5.28.2024

立岩(西上州)

 南牧村のドロミテがキャッチコピー

date 5月26日 日曜日 くもり

member itokisya(記)

標高差は550mくらい。尾根の縦走がたのしい

あのあたりの山かな。ヒル注意の案内ありました

花はヤマツツジくらい、だれもいなくてうれしい、さみしい

ぼこぼこした山があちこちにあります。遠くの山は見えません

この斜上するクサリ場はけっこうこわいです

右の立岩山頂から越えてきました。岩場がいくつか

イヌムキ不動寺。オーバーハングした崖下にあります。滝壺は10mもこちらがわ

前日の午後出、関越道を本庄児玉でおりて254国道で下仁田、左折してくねくね道(県道93号)を南牧(なんもく)村へ。向こうに見える凸凹の峰が今回登る山のよう。初めてのところでたのしみです。

南牧道の駅泊、土曜の夜ですが2−3台しかいません。


5時起きで活動開始、今日は1日くもり日。村はずれの立岩(たていわ)登山口標高700m、駐車場に先着1台。道の駅でみかけた若者二人組が先行しているらしい。6時スタート。

暗いスギの植林帯を進みます。だんだん急坂になってガラ場をつめると岩壁。斜上するクサリ場があって靴ひもを締め直します。1️級くらい(だれでも登れる)の岩場ですが高度感あってこわい、これを越えると稜線にでました。標高1200m。ここまで1時間半。あとわずか。


明るい細尾根を進み岩壁をまくようにして急坂を登り、最後の岩の道を越えるとせまい山頂。1265m、8時着。


霧が流れています。近い山は見えます。

周回ルートで下りましょう。やはり急坂です。下りきった先に小さいけれど手ごわそうな岩峰があらわれます。え、これ登るの?と思いましたがクサリもあり問題なく越えられました。その先の分岐から林の中のふつうの下りになりました。

威怒牟幾(いぬむき)不動はなかなかのもの。火山由来の大岩壁ですが最下部が洞穴状になっていて廃寺がありました。細い滝が落ちていて裏見滝になっています。

洞穴はほかの岩場でも見られます。節理のせいか岩壁下部が自然の岩小屋になっているのが不思議。


のんびり下りましたが小さな沢こえで道迷い、スマホを見て修正しました、軌跡がトラックに残っています。

10時半にはクルマに戻りました。4時間半のハイキング。

南牧村のドロミテですが、ぜんぜん違う、とも言えるし、ちょっと似ているかも、という感じです。

まだ早すぎるのであとはあちこち見てまわることにしましょう。



麓の南牧村(なんもくむら)を見学しました

秘湯、星尾温泉。古いらしい。鉱泉沸かし湯、駐車場は数台のみ

日本一の高齢者率で有名らしい南牧村。険道93号のようす。とんがりは三ッ岩岳でしょう

チャートでできた蝉(せみ)の渓谷。海の岩もあれば周りは火山の山、不思議です

黒滝山不動寺。上州一の厄除け不動がおわします


2つの南牧村、群馬県甘楽郡南牧(なんもく)村と長野県南佐久郡南牧(みなみまき)村


登山口のすぐ下に星尾温泉があり日曜日はやっているそうなので寄りました。1000円です。湯船は一坪くらいですがさっぱりします。ひとり出てひとり入ってきました。せまいので自然になんか話すことになりますね。

村中を走る県道93号は、古道で、信州の佐久臼田になんとか通じているようですがものすごい悪路らしい。村中でも1車線のところがあって、民家の軒先を走ります。年寄り率日本一で空き家が多いとか。村のホームページにあれこれ泣かせる話がありました。江戸の昔から砥石の産地、黒滝山不動も賑わっていたそう。その後こんにゃくも作った林業もやってみた、が全部が廃れてしまい、いま手のうちようがないらしいです。

村の名物は、あまたある山中の滝だそうです。もうひとつの名所が黒滝山不動寺というので行ってみました。けっこうなところでした。

7月に南牧村を再訪、立岩と村の写真をとりました


ふたつの南牧村についてはドライバーなので知っていましたが、なんでかな?と思っていました。下の記事を読んでも、かわらずすっきりしないのですが。



南牧村は二つある!

http://home.r07.itscom.net/miyazaki/zakki/mura.html

上のページに南牧村の由来などありました。ほかの記事もおもしろい。たまたま、この人宮崎健さん、夕刊フジの元記者。タブロイド版のはしりで、一世を風靡した駅売り新聞。
夕刊フジ創刊当時そこで学生アルバイトをしたことがあったので編集部や整理部の人を何人か知っています。とにかく活気のある面白い職場でした。下のページを見るともう鬼籍に入られた人も多いようです。55年前、大学4年生で21歳だったわけだから。それでも名前や顔を覚えているのが不思議です。そのときのアルバイト仲間もかなりおもしろかったのですが名前は忘れてしまいました。
山路昭平、馬見塚達夫、安藤徹、島谷泰彦、岡芳輝、千野境子、原口順安そのほか、みなさん有名人です。

夕刊フジOBのページ

http://home.r07.itscom.net/miyazaki/fuji-35/