5.10.2015

大室山のパラグライダー

大室山パラ
クラシックエリアのリッジソアリング
member 小谷 島袋 伊藤フミヒロ記 

2本目はてっぺんに戻れなかった。中腹火口がわかる

大室山火口



5月10日 日曜日 はれ
 
 伊豆の大室山は、いまどきは流行らないパラグライダーのクラシックなエリアだが、かっては日本でいちばん人気のある山だった。30年以上前。カモシカのダンプさんあたりがホームエリアとして盛んにトレーニングしたところだ。というのも、そのころダンプさんと平田健ちゃんのパラグライダーの本を作ったことがあるのでそんな昔話を知っているのである。そのころ自分がここで飛ぶことなど予想もしなかった。
観光の人がいっぱいで恥ずかしい

御大の安定フライト

別荘エリアからサーマルが上がる

 大室山が大好きな小谷御大と島袋氏に誘われて相乗りで大室山へ。久しぶりというか前回来た時は風が悪く飛べなかったので初飛び。リフトで観光のお客様と一緒に上がる。池観光という会社が営業していて、ご存じ、伊豆高原屈指の観光地。池というのは地名で大室山南麓のせき止め池のあたりの平こと。
 午前中に2本。1本目は30分ほどのフライト。リッジソアリングは山肌に当たる上昇風を使って斜面ぎりぎりを行ったり来たりして攻める。尻が斜面につく直前に風に乗って舞い上がる。一瞬も気が抜けない、が面白い。
 2本目は具合がよくサーマルに乗って高く上がっので海に向かって飛ぶ。写真撮影に手間取っているうちに高度を落としテイクオフに戻ることができなかった。メインランディングに着地。30分のフライト。後ろを見るのを忘れていた、カンが鈍っている。
 昼過ぎ、3本目をとリフトで上がるが風が強過ぎでリフトで下山。こんな判断は年の甲ならでは。
 先達二人も大室山の強風フライトをたっぷり楽しんだよう。用事がすんだので伊豆スカイラインでさっさと帰京。


 小谷さん、島袋さんと久しぶりに飛べたのがよかった。こんな強風のリッジソアリングができるようになったのも、山中湖大平山での何年かの訓練のおかげだ。その古い仲間と飛べたのでこのところ願っていた事案が片づいた。
 帰路の車中で、今日まで大過なく飛べたのも今は亡き水野先生の教えがあればこそ、そのほかゴシップあれこれを語り合う3人組であった。
3人のランチ。今日はローカルもこなかった(御大撮影)