武尊山玉原とオグナ武尊
師走大雪のあと。武尊山の麓には10以上のスキー場があったのだが
2020年12月23-24日
member itokisya 記
玉原。林の中滑れる |
鹿の俣山から武尊山 |
林の向こうに谷川岳とか至仏山とか見えているはず |
ウリ坊がいた |
iPhoneで撮影 |
12月23日水曜日
1週間ほど前、急な大雪で関越道が止まった。何千台か立ち往生したというニュースが流れた。12月なのに珍しい。そんなわけで雪は充分らしいので武尊山方面へ。
沼田で関越道を降りると雪国だった。たんばらスキーパークへ行き4時間券でひと滑り。林間スキーが楽しい。昼ころ鹿の俣山へ。昨日と今日のトレースが1本づつあった。
パノラマ写真を撮って下山。白沢道の駅へ。温泉のある人気スポットだが夜はガラ空きだった。
オグナ武尊。正面のちいさいのガチャピン? |
黒保根の道駅 |
12月24日 木曜日
朝はマイナス2度ほど。好天。オグナ武尊へ移動。クリスマスで仮装のひともいたが空いていた。
1日券2000円で格安。
前武尊にのぼるつもりだったが、上部2本のリフトが運休、で、ゲレンデ練習。上部リフトは土曜日のみの運転だという。ここのウリだったクアッドリフトが老朽化で廃線になったのは2013年。
ここも衰運のながれにあるらしい。格安リフト券はワケありだった。
昼にきりあげて帰路に。県道62号沼田大間々線に入り、赤城山の東麓を越えて大間々にでる。信号などなく快適なドライブだった。
以前ヒロユキさんと赤城山黒檜山東面スキーしたときこの道を通ったはず。
駅温泉のある水沼駅近く、黒保根道の駅で野菜を買った。
北関東自動車道で高崎経由、関越道で練馬まで。環八通りが大混雑で1時間以上かかった。年末のせいか。
おまけ 赤城山の盛衰
ロープウエーとケーブルカーが見える。猪谷旅館も。いつまであったのだろうか。 六合雄氏の姉と子がひきついだという。甥はその後saJの有力な人。ネットから拝借 |
往年のにぎわい。その前は文人がやってきたという。いまはなんもない。 赤城のスキーといえば猪谷旅館、猪谷六合雄。千春さんもここで育った。 いま老舗の青木旅館があるのみだが、ここもスキー史には登場する |
この秋の赤城山ハイキング。電波塔の林立する地蔵岳に登ったとき、見晴らしのいい平場があって??なんだろうなと思ったのだが。
あれは赤城山ロープウェイの山頂駅の跡だった。ふるい地図みてわかった。そういえば以前、黒檜山から遠く山頂駅をみたような気がする。
そのころ地蔵岳山頂から大沼湖畔までスキーで滑れたようだ。ハイクアップした道はスキーコースだったらしい。
地蔵岳から小沼、覚満淵と歩いたのだが、途中鳥居峠で、行き止まりの道路と広場があって??なんだろうなと思った。
これはかつての赤城山ケーブルカーの山頂駅のあとだった。赤城登山鉄道利平茶屋駅からここまでケーブルカーが行き来したという。昭和30年代、高度成長時代の遺跡だ。
当時、東武系の資本と群馬県が赤城山のレジャー開発に力をいれたという。
南、西の前橋、渋川から、赤城山で遊んで、東側の大間々、桐生へ下る、またはその逆、みたいな遊覧コースをめざしたようだ。
構想はいったん実現したのだが、10年ほどで頓挫したという。
いま、ロープウェイもケーブルカーもない。スキーリフトもない。子どもゲレンデだけは生きている。
赤城山一帯は、静かな昔にもどろうとしているようにみえる。昔のひとが遊んだようなスキーやハイキングが楽しめそうだ。
スキー場も山も世相を写している。それにしても時代はさっさと変わっていくものだなー、と今さらながら感じる今日このごろ。