7.27.2003

奥多摩鷹ノ巣沢

7/27、日曜、日帰り、奥多摩/鷹ノ巣沢、ちゅうとチミ、お天気は曇りときどきパラパラ。
涼しい~。

鷹ノ巣沢は異常に水量が多い。
わさび田跡に残った昔の作業道で下流域を迂回しようとしたけど、寸断されていて悪い。
出合いにいったん戻ったが1時間半のロスで、ハイキングに切替えた。

稲村岩は石灰岩ででかい! 西側にハンガーがいくつか見えたが、クライミングありなのかどうか・・。
この基部をまいて、小雨の稲村尾根をぐいぐい1000m上がって、鷹ノ巣山。
ガスで視界のない石尾根を8kくらい歩いて奥多摩駅まで。

久々良く歩いたなあ~。さすがに右足首がまた腫れてきてしまった。

行程
東日原BS8:20→鷹ノ巣沢出合8:30~10:00→鷹ノ巣山12:50~13:10→奥多摩駅16:50

以上

7.20.2003

清津峡廊下下降

■清津川カヌー下降報告
地域:新潟県清津川(清津峡廊下) 
日程:7月20日(日)
天候:晴れ
目的:カヤックによる完全初下降

メンバー:深田・青木・松原・後藤・林(ロストアロー)・渡辺(ARC)
装備:スローロープ各自、補助ロープ30M、スリング・ビナ類、
   ツエルト他ビバークセット
動画ページは!
http://homepage.mac.com/f_fkd/

 今年予定していた黒部上の廊下下降のメドが立たず、どうにかカヤックでエクスペ
ディション的行為は出来ないか模索していたところ、98年成瀬氏、00年敷島氏グルー
プによる清津峡遡行記録が目に止まった。インターネットと地図情報また現地人、現
地トレッキングにて下降可能と考え、水の比較的少ないであろうこの時期がチャンス
と判断した。またメンバーは今シーズン集中的にクリークボーティング(激しく、比
較的狭い渓谷下り)をやり、既に今シーズン初下降を2つやった。
 清津川はかぐら・みつまたスキー場の手前を流れる川で、その周辺は陳腐な川だ。
また清津峡は渓谷沿いに遊歩道がある為、エクスペディション的な雰囲気は薄れると
思った。しかし、実際は渓谷の核心部である鹿飛橋から足尾沢出会の歩道は大きく迂
回していて、一度谷に入ったらエスケープすることがかなり難しく、事前情報ではそ
この部分は前出の2グループも敗退しており、滝が連続しているということで、かな
りのプレッシャーがある。やはりエクスペディションだ!下降ポイントの八木沢から
清津峡温泉まで約13KMである。覚悟を決め川に望む。

 8時八木沢を出発。これから約2Kは初級者でも下れる2級の瀬が続く。その後猿飛岩
が近くなるに従い3級-程度の快適な瀬になる。当然これからの行程で、橋以外は人工
物を目にすることが無く、水も澄んでいるので清々しい。アメリカやネパールに行か
なくてもまだまだ良い川はあるんだなー。
 鹿飛橋の直前よりクリークボーティングらしくなり、9時に鹿飛橋直下のとろ場着。
直後に初めの核心部が現れる。ここは前日に林氏にビレイしてもらい、猿回しの要領
で崖に取り付き、偵察していた。4級程度の2段のドロップだ。2名ほど沈したが、問
題なく下降。直後のプールに比較的新しいハーケンにスリングが掛かったおつかまり
紐があった。極端に川が狭くなり、緊張感が出て来る。間もなくして魚(よ)止めの
滝(3.5M)が現れる。偵察が可能で、淵に岩が無い為比較的簡単に飛べた。3名ほど
沈するが、滝つぼに巻き込まれることは無かった。高石沢出会は確認出来ず。足尾沢
出会までは快適な3級程度(時々3級+)の瀬が続く。
 10時半頃足尾沢出会に到着。河原に上がることが出来るので、休憩を取る。この辺
りより、とろ場が出て来る。谷が開けて来て今までの雰囲気とは違ってくる。間もな
くして、分かりにくいが通称長瀞と呼ばれる自然湖帯に着く。沢登りの人達は苦戦し
た所だが、カヌーにとっては一番楽な所だ。この自然湖をつくり出した崩落帯に11時
頃着。2階立ての家サイズの岩が多数川に横たわり、嫌らしい滝の連続で、部分的に
流れが石の下に入り込んで入る為、迷わずポーテージすることに決める。崩落帯
は200~300mくらいに渡り、2箇所の小山を越える。ロープを使い効率良く皆で連携し
てカヤックを運んだ為、想像していたより早く突破することが出来た。12時10分崩落
帯下部よりエントリー。林氏にロープを結び、滝の手前まで漕ぎ、滝の様子を伺う。
下に岩があり、また水量が本流では無く少ない為、カヤックをおり、人間とカヤック
と別々に下ろす。直後に4級-程度の2段のドロップが出るが、難無くこなす。その後
は3級程度の部分部分テクニカルな楽しい瀬が銚子滝過ぎまで続くが、この手前でト
ラブル発生。青木氏がわずかなところでピンニング(岩に張り付く)、かなりの勢い
でぶつかった為、ハル(底部)のまん中に30CMに渡る半月状のクラックが入る。応急
処置として、スポンジやペットボトルなどを加工してなんとか修理。ゴールまで直し
ながら下って行く。2~3級のセクションを快適にダウンリバーし、黒部上の廊下を思
わせる一帯を抜け、柱状節理の荘厳な雰囲気に包まれ、清津峡トンネルに差し掛かっ
た時は皆で固い握手で滑降を喜ぶ。2時10分前、駐車場到着。温泉にて疲れを癒す。


※今回完全なる下降ではなかったが(ポーテージをした為)、満足した。また地元の
人によると昭和51年に東京カヌークラブ所属の方が下降していたとのこと。(どの程
度なのかわからないが)残念だがこの川のレベルであれば十分ありえるだろう。次は
黒部か早出を目指したい。


-- 
渡辺賢二

7.19.2003

丹沢西沢下棚

.
........
 
ちゅうです。
7/19土曜梅雨未だ明け切らず、日帰り、西丹沢、西沢下棚、曇り時々ぱらぱら。
本日のBGMは(カセット、調子悪いんだよなあ)、ロクセットの名曲、Queen
OfRain。

下棚は、しもんたな、と読むらしい。
なので、、しもうたな~しまった!な、ってなる・・・し~~~ん、ガハハ。(アホ
か)
メンバーは、いつもの年金パーティ、けんじさんと。

畦が丸まで行く元気はないので、今回は下棚(45m)登攀のみ。
大昔は丹沢きっての困難な滝、って云われていた。いまは?・・知らんもんねえ~。

2Pってなってるけど、50mロープで一気に登った。
ラインは直線的って読んだのだが、実際には残置ハーケンのポイントは大きく左右に
振れている。
ロープはびしょ濡れで、いよいよ上部ではロプが重くなっちゃった。

全体に、逆層ぎみで、要所にカチはあるが、意外にもろい。
思いっきりチカラを掛けるとはがれてしまいそうだ。実際に2回剥がれてバランスを
くづしかけた。
残置ハーケンが多い(つまり登っているひとは多い?)のにどうして、こう良いカチ
がモロイのか?!

ここでクイズです。みなさん、これってどう思います?

とまれ、下半のスラブ~中間の水中カンテが核心かなあ~、
割と微妙なマントルも入ったりして(5.8くらいに感じたよ、マジで)。
ここは水泳のゴーグルが欲しいねえ。
それから服は水着がいいのかも。なにしろ10mくらい完全に水流に入るので。

総じて、気の抜けない、久々のアドレナリン・クライミングになりました。
けんじさん、フォローでもかなり面白かったって。
とまれ、じゃ~~ん、オンサイト!!

・タイムテーブル
西丹沢自然教室(パーキング)9:50~下棚10:40、11:10登攀スタート
~13:30(懸垂で取付き、メシ)、14:00~14:4
0パーキング

以上

7.06.2003

丹沢水無川/モミソ沢

 
ちゅうで~す。

7/6、日曜、日帰りで、to you(梅雨)まっさかりに沢登りしてきました。

・丹沢、水無川/モミソ沢、雨
・けんじさん+チミ+あっし
・大倉下バス停9:00→(戸川林道)→出合い(新茅の橋)10:40→バカ尾根
(堀山の家)13:05→大倉下バス停14:20

モミソ沢は有名だけど、私は初めて。
他の二人は戦前に来たそうだ(嘘だけど)。
ホントは、登っているうちに以前来たらしいことに思い当たったようです。

くら~い沢だけど、そこそこ登れる小滝が連続して面白い。
チミは慣れてないので3,4回ロープで確保した。要所にリングボルトあり。
難しいといわれている大滝はTopRopeがかかっていて、7~8人が占領してい
たので、水流を離れた左壁を直登。
ま、3級程度だね。

雨だけど、その割には登ってるひとが多いよね。さすが丹沢。
帰りに、対岸のスポーツセンターにある壁を見てきたが、立派立派。高距15mくら
い。すごいわ。
しかも前傾角度が可変なのよ。この構造はすごい。
利用するには資格がいるんだけど、JFAメンバーは問題ないようです。
料金は600円程度(時間で多少変動)。

以上

7.02.2003

チベット甘孜のトレッキング

甘孜のトレッキング報告

帰国後、なんだかバタバタして、報告が遅れました。
7月1~15日まで中国四川省甘孜チベット自治州へ行ってきました。
当初、成都在住の中国人の友人に、同じ時期に同じエリアに入るアメリカ人た
ちがいるので、紹介してもらう予定だったのですが、SARSのあおりでアメリカ
人たちのフライトがキャンセルになり、結局、友人にずっと付き合ってもらい
ました。

この時期、中国全土で大雨。各地で大災害がありました。私の旅も、思うよう
には行かず、残念。目的の半分も果すことができませんでした。結局、山を歩
けたのは、たった2日間だけ。


目的*
1 ツォップ谷のゴンパ詣と谷を歩き回って遊ぶ
2 リータン(理塘)のゴンパ詣
3 高山植物とチベット東部の山の写真をたくさん撮る
4 ツォップの競馬祭見学 ←これ、叶いませんでした。

メンバー*
柏澄子(ARC)、張少宏

行程*
7月1日成田~上海~成都
2~4日ツォップ谷に向けて、川蔵公路南線を友人の運転するランクルで移
動。途中、4000メートルの峠で何度か歩き回って順応したり、高山植物の
撮影。硫黄の温泉にも入る。

5日 ツォップ谷へ。ツォップ湖の脇に、BC設営。4100メートル。 村の
人に挨拶。子どもと遊ぶ。
6日 100周すると難病も治るという湖を1周だけしながら、谷の奥にある
ゴンパ見学。ラマは留守だったので、勉強中の少年に話を聞く(片言のチベッ
ト語で会話にはなっていないが、多少のことはわかった)。
7日 雨・雨・雨で停滞。ツォップ村の管理人の家に遊びに行く。管理人やラマ
にインタビュー。友人に中国語通訳をしてもらう。
8日 天候とその他の事情(安全面のこと)でBC撤収

9~11日 成都へ戻る。途中、海子谷への転戦も考えたが、大雨でボツ。ミ
ニャコンカをぐるりと周りながら(雨で当然見えない)、成都へ戻る。

12~14日 この天気ではどうしようもできないし、これ以上、二郎山を越えた
チベットエリアに滞在するのは難しいので(道が崩れると戻ってこれない)、
急遽、四姑娘山エリアへ向かう。川蔵公路北線は、道もそれほど悪くないし、
ホテルをBCにしてトレッキングできるから、多少の雨でも大丈夫とのこと。四
姑娘山がよく見える尾根をトレッキング。広島の方々が初登した、南壁のルー
トがよく見えました。
←成都経由で四姑娘山に向かったのは正解。南線から北上していたら……途中
の村に土石流が発生し50人が死亡。


15日 帰国。


ツォップ谷は、チベット色の強いところでした。通常、ギャルツェンと呼んで
いる、白い布ののぼりを、当地ではチョダーと呼んでいました。薄紅色で経文
が書かれていて風になびいている様子は、とても清々しいものです。

小川山を5個ぐらい重ねたような岩山(ジャージンジャンポ)に囲まれてい
て、ボルダーは腐るほどありました。昨年、ノースフェース&チャンネルディ
スカバリーチームがクライミングし、それに友人のお兄さんが同行したそうで
す。お兄さんの話によると、花崗岩の固い岩で、クラックとスラブ。ナチュラ
ルプロテクションによるクライミングが楽しめるとのこと。ピッチ数とかグ
レードはわかりませんでした。山のてっぺんは5000メートルぐらい?
今度、ARCのみんなでいきましょうか? ご希望の方、写真あります。

針葉樹と花崗岩の岩山と湖のある放牧地で、高山植物はた~~~くさん。
道中も花はいくらでもあって、20本のフィルムはほとんど高山植物です。ブ
ルーポピーとイエローポピーとレッドポピーがいっぺんに咲いているのは、初
めて見ました。ほかにも、はじめてみるような花もたくさん撮ったので、これ
から名前を調べます。

4・8日の両日にリータンのゴンパを訪問しました。ダライ・ラマ6世の詩が
心に残っていて訪ねてみたかったのです。多数の高僧を輩出した地で、超現実
主義の私でも、スピリチュアルなものを感じました。ゴンパ自体はそれほど大
きくないのですが。

食事は四川料理がほとんどで、ラー油より遥かに真っ赤なたれと山椒や豆板醤
が利きまくった香辛料で調理された、ワラビやヤク肉やドジョウやその他野菜
を食べていました。代表的な四川料理である火鍋には、ヤクの脳みそやアヒル
の足や豚の血のカタマリとか、ちょっと言葉にすると驚くようなものが入って
いるのですが、どれもこれもおいしかったです。ビールもワイン(これはフラ
ンス製だけれど)も旨くて、毎日ガブガブやっていました。
「”成都美人”という言葉があるように、唐辛子などの利いた料理は、脂肪を
燃焼させるので、いくら食べても太らない」という友人の言葉を鵜呑みにした
のが、愚かだった……。

本当は、山を歩いた報告をするはずだったのですが、(あくまでも!)天気の
事情により、こんな報告になってしまいました。


→晴介さん
このエリア、もっといろんな可能性がありそうでしたよ。今回、馬による移動
をマスターしてくる予定だったのですが、これができずに残念。やっぱり旅に
馬は必須かも。
→渡辺くん
川は、全て濁流。すごい勢いで流れていました。友人曰く、本当にカヤックが
おもしろいエリアはもっと奥とのこと。


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柏 澄子
KASHIWA Sumiko