー。お
まけに斜度もあり、深さもあったのに、、。それでも大変楽しめたが。ルートを間違
えないように最後はゲレンデ横の沢に沿って下山。1時40分着。

メンバー:菊池哲男(カメラマン)、渡辺賢二

2.01.2003

大普賢岳アイス

大普賢岳アイス

2003年2月1日?
 お元気ですか?寒波がきたので、久々にアイスクライ
ミングに行ってきました。

 近くの奈良県の大普賢岳という山の谷です。今回はじ
めてで、ガイドブックの資料でいってきました。
 谷は地獄谷と小普賢谷の二つあって、今回は小普賢谷
に行きました。
 期待したほどの冷え込みではないようで、F1,F2は上
部が十分つながっておらず、高巻きになりました。
 F1は20m、F2は40mほどの面白そうな滝でした。

 F3からF11までは10mくらいまでのちいさな滝がつ
づいていますが、F7から同ルートを下降しました。
 F1、F2は50mロープで一気にラッペルできましたが、
途中でひっかかったロープをなおしていると水しぶきで
びしょびしょになってしまいました。

 まあ、日帰りで遊べるからこんなものかという感じで
す。今度は地獄谷に行ってみます。

(森さんこんどいかが??)ではでは。

                   黒川晴介