11.02.2022

乳房山ハイキング(母島)

母島へ渡り小笠原最高峰のぼりました

2022年10月28日

メンバー イトウフミヒロ 記

母島見えました

追っかけてくる

亜熱帯の森

海風が吹きわたる。山頂みえます

ハハジマメグロは名物鳥


7時30分発のははじま丸に乗りました。時刻表では9時半母島着。船は午後2時に母島から折り返します。その間に乳房山(標高463m)に登ります。


1時間ほど航海して母島がはっきり見えてきました。山頂は雲に覆われていて海洋島らしい風景です。


ははじま丸は遅れて9時50分に母島沖港につきました。観光案内所によって登頂証明セットを入手、町中をくねくね歩いて迷うことなく登山口につきました(近くに登山口がもうひとつあって、そこからの道は別尾根をたどるもので、山頂直下で通行止めになっています)。


10時10分スタート。12時までに山頂に着けばいいなと計算しました。なんとなく気がせきます。汗かきながら登ります。実際気温も高いのです。

南国風の森がつづきます。背の高いシダやソテツの類のジャングルです。道はよく整備されていて案内板も多数、雨のあとなので靴を汚さないように気を使います。茶色のトカゲと緑のトカゲを見ました。

尾根に上がると涼しい海風がふいてきました。アメリカ軍が落としたという爆弾でできた穴ぼこが目印になっていました。黄色いコマドリがいました。名物のハハジマメグロだとあとで知りました。

ハイキングの山でした

山頂から沖港を見下ろします

島の東海岸一部

有名な苔石でしょうか

登頂証明、案内所で絵はがきももらえるそう


11時30分頂上に立ちました。西と東の展望台があって海が見えます。眼下に沖港とははじま丸もわかります。登頂証明は頂上標識をコピー用紙にクーピーでなぞるようになっていました

鷹がゆうゆうと飛んでいます。名物のオガサワラノスリだとあとで知りました。


のんびりしてから下ります。ひとり男性があがってきました。しばらく下ると道端にハート型の苔石を発見。ポスターにもなっている苔でムニンシラガゴケだそう。ムニンは無人(島)のことでBonin islandの語源、小笠原島のことです。近くで登りの女性ハイカー数人が休んでいました。


ははじま丸は定時に出港、間にあいました。乳房山頂は相変わらず霧が流れていますが頂上は確認できます。

黒っぽいカモメが何羽も船を追いかけてきます。名物のオナガミズナギ鳥だとあとで知りました。カツヲ鳥もいるようです。 

午後の沖港から見る乳房山と剣先山


追記
ヨッキれんのページ やまいが

こんかい小笠原へ行ったのは、行ったことがないから、ですが、その気になったのは、
ヨッキれんの長大な小笠原軍事国道のレポートをよんだのがきっかけです。
オブローダーで自転車野郎のヨッキれんのブログは知るヒトぞ知る廃道廃線探索の人気ページです。私もずーっとファンでいます。

ヨッキれんは父島にも愛用の自転車をもちこんで廃道を探索しています。
彼の探索したいくつかのポイントを私も見ることができました。見るだけですが。彼のように崩壊トンネルにもぐったりはしません。
二見港のターミナルの目の前に軍事国道のトンネルがあります。今は歩行者専用になっていますが、頑丈なトンネルが2つ続いています。信号のところに立てばだれでも見ることができます。
そのほか扇浦の浜の休憩所の向かいにも軍事国道トンネルが見えます(ここで私見ですが、島を要塞にするためにあらゆるものを地下化、表面を膨大なコンクリートでもり固めた、という感じですね。島のほかの戦争遺跡をみてもそれがわかります。となりの硫黄島があ~なったわけですからその用意はまちがっていなかったのではないでしょうか)。
ところで、
ヨッキれんはひらぬまさんという方で廃道廃線業界では神とあがめられている青年です。著作も多く実業の日本などからでています。

yokkirenの小笠原父島軍事国道レポート


ヨッキれんのホームページ
やまいが、と略称されていますが正式には
「山さ行がねが」という不思議なタイトルです。
秋田弁で、山へ行かねえか、山へ行こうよ、という意味ですが、登山レポートではありません。が、山屋がよく知っている山や山腹、山麓の探索も多く、とてもおもしろいです。レポートは膨大な本数があります。
二見港前の軍事国道トンネル。ここから南へ無理やりトンネルがいくつも

ウィキペディアのヨッキれん(平沼さんの愛称)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%B2%BC%E7%BE%A9%E4%B9%8B


参考 母島地図